2010.09.14 Tuesday

路線バス乗りつぶし 千葉中央バス編 その3

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    ●千葉中央バス 都賀線 赤井交差点→都賀駅

     千葉中央バスが運行している「都賀線」とは、JR総武線の「都賀駅」と「千城台」「大宮団地」を経て、JR外房線の「鎌取駅」とを結んでいる路線ですが、土休日の都賀駅方向1便だけ、「赤井交差点(旧・赤井寮)」から千城台地区を通らずに「都賀駅」に向かうマイナー系統が存在し、今回はそれに乗ってみることにしました。
     当線は1989年4月に大宮台地区(大宮市民の森)から当時の若葉総合支所(現在の若葉区役所)へのアクセス路線として京成電鉄との共同運行(1997年頃に京成は撤退)により開設されたことが始まりで、その後1992年には商業地としても発展しつつあった鎌取駅への路線延長、さらに2005年には「千葉市斎場」へのアクセスとして「大宮町南〜鎌取市営住宅」間の経路を変更するとともに、千城台へ迂回するような現在の運行経路になっているのですが、旧来の経路についても土休日の早朝1便だけ免許維持的に残されているものです。ちなみに当系統は市販の「千葉県内乗合バス・ルート」には最新版を含めルート掲載されていますが、千葉中央バス車内に掲示されている路線図にはこのルートは記載されていません。

     乗車したのは日曜日で、赤井交差点6時13分発の便がこの日最初で最後の「都賀駅」行きとなります。「赤井交差点」バス停周辺は大網街道沿いの住宅地で、24時間営業のファーストフード店もすぐそばにありますが、都内から当日直接現地にやってくる場合はJR総武緩行線の始発電車に乗ってこなければこのバスには乗ることが出来ないという、極めて乗車難易度の高いものです。
     「赤井交差点」バス停は当ブログ「千葉中央バス編その1」でもご紹介した「大網線:千葉駅〜大網駅間」をはじめ、誉田駅・鎌取駅から千葉駅とを結ぶ系統など、多数のバスが運行されている区間で、ここはその途中停留所に過ぎません。土休日1便の「都賀駅」行きが、なぜこのような中途半端な地点を起点としているのか理由はよく判りませんが、かつて千葉市長洲にあった旧・千葉営業所から回送で出庫して、この「赤井交差点」を始発地としていたのだとすれば、一応順当な経路ではありました。しかし、現在は同営業所は鎌取駅近くに移転したため、個人的には現営業所からも近い鎌取駅を始発にして、途中経路だけ今のままにしておけば、もう少し利用しやすくなるような気がしますが、現状では特に利用者の利便性までは考慮せずに出庫を兼ねた免許維持路線という位置づけでしかないようです。

     バスベイもない単なる路上バス停のため、まるで途中バス停かのように発車時刻を少し過ぎたようなタイミングで、中型のいすゞエルガミオ・ノンステップ車が回送でやってきました。
     
     すぐに行先表示が変わり、中扉が開きましたがすぐには発車せず、日曜日の早朝であるため、途中バス停での早通過防止のため、少し時間を引っ張ってから発車させるようです。この間一応乗務員氏に声をかけ、数枚写真を撮らせていただきました。ちなみにこの「赤井交差点」バス停にはもう一本バス停が立っており、それは平和交通で運行している高速バス「マイタウンライナー・東京(銀座)〜ちはら台駅」線のものでした。

     さて、発車時刻を3分ほど遅らせて発車となります。ここからの乗客は私だけで、恐らくいつもこんなものでしょう。
     道的には今走っている道(途中「大宮台すずかけ通り」「小倉いちょう大通り」という名称が付く区間もあり)を、国道51号線とぶつかる「小倉団地入口」バス停付近まで一本道です。この先平山大橋交差点までがマイナー区間ですが、距離的にはごく短いものです。

     そしてその交差点で新経路となっている本線系統が合流、すぐに大宮台の住宅街に入ります。ここは古くからの住宅街となっており、開発当初は京成電鉄と千葉中央バスの前身である東洋交通の2社の手によって路線バスの運行が開始されましたが、後に千葉中央バスに一本化され、以来大宮台とその周辺部は同社のメイン事業エリアとなっており、「千葉駅〜大宮台」間には「川戸線」「東金線」「北大宮線」「千城局線」の4つのルートが設定されています。
     千葉東金道路と交差し、「大宮市民の森」バス停から先の区間が都賀線として最初に開通した区間ですが、開通は1989年のことなので、古くから大宮台に乗り入れている同社の中ではまだ歴史が浅い方の路線です。

