2012.04.19 Thursday

路線バス乗りつぶし 東武バス編 その18

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    ●東武バスイースト 柏04 柏駅西口→布施弁天


     JR常磐線・東武野田線の「柏駅西口」から、柏市北部の布施にあり、東京上野の寛永寺弁天堂、江ノ島と並ぶ関東三弁天のひとつ「布施弁天」を結んでいるのが「柏04」系統です。運行回数は平日の場合、朝夕のみ5.5往復(柏駅方向が6便)というごくわずかなもので、特に明るい時間帯に乗車するには早朝のため少々困難なものになっていますが、土休日の場合であれば、布施弁天への参拝者や近隣の「あけぼの山農業公園」への利用を当て込んで、平日ダイヤの2倍強となる13.5往復が運行されています。

     今回乗車したのは、本来は運行回数の多い土休日ダイヤの日でしたが、毎年4月(2012年は4/7・8・14・15の計4日9に「あけぼの山農業公園」で開催される「さくら祭り」や「チューリップフェスティバル」に合わせ、同園開園時間中に運行される8往復が「布施弁天」発着から、期間中臨時に設けられるバス停「あけぼの山農業公園」発着に変更される日でした。このうち私が乗車したのは柏駅西口8時25分発の「布施弁天」行きで、通常なら13便中の2便目となるところですが、当便のあとの便から夕方までの便が「あけぼの山農業公園」発着に変更されるため、この日の「布施弁天」行きは当便を合わせ5便のみの運行となります。当便はそのうちの2便目で、午前中に柏駅を出る最後の便となります。乗り場は当ブログ「東武バス編その16」で乗車した「柏12・柏駅西口→(国道16号)→柏市立高校」線と同じ、西口バスターミナルからはみ出た、高島屋前の「5番乗り場」からです。発車時刻の5分ほど前に「柏04」系統として「布施弁天」から到着した大型のいすゞエルガ・ノンステップ車が、折り返しも「布施弁天」行きとなります。この日は部活動の関係で多数の中学生がバスを待っていましたが、当便の利用ではなく、発車時刻までに乗り込んだのは私を含め7名だけでした。
     
     定刻通りに発車すると、次の「あけぼの町」バス停までは「柏12」系統と同じ経路を辿り、西口バスターミナル前を通過し、柏駅西口交差点で国道6号線(水戸街道)へ右折します。

     「あけぼの町」バス停を過ぎると、「柏12」系統は国道16号線を通るため、陸橋の側道へ進みますが、当便を含め、北柏方面に向かう路線は呼塚陸橋を使って渋滞名所の呼塚交差点を跨いでいきます。
     陸橋を越え、側道との合流点に設けられているバス停が「松ヶ崎入口」で、ここで1名下車。まだ道路が空いている日曜日の朝、かなり速いペースで流れているクルマの流れが途切れたのを確認して再び発車します。

     そして、手賀沼に注ぐ大堀川を渡って、「ロジポート北柏(仮称)」の建設現場を左に見ながら、北柏入口交差点の先で陸橋の側道に入ると、「ぢがね橋」バス停から「布施入口」バス停までの間は、当ブログ「関東鉄道編その1」で乗車した「北柏駅〜パークシティ守谷」線(当初は東武鉄道・関東鉄道の共同運行、後に東武担当便を阪東自動車へ移管し、末期は関東鉄道による単独運行)が並走していましたが、2009年12月29日限りで廃止され、この区間から関鉄バスは姿を消しました。上り坂の途中にある「北柏駅入口」バス停で1名乗車がありました。
     このあたりは駅からも近いため、かなり宅地化が進んでいるものの、農家の面影が残る民家も多く、そんな家々を眺めていると、まだまだのどかな空気が感じられます。

     そして、「根戸十字路」で県道・我孫子関宿線へ左折。「布施入口」バス停を過ぎて、その先の同名の交差点で県道・守谷流山線へ右折、柏市立高校・柏たなか駅方面の路線と分かれます。

