2011.07.30 Saturday

路線バス乗りつぶし 川崎市営バス編 その3

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    ●川崎市交通局 柿04 鷲ヶ峰営業所前→柿生駅前


     川崎市宮前区と多摩区の境に位置する川崎市営バス「鷲ヶ峰営業所前」から、小田急線「柿生駅前」とを結んでいる系統が「柿04」系統です。運行回数は柿生方向が平日・土曜・休日ともに2便、営業所方向が平日5便・土曜と休日がそれぞれ2便というごく限られたものです。
     
     当バス停はここを途中経由地としている系統もありますが、出入庫に関連して起終点とする系統も多く、ポールにはズラリといろんな行き先が表示されています。この「柿04」系統も「溝17・溝口駅南口〜柿生駅前」線の出入庫線的存在です。

     今回乗車したのは平日の14時16分発の便で、平日2便設定されているうちの2便目です。この営業所には市営住宅が併設されているほか、近隣には県立生田高校があるため、ここに通う高校生の利用も多く見られ、出入庫系統が主体とはいえ、多くの行き先のバスが出ているこのバス停の利用者はかなりある様子で、ダイヤ設定に当たっては意外に無視できない点かもしれません。この日も夏休みに入った時期でしたが、補習や部活動などで登校している生徒も多かったようです。
     
     路上バス停のため、発車時刻になってから大型のいすゞエルガ・ノンステップ車がやってきて、私と高校生の2名が乗車しました。わずか2回しかない柿生駅前行きですが、この日はたまたま下校する時間帯にうまく合っていたということでしょうか。

     鷲ヶ峰営業所の敷地は丘陵地帯の一角に設けられており、周辺の地形は起伏に富んでいます。坂を下って、稗原交差点で幹線道路の尻手黒川道路に右折します。ここから先は溝口駅南口からの「溝17」系統が合流し、あとは終点まで同一経路となるので、運行頻度も毎時2便程度となります。
     宮前区から麻生区の境となる「田園調布学園大学前」バス停で最初の途中乗車が1名ありました。ここは区境であると同時に、東急バスと小田急バスの路線網が入り混じったところです。エリア的に見ると、宮前区側が東急エリア、麻生区側が小田急エリアという感じです(2社共同運行による相互乗入路線などもあるので、厳密なものではありませんが)。市営バスはその2社の隙間を縫って走っている感があります。

     片側二車線の尻手黒川道路を走るのはここまでで、田園調布学園大学真ん前のヨネッティ前交差点で左折。あとはひたすら片側一車線の狭い区間が続き、わずかですが、この区間は市営バス路線の単独経路になります。地図で見ると、このバス路線の両側には新興住宅地が迫っていますが、私鉄系と違ってニュータウン開発にはあまり縁のない公営バス路線は、その開発から取り残されたような道幅の狭い区間を走ります。特に溝の口から乗ってくると車窓の変化を楽しめますが、いずれはそんな長閑な風景も開発の手に呑まれてしまうのかもしれません。

     「日吉ノ辻」バス停でまた1名乗車。その先の突き当たりが日吉ノ辻交差点で、これを右折します。これより先は「たまプラーザ駅」からの東急バス「柿01」系統が終点まで並走となり、それらを合わせれば、さらに高い運行頻度となります。またこの区間内では2者共通定期券も設定されているので、それを所持している旅客であれば、そのときに応じて来た便に乗れば良いわけですが、各社の全線フリータイプの定期券が普及したり、事業者を選ばないPASMOなどの電子マネーの利用が増えた昨今、区間指定の共通定期券を利用する向きは今ではどの程度残っているものでしょうか。

     裏門坂交差点では「新ゆりグリーンタウン」へ向かう「柿03(出入庫)」系統と、「新百合丘駅前」に向かう「新11」系統が右に分かれますが、当便はさらに直進します。
     「琴平下」バス停の右手に赤い鳥居がありますが、これは停留所名に由来する「武州柿生琴平神社」です。

     そして、石橋交差点(バス停は「王禅寺口」)で右折すると、センターラインの無い狭路となりますが、すれ違う場所さえ把握しておけば、大型バス同士のすれ違いには問題ないレベルの広さはあります。この間にある「東柿生小学校」バス停で1名、その次の「麻生不動入口」バス停でも3名乗車があり、徐々に車内は席が埋まっていきます。