     休日の早朝ということもあって、人もクルマも大変少なく、バスも途中乗降はなく、ただ坦々と路線を辿っていきます。大宮台の住宅街を過ぎるといったん人家も少なくなって、坂月町交差点(バス停は「坂月橋」)で国道126号線(東金街道)と交差。同社の「東金線」が千葉駅方面に向かって左に分かれるとともに、ちばフラワーバスが運行している「千葉線・千葉駅〜中野操車場〜成東駅」間とも乗り換えができます。ちなみにこの坂月町には現在は美浜区にある千葉県運転免許試験場が1985年までこの地にあって、古くからの県民の皆様には免許の更新等でお越しになられた方もいらっしゃることでしょう。
     今度は坂を上って、「坂月小学校」バス停で本線系統は右に分かれて、千城台方面に大きく迂回していくところ、この便だけはそのまま直進して、旧経路を辿っていきますが、この区間は本線系統と比べ大幅なショートカットになり、千城台方向へ向かうと途中バス停が7か所と、何度も交差点での右左折があり、それなりに時間を要しますが、こちらの途中バス停は「小倉町」の1か所のみ。やはりマイナー区間ゆえに沿線人口も少ない区間となっていますが、丘と丘をつないだまっすぐ延びた坂道は、何となく高原のような雰囲気でなかなか気分の良いものでした。

     再び住宅が増えてくると、今度は小倉台の住宅街で、小倉町交差点で千城台方向を迂回してきた本線系統が合流。あとは終点まで同一経路になります。ちなみにここから西へ800mほどの所に、日本の歴史ではよく登場する「加曽利貝塚」があります。
     「小倉台駅」バス停では千葉都市モノレール「タウンライナー」が接続し、真上を横切っていきます。

     「北小倉」バス停でようやくもう1名の乗客がありましたが、この便ではこれで最大乗車人員となり、以後終点まで乗客の数に変化はありませんでした。
     そして、「小倉団地入口」バス停を過ぎて、国道51号線(佐倉街道)とぶつかる交差点を左折。かつては片側一車線で渋滞しがちだった佐倉街道も、今では大きく拡幅され、大変走りやすくなりました。
     国道沿いの「滑橋」バス停の先で、都賀駅方向は右折すべきなのですが、バス路線はここで分岐している旧道を辿っていくため、いったん左方向に進んで、モノレール直下を並行しているタウンライナーストリートへ右折します。

    ↓都賀駅はこの先右の方向ですが、路線は旧道をトレースするためいったん左に向かいます

    ↓タウンライナーストリート

     あとはモノレールに沿って当線の開設目的だった「若葉区役所」バス停を通過、そのまま進めば間もなく終点の「都賀駅」に到着となります。ここまで所要時間は24分、運賃は400円でした。到着後は約20分ほど発車待ちのあと「鎌取駅」行きの初便として折り返していきます。


    運行形態:A+B、路線図掲載:△、乗車難易度:★★★☆


    ●千葉中央バス 平山線 鎌取駅→熊野神社

     
     続いて乗車したのは「鎌取駅」から千葉市若葉区佐和町にある「熊野神社」とを結ぶ「平山線」で、運行回数は平日12往復・土休日8往復ですが、このうち土休日の3往復は2010年3月20日より墓参者向けに途中「千葉市平和公園」を経由する便を新たに設定し、今回はその便に乗ってみることにしました。
     乗車したのは前述の「都賀線」と同じ日です。同線訪問後、再び鎌取駅に戻って8時10分発の「熊野神社」行きに乗ったのですが、これは3便設定されている「平和公園」経由便のうちの1便目になります。乗り場は北口の「1番乗り場」からで、「千葉駅」「蘇我駅」行きや「羽田空港」行きリムジンバスとも共用しています。やってきたのは小型、というかマイクロバスの三菱ローザで、このブログでは「神奈中バス編その6」で登場したトヨタ・ハイエースに次ぐ小さなバスでした。