     続いて、曲がったあとすぐに二又に分かれる交差点があり、廃止されたパークシティ守谷方面の路線は県道を道なりに進んで、当時は有料道路だった新大利根橋から茨城県に入っていましたが、この布施弁天行きと三井団地行きは、ここで布施弁天通りへ右に分かれます。地図で見る限り、県道とは付かず離れずの距離で並行しており、もしかしたらこちらの道は旧道なのかもしれません。

     布施弁天通りは、途中までは大型バスでもスムーズに通れるような道幅が確保されていましたが、三井団地方面の路線が分かれる「土谷津入口」バス停を過ぎると、センターラインはあるものの、対向車とのすれ違い時には、路肩に立つ電柱を避けるため、道を譲ったり、譲られたりしながら進むような道幅になっていきます。

     「土谷津入口」バス停で2名がバスを降り、ここから終点までが「柏04」系統の単独区間となります。土休日はともかく、平日は朝夕しかバスの通らない区間ですが、沿線には人家もそれなりにあります。ただ、「土谷津入口」に出れば「柏11・柏駅西口〜三井団地」線や、もう少し先の「布施荒屋敷」バス停に出れば阪東自動車の「我孫子駅〜あけぼの山公園入口」線が頻繁に走っているので、この系統自体の本数が少なくてもそれほど問題にはならないのでしょう。
     
     「中城前」バス停を過ぎて坂を下り、布施弁天の案内看板の角を右折。最後の一区間は対向車とのすれ違いも困難な道幅となります。
     
     まだ辛うじて桜の花が咲いていた狭隘路を進み、境内の淵を沿っていけば終点の「布施弁天」に到着します。バス停は布施弁天(東海寺)の山門から石段を下りたところにあり、なかなか好ましい情景となっています。降車場のポールはこの場所のイメージに合わせたのか、筆字体で書かれた「布施弁天・降車場」の文字が印象的なものでした。ここまでの所要時間は19分、運賃は280円(後払い)、乗客は私を含め5名ありました。
     
     バスは客を降ろし終えると、その先にある回転場で方向転換。5分ほど休んで、再び柏駅へと戻っていきました。

     石段を上がって山門をくぐると、桜吹雪が迎えてくれましたが、きっと4〜5日前ならもっと見事な桜を見ることができたのでしょう。
     

    ※「柏04」系統は、2013年8月31日のダイヤ改正より、平日5往復・土休日6往復へ減便されています。

    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●東武バスイースト (臨時直行) あけぼの山農業公園→柏駅西口

     
     布施弁天に参拝し、あけぼの山農業公園の中を散策して、復路は臨時バス停の「あけぼの山農業公園」から「柏駅西口」に戻ることにします。
     先述の「柏04」系統の項で述べた通り、「さくら祭り」及び「チューリップフェスティバル」開催期間中の土休日8往復は「布施弁天」発着から「あけぼの山農業公園」発着に路線が変更されますが、これとは別に、臨時の直行便も11.5往復(柏駅方向が12便)設定され、ここで乗車したのはその「直行便」の方です。

     あけぼの山農業公園9時55分発の便は、柏駅に向かうその日最初の直行便です。当便発車の9分前に普通便の「柏駅西口」行きが出ていきましたが、乗務員氏から伺ったところでは、普通便と直行便とでは途中の経路が異なっているとのことで、乗りつぶし目的としてはあえて直行便を選択して正解でした。
     乗り場は公園本館駐車場内に設けられた臨時バス停からで、乗車したバスは大型のいすゞエルガ・ワンステップ車でした。まだ開園したばかりの時間帯でもあり、柏駅行きに乗車したのは私だけ。直行バスなので、これ以上乗客が増えることはありません。
     ちなみに側面の行先表示には途中経由地が表示されていますが、あいにく直行便の表示を準備しておらず、普通便の表示を代用していました。
     