     「花島」バス停を過ぎ、新大谷という交差点で左折するのですが、その交差点の片隅にはバスの折返場があり、それは小田急バス専用の「大谷」バス停です。ここを起点として新百合ヶ丘駅や百合ヶ丘駅とを結んでいる路線(新15/22/百02系統)が出ていますが、市営バスと東急バスではここには入りません。ちょうど当便の直前を「新22」系統の小田急バスが出発していき、当系統との共通バス停となっている次の「真福寺」バス停では大勢の客を乗せて出ていきました。こちらにも2名の客が乗ってきましたが、大型ショッピングセンターなどの商業施設が集まり、優等列車も停車する新百合ヶ丘駅に向かう路線の方が利用者は多いようです。
     そして、真福寺交差点を左折して新百合ヶ丘方面とは分かれ、再び道が狭くなると、今度は前方に誘導員が立っており、バスはその指示によりバスを進めます。この先は見通しが悪く、信号のない交差点でバス同士が鉢合わせにならないように配置しているものです。

     それを通り、右に曲がれば間もなく終点の「柿生駅前」に到着となります。ここまでの所要時間は23分、運賃は川崎市内均一の200円で、私を含め9名の乗車がありました。
     かつての「柿生駅前」バス停はもっと駅に近い場所、まさに『駅前』に立地して乗り換えには便利な位置にありましたが、そのスペースはあまりにも狭く、大型バスの通行には危険が伴っていたため、駅前再開発に関連して当面は駅から少し離れた場所に暫定的にバスターミナルが設置され、現在関連するバス路線はすべてここから発着しています。


    運行形態:B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆
     

    ●川崎市交通局 柿03 柿生駅前→新ゆりグリーンタウン


     続いて乗車したのは「柿生駅前」から、麻生区王禅寺の大型団地「新ゆりグリーンタウン」とを結ぶ「柿03」系統です。この系統には以前にも乗車しましたが、今回は再訪し沿線写真などを加えてみました。

     前回訪問したときは休日だったのですが、今回は平日で、どちらにしても運行回数は今でも一日1往復だけ。平日ダイヤでの発車時刻は14時46分発となります。前述の「柿04」系統到着から7分の待ち時間しかありませんが、この間に他に到着したのは「たまプラーザ駅」からの東急バスだけで、川崎市営バスの到着はなく、結局発車時刻の2分前になって乗り場に据え付けられたのは、先ほどと同じ車両でした。平日日中の「柿04」系統1往復は、その前後の運用が「溝17」系統ではなく、この「柿03」系統へのつなぎだったわけです。ちなみに土休日ダイヤの場合は「新10」系統の運用間合いで、新ゆりグリーンタウン側から単純に1往復するダイヤになっていて、それぞれ組み合わされる運用パターンが異なっています。いずれにしてもこの一往復は、わざわざ走らせている感があり、この「柿03」系統は明らかに権益確保のための運行なのだと思われます。
     
     発車時刻になりましたが、私以外に乗客はなく柿生駅前をあとにします。
     発車すると、先ほど「柿04」系統で通ってきた、新大谷交差点までは同じ経路です。
     次の「柿生中学校下」バス停で1名乗車。敬老乗車証利用による高齢者の方でした。しかし、乗ったと思ったのも束の間、2つ先の「真福寺」バス停で早くも降りてしまい、再び私だけになります。たまたまやってきた便がレアな「柿03」系統だった、というだけだったのでしょう。

     途中バス停のポールは見た限りではほとんどが並行する他社との共用ポールで、「真福寺」だけが別々に立てられていました。新大谷交差点で「溝17/柿04」系統のルートは右に分かれ、こちらは直進、市営バスの免許維持区間に入ります。沿線は閑静な住宅街で、途中の各バス停にもバスを待つ乗客の姿がありましたが、それらすべては並行する「あざみ野駅」や「新百合ヶ丘駅」などへ向かう小田急・東急バスの利用者で、鉄道駅に背を向けた方向に走るこの便に途中から乗ってくる人はありません。
     