     ここからの乗車は私を含め3名、私以外は手に花束を抱えており、この時点で墓参りのための乗車であることが判ります。
     発車するとまず駅前の鎌取駅北口交差点を左折して県道・千葉大網線(大網街道)へ。

     そして次の鎌取十字路で県道・浜野四街道長沼線へ右折すると、終点の「熊野神社」へはこのまま道なりに進めばすんなり辿り着いてしまうのですが、当線は途中「水砂」という所にも立ち寄ることになっており、これは2009年まで別系統で運行されていたものを一つの運行系統に取りまとめたことによります。このあたりは当ブログ「千葉中央バス編その2」でご紹介した「火の見・郡境線」と同じような事情で、各系統の利用者数が少ないため、複数の系統を一本化することにより運行体系をスリム化し、運行経費を圧縮するためだと思われます。
     鎌取駅周辺は南側こそ宅地化や商業地化が著しいところですが、対する北側は駅から離れればすぐに田園風景が広がるような長閑な農村地帯となっています。特に千葉外房有料道路と交差する辺田十字路を過ぎるとその変化は顕著で、沿線には田畑や雑木林が目立つようになります。

     そして、清水台橋で千葉東金道路を跨ぎ、「平山十字路」でいったん右折して、その「水砂」へ向かいます。沿線には人家は少ないものの、「聖地霊園」バス停付近にはいくつかの墓地が集まっていて、墓参りの時季には多少利用者があるかもしれません。
     今度は水砂橋で千葉東金道路をもう一度跨ぎ、うっそうとした雑木林を抜ければ間もなく「水砂」なのですが、ここには転回場がないので、周辺の道路をラケット状に一巡して方向転換をするのですが、その途中の一方通行路は、とても路線バスが通るものとは思えないような雑木林に囲まれた狭隘路でした。あとで調べてみると、過去には大型バスで通っていたようなので、一方通行の規制も路線バスが通ることを想定してのものではないかと思います。
     
     この狭隘路を抜けて右折、続いて水砂十字路で右折すると畑の脇にポツンと立っていたのが「水砂」バス停ですが、乗降もなくそのまま素通りとなりました。
     
     再び同じ道を戻って、「平山十字路」で右折。「四谷」と書いて「よたく」と読む難読バス停を過ぎると、2つめの立ち寄り経路となる「千葉市平和公園」へ左折します。

     同公園にバス路線が乗り入れるようになったのはまだごく最近のことで、今までは東金街道からのアプローチだけだったため、盆や彼岸の時季には周辺道路が大変混雑し、これを緩和する目的で公園南口に新設された道路を使い、さらに公園内に直接バスが乗り入れることによって利便性を向上させたものです。通常では土休日の3往復しか便はありませんが、旧盆と春・秋の彼岸には「鎌取駅〜平和公園」間の臨時便が多数設定されることになっており、私が乗車した翌週がちょうど秋の彼岸となります。
     バスは公園南口ゲートから園内に進入し、時計回りで一周、バス停も細かく設置されています。私以外の乗客は墓参りが目的なのでまず最初に「平和公園南門前」バス停で1名、「平和公園D墓地前」で1名下車したあとは車内は私だけになってしまいました。車窓は霊園内だけに墓石が多数並んでいましたが、広々と整備されていて「墓地」というよりもまさに「公園」の中を走っているという印象でした。

     一周して再び公園南口から出て、またまた同じ県道に戻り、さらに北進。「佐和」バス停を過ぎ、雑木林を抜ければ終点の「熊野神社」に到着。鳥居の前に停車しここで下車となります。ここまでの所要時間は27分、運賃は230円でした。バス停は神社のほかは田んぼばかりの風景が広がるローカルムード満点の場所でしたが、周囲に人家も少なく、平日など普段はどのような人々が利用しているのか、少し興味があります。
     
     客を降ろしたバスは200mほど先にある転回場で方向転換し、15分ほど休んで再び鎌取駅へ戻っていきますが、私はそのまま20分ほど歩いて東金街道を目指し、「宮田」バス停からちばフラワーバスに乗って千葉駅へ向かうことにしました。


    運行形態:C+D、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆

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