     発車すると、駐車場を右に出て、普段は路線バスが通ることのないネギ畑沿いの狭隘路を進みます。
     

     そして、突き当たりを右折し、みかん農園などを見ながら走っていくと、道路の左手に阪東バスの折返場があり、ここが「あけぼの山公園入口」バス停で、この先直行便はこの阪東自動車の「我孫子駅北口〜我孫子ビレジ〜あけぼの山公園入口」線とほぼ同じ経路を辿っていきます。
     次の「布施荒屋敷」バス停の先の信号のない丁字路を阪東バス路線と同様に左折。普通便の場合はここを直進して、「土谷津入口」バス停から通常の「柏04」系統の経路と合流します。
     直行便が通る布施新町の閑静な住宅街には、阪東バスの他、東武バス「柏11・柏駅西口〜三井団地」線も並走しており、この区間で東武バスが通ること自体は特に珍しいことではありません。
     
     その「柏11」系統は、住宅街の中を進んで、柏市と我孫子市のちょうど境にある「三井団地」バス停が終点となりますが、この直行便と、並行する阪東バス路線はさらに進んで、バス停先の十字路を右折。東武バスでは臨時バスだけが通る路線図には載っていない区間に入ります。「布施通り」バス停付近で我孫子駅からの阪東バスとすれ違い、それら途中のバス停では我孫子駅に向かう阪東バスの利用者が大勢待っていました。
     
     坂を下って「つくし野」の住宅地を抜けると、国道6号線(水戸街道)とぶつかるのが我孫子駅入口交差点で、当便はここを右折して、阪東バスのルートとも分かれ、国道6号線を柏駅手前まで辿ります。この区間も通常は路線バスの通っていない区間で、年に数回しか見ることのできない車窓風景です。私自身もこの付近は渋滞のイメージが強く、クルマでもほとんど通ったことがありません。
     ちなみに『我孫子で東武バス』というのも、今では営業エリア的に違和感を感じますが、浅草や上野も然り、ここも同社の歴史上では無縁な土地というわけではなく、1960年代までは柏〜我孫子間に路線を有していたほか、現在も有楽町駅からの深夜急行バスが我孫子駅に乗り入れています。
     

     そして、北柏の陸橋を越え、左から側道が合流してきますが、これが普通便「柏04」系統の経路で、あとは同じ経路で柏駅を目指します。

     復路も呼塚交差点は陸橋で越え、「あけぼの町」バス停の先を左折。羽田空港行きバスの乗り場となっているザ・クレストホテルの前を過ぎれば、高島屋前の終点「柏駅西口」に到着となります。ここまでの所要時間は18分で、運賃は普通便と同額の280円でした。


    運行形態:D、路線図掲載:×、乗車難易度:★★★★(不定期運行)


    ●東武バスイースト 柏06 流山駅東口→柏駅西口


     東武バスイーストが運行する「柏06」系統は、「柏駅西口」から流山市にある「免許センター」を結ぶものと、流鉄流山線「流山駅東口」とを結ぶものとがあり、前者は平日なら毎時3〜5便の頻度で運行されますが、後者は一日4往復しか運行されないマイナー系統となっています。
     今回は、その運行回数の少ない「柏駅西口〜流山駅東口」間の系統を流山駅側から乗車しました。

     乗車したのは、平日の流山駅東口13時49分の便で、これは4便設定されているうちの3便目。これが出たあとは19時台の4便目(終車)まで5時間以上運行がありません。
     
     停留所名は「東口」とは言うものの、流山駅自体には東西2つの出入口はなく、駅舎を左に出て、「へいわだい跨線人道橋」という歩行者専用橋を渡った先の高台に、バスを方向転換させるだけのような小さな広場があって、そこが一応「東口」と称する場所になっています。降車場はその広場内にありますが、乗り場はその広場を出た路上にあり、「柏06」系統はそこから出ています。発車時刻の4分ほど前に、大型のいすゞLV・富士7Eボディのノンステップ車が柏駅から到着しましたが、乗客はゼロで到着。折り返しの柏駅行きに乗車したのも私だけでした。当ブログ「東武バス編その3」では、ここから「南柏駅西口」へ向かう「柏07」系統にも乗車していますが、そのときもここからの乗客は私だけでした。
     