     この先ものんびり進み、王禅寺小学校前交差点で、東急・小田急の「たまプラーザ駅」方面は右に曲り、一方で裏門坂交差点で分かれた鷲ヶ峰営業所前からの「柿03(出入庫)/新11」系統はそのルートから合流します。前述の「柿04/溝17」系統はこの道の一つ隣りを通っており、今乗っているこちらのルートの存在意義は、異常時のサブルート確保のためか、はたまた今後の発展を見込んだものなのか、その理由はよく分かりません。
     出入庫系統と合わせると、この先は市営バスの運行回数もやや増えるのですが、免許維持か出入庫程度の設定であり、依然マイナー区間であることは変わりありません。

     王禅寺消防署前交差点(バス停は「日生住宅」)で左折。次の日本映画大学南交差点で、「新百合丘駅前」からやってくる「新10」系統が合流。「白山神社」バス停を過ぎて右折した先にあるバスロータリーが終点の「新ゆりグリーンタウン」となります。ここまでの所要時間は12分、運賃は川崎市内均一の200円で、途中の1名以外に乗降はありませんでした。
     

    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●川崎市交通局 柿03 新ゆりグリーンタウン→鷲ヶ峰営業所前


     さて、この日はさらに乗り進めます。
     次に乗車したのは、「新ゆりグリーンタウン」から、路線を管轄している「鷲ヶ峰営業所前」とを結ぶ「柿03」系統で、前述の路線と同じ系統番号ですが、こちらは出入庫線です。系統番号に付いた漢字が示す「柿」=「柿生駅」はこの運行系統では全く無関係で、鉄道との接続点は一切経由しません。運行回数は営業所方向が平日6便・土休日5便、グリーンタウン方向が平日3便・土休日5便で、いずれの便も「新10・新百合丘駅前〜新ゆりグリーンタウン」線(小田急バスとの共同運行)への送り込みが目的です。同じ系統番号を持つ本線(?)が一日1往復なのに対し、出入庫線の方が便数が多いというのも特徴的です。川崎市営バスにおける系統番号の考え方なら、本来は「新10」系統の枝線扱いにすべきところでしょうが、共通定期券の取扱い等、他社が関係しているというのが理由ではないかと思います(鷲ヶ峰営業所前から新百合丘駅前に直接出庫する便も「新11」という別の系統番号を名乗っており、収支管理や共通定期券の使用可否が関係しているものと思われます)。

     乗車したのは、新ゆりグリーンタウン15時16分発の便で、6便中の2便目となります。前述の便からつないでいる時間がわずかなので、これもまたもや同じバスか?と思いましたが、さすがにそれはなく、先ほど降りたバスは「新10」系統の運用に入り、その入れ替わりでやってきた局番1つ違いのエルガ・ノンステップ車が入庫となる「鷲ヶ峰営業所前」行きでした。その便の2分後には小田急バスによる「新10」系統があったため、乗り場には多くの客が集まっていましたが、どこの駅にも行かない車庫行きのバスには利用者は皆無?と思いきや、私以外にももう1名乗客がありました。
     
     経路は先ほどの王禅寺小学校前交差点までは柿生駅からの「柿03」系統の逆経路を進み、今度はそれを左折。短い坂を下ったところが「柿04」系統で通った裏門坂交差点で、当便ではこれを左折。この出入庫系統での単独経路はその間わずか400m程度しかありません。あとは「柿04」系統の経路を逆に辿って鷲ヶ峰営業所を目指します。

     日吉ノ辻交差点を左折し、坂を上って、ヨネッティ前交差点を右折。尻手黒川道路を東に進んで、鷲ヶ峰営業所に入る場合は稗原交差点では左折しないで、すぐ手前のY字路に入ってわずかにショートカット。稗原公民館交差点を左折。乗り合わせたもう1名の乗客は「稗原」バス停で下車し、わずかな本数の出入庫系統ではあっても、そのルートに合わせた利用者はしっかりと存在していました。そして坂を越え、「鷲ヶ峰営業所前」へと再び戻ってきました。ここまでの所要時間は15分、運賃はこれも川崎市内均一の200円でした。


    ※「新百合ヶ丘駅」の停留所名は、川崎市営バスでは『新百合丘駅前』、小田急・東急バスならびに鉄道駅名としては『新百合ヶ丘駅』とそれぞれ表示しているため、本文ではそれに従った表示方法としています。