     現行のダイヤは2010年11月1日からのものですが、以前は「流山駅東口〜免許センター」間の区間便や、「流山セントラルパーク駅〜南柏駅西口」間の便などもありましたが、利用が少なかったのか、それらの運行系統はすべて廃止されています。
     定刻通りに発車すると、駅を背にそのまままっすぐ直進。沿線は以前から住宅地ですが、TX開業後は開発に弾みがついたのか、徐々に新しい住宅も増えてきているようです。そして、次の「平和台一丁目」バス停で1名乗車がありました。その先の十字路で交わる道には、当ブログ「東武バス編その15」で乗車した「南流01・南流山駅〜クリーンセンター」線と「南流02・南流山駅〜流山おおたかの森駅西口」線が通っていて、乗り換えも可能ですが、同一名称のバス停はなく、そちらは「平和台二丁目」または「流山市役所入口」となります。

     そして、さらに道なりに進んで坂を上ると、真正面にTXの高架橋と駅が姿を現し、バスはそのまま直進して「流山セントラルパーク駅」に立ち寄ります。ここでさらに1名乗車がありました。先述の通り、以前は免許センターへのアクセスとして、当駅から南柏駅を結ぶ系統もあり、今よりも発着回数は多かったのですが、それらはバッサリと全廃し、流山駅に来る便と同じ回数のバスしか乗り入れなくなりました。
     
     TXが開通してすでに7年近くが経過し、目覚ましい発展を遂げている駅がある一方で、快速電車など優等列車が停まらない同駅周辺の開発は今もスローテンポで、駅から少し離れるだけで今でものどかな田園風景が残っています。
     
     
     しかし、中交差点を左折して「中団地前」バス停の先でTXとアンダークロスするあたりから、いよいよこの地区でも区画整理事業が本格的に始まり、現行ルートの脇で新しい道路の建設や宅地造成が進んでいました。近い将来、ローカルムードの残るこのバス路線にも変化が訪れるのかもしれません。

     古間木交差点で「柏06」系統のバスルートが2つに分かれていますが、左に分かれるのが「免許センター」発着便の経路です。当便は道なりに進み、富士見橋で坂川を渡ります。

     ここを右手に進んでいけば流山運転免許センターがあり、幕張とともに千葉県内に住むドライバーの方々が免許の取得や更新に訪れる場所のため、柏駅や南柏駅からの東武バスには多くの利用者があります。また、南柏駅に向かう「柏07」系統もここで分かれます。

     「富士見橋」バス停を過ぎ、坂を上ると、流山市から柏市に入り、当系統も免許センター発着便が加わって運行回数が極端に増えますが、その一方で道路はセンターラインがなく、バス同士のすれ違いもスムーズに行えないような狭隘路になります。
     

     この付近は住宅と工場や倉庫が混ざっていて、各バス停で少しずつ乗客が増えますが、当便は免許センターに入らないため、その分だけ利用者は少なめ、という感じでしょうか。
     乗車があったのは、「豊四季幼稚園前」バス停までで、次の「気象大学校前」バス停は利用者がなく通過。東武野田線の踏切を渡り、変則的な十字路で県道・柏流山線へ右折します。
     
     そして、旭町交番前交差点から国道6号線(水戸街道)を500mほど走り、柏駅西口交差点を右折すれば終点の「柏駅西口」に到着となります。ここまで所要時間24分、運賃は310円で、乗客は私を含め12名ありました。所要時間や運賃面で見ても、流山から柏へ出るにはなかなか便利な短絡ルートだと思うのですが、現状一日4往復しか運行されず、減便され続けている実態を見ると、思うほど流山と柏との結びつきは強くなく、特にTX開業の影響もあり、人の流れがそれだけ東京に向いてしまったという表れなのでしょうか。


    運行形態:A+C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆

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