    ※本文の上記3系統は、2014年12月1日の「新10・新百合丘駅前〜新ゆりグリーンタウン〜王禅寺口〜裏門坂〜鷲ヶ峰営業所前」線開設に伴うダイヤ改正により、「柿04」系統は一日1往復に減便、「柿03」系統は本線・出入庫系統ともに2014年11月30日限りの運行で廃止されました。

    運行形態:A+B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●川崎市交通局 登06 菅生車庫→中野島多摩川住宅


     今回最後に乗車したのは「登06」系統です。この系統にはいくつか運行パターンが存在し・・・・・・

      Э生車庫〜中野島多摩川住宅(両方向あり)
     ◆Э生車庫〜カリタス学園(両方向あり)
     :鷲ヶ峰営業所前→中野島多摩川住宅(土曜片道1便のみ)
     ぁ鷲ヶ峰営業所前→カリタス学園(平日・土曜の片道1便のみ)


    以上の4系統があります。これらはいずれも出入庫に関連するもので、本運用は「登20/21・新船島橋〜登戸駅入口〜カリタス学園・中野島多摩川住宅」線という短距離系統で、管轄する菅生営業所から回送とせずに全区間営業運行としているものです。今回乗車したのはこのうちのの系統で、現在の運行回数は出庫便が平日4便・土曜2便・休日3便、入庫便が平日・土休日ともに2便となっています。出庫と入庫とで微妙に便数が異なるのは、カリタス学園発着便との組み合わせによるものと思われます。

     始発となる「菅生車庫」は、今までは鷲ヶ峰営業所傘下の「菅生出張所」となっていましたが、2011年4月1日に相模神奈交バスへの管理委託を開始し、その際に「菅生営業所」として独立、鷲ヶ峰・井田管内の一部系統が移管されました。鷲ヶ峰時代末期には操車場として休憩所的な機能しか有していなかったため、今も小規模な事務所と車両留置スペースがあるだけで、検修設備はなく、それらの作業は他の営業所で行われているそうです。
     
     乗り場は尻手黒川道路沿いの路上バス停であるため、発車時刻になってからバスはやってきます。ここにやってきたのは中型のいすゞエルガミオ・ノンステップ車でここから乗車したのは私一人だけでした。15時58分発のバスは4便中の3便目です。
     川崎市営バスの管理委託方式は、東京都や横浜市とは異なり、純粋な既存民営事業者が行っているため、上平間営業所の川崎鶴見臨港バスとともに、それぞれに受託している事業者の特徴が出ています。バス発車時の確認喚呼などはまさしく「かなちゅう色」そのものでした。
     
     さて、発車すると尻手黒川道路を少しだけ走行し、次の清水台交差点を右折。県道・横浜生田線を走って「蔵敷」バス停で2名が乗車します。出入庫系統である「登06」系統としては運行回数が限られているのですが、「菅生車庫」から途中の「宿河原」までは「登05・登戸駅(生田緑地口)〜菅生車庫」線と同一経路であり、そちらは毎時2〜3便程度走っているため、途中区間利用者にはこの「登06」系統もその一部として利用されているようです。
     そして蔵敷交番前交差点で右折、平瀬川に沿って進みます。「神木本町」にかけては溝口駅南口を発着する各系統(溝15〜19)との並行区間になっているため、市営バス全体の運行頻度はかなりのもので、その利便性を反映するかのように、すれ違うどのバスも大変多くの乗客を乗せていました。
     沿線はほとんど住宅地ですが、一部には田園風景も残っており、住宅の間に小さな畑や田んぼなどが見られます。また、バスに乗っている限りでは気づきませんが、「緑地〜初山」間では地面の下をJR武蔵野貨物線が長大トンネルによって貫いています。
     
     この時間帯の利用は高齢者が多く、短区間での乗降が頻繁にありましたが、高頻度区間ゆえに、たまたまやってきたのがこの便だった、というだけのようです。

     「平橋」バス停の先で上を跨いでいるのは東名高速道路、それをくぐった先が「神木本町」で、この交差点を左折して溝の口方面とは分かれます。

     周囲は丘陵地帯のため緑が多く、その小高い丘には崖っぷちまで住宅が建っていたりして、工業地帯で、平坦なイメージが強い川崎市も、この辺りではそんなイメージとは全く異なる風景が展開します。そのあたりは前回の当ブログで訪れた「高田町」周辺にも通ずるところです。

     「切通し上」というバス停を出ると、その名の通りに切通しの中の坂道を下り、宮前区から多摩区に入ります。この切通しの左手一帯にはかつて小田急が経営していた「向ヶ丘遊園」がありました。閉園からもうだいぶ経ち、その後も跡地の活用については検討されているようですが、今年9月にはその一部を利用して「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」がオープンする予定で、その交通アクセスを市営バスが担当する予定です。

     「長尾橋」で交差するのは府中街道で、当ブログ「川崎市営バス編その1」で乗車した「溝06・井田営業所前〜登戸駅」線などが通っています。
     途中バス停からの細かく乗車があったため、気が付けば車内はそこそこの乗車率で、今乗っている人たちはとりあえず登戸駅へ向かうならどの系統でも良いということでしょうか。「宿河原」バス停で、「登05」系統は「登戸駅(生田緑地口)」に向かって左に分かれますが、「登06」系統ではさらにまっすぐ進んで、宿河原第二踏切でJR南武線と平面交差しますが、この前後の区間(宿河原〜新船島橋間)が出入庫便でしか通らないマイナー区間となっています。
     稲田中学校西交差点で多摩沿線道路へ左折、「新船島橋」バス停で1名下車しました。ここから先の区間は本線系統である「登20」系統の運行があるため、全体的に運行回数が増えますが、割合的には「カリタス学園」に向かう便の方が圧倒的に多く(平日基準39便)、一方の「中野島多摩川住宅」へ向かう便は本線と出入庫便を加えても一日13便しかありません。
     ガラス張りの側壁が目立つ小田急小田原線の高架下が「登戸駅多摩川口」バス停で、ここまでの間に乗客のほとんどが入れ替わり、あらためて11名が乗車してきました。

     次のバス停が「登戸駅入口」で、かつては駅周辺の整備が遅れていて、「カリタス学園」とを結ぶ系統は出入庫便を除いて駅前まで行かず、ここで折り返していました。今でも朝方はここでの折返し運行を行っており、それが「登20」系統となっています。
     また、「登戸駅入口〜和泉」間では往路と復路で経路が分かれているのですが、道路そのものは一方通行路ではなく、バス同士でも問題なくすれ違える道幅ですが、これは当時から「登戸駅入口」には折返し場所がなかったため、周辺の道路を回って方向転換していた名残りではないかと思います。現在もわずかに残る「登20」系統は今もその折り返し方法を使っているのでしょう。

     そして「和泉」バス停で、「カリタス学園」方面と「中野島多摩川住宅」方面が分岐。当便はそのまま直進します。ここから先はセンターラインの無い、それこそ中型バスでないと通行困難な狭隘区間となり、しかも道路は一本道ではなく、まさに生活道路そのものの道を右へ左へと何度か繰り返しながら進んで行きます。同じ「登06」系統でもカリタス学園便には大型バスも運用されていますが、こちらの系統はそんな道路事情のために中型バスが使われているのです。
     
     最近はコミュニティバスの普及で、このような狭隘路を走るバス路線にもそれほど驚かなくなりましたが、でもさすがに中型バスによる一般系統という意味で考えると、最近開通(2008年3月1日新設)したものとしてはかなり異例ではないかと思います。

     終点手前の「多摩老人福祉センター前」バス停で4名がバスを降り、さらに奥へ入ったところが終点の「中野島多摩川住宅」で、ここには最近になって専用のバス停兼折返場が設けられました。ここまでの所要時間は44分、乗客は私を含め4名で全区間乗車は私だけでしたが、狭隘区間だけでなく、全体の車窓変化を楽しむ意味でも全区間利用をおすすめしたいと思います。なお運賃は川崎市内均一の200円でした。

     このあとは折り返し「新船島橋」行きとなり、すぐに発車時刻となりますが、私は狭隘路を行くバスを外から眺めるため乗車は見送り、歩いて南武線中野島駅へ向かうことにしました。
     
    ※当系統は相模神奈交バス管理委託路線です。

    運行形態:B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆

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