2009.04.02 Thursday

路線バス乗りつぶし 東京ベイシティ交通編 その1

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    ●東京ベイシティ交通 7・南行徳線 浦安駅→南行徳駅


     東京メトロ東西線の「浦安駅」から、そのお隣の駅である「南行徳駅」までを結んでいる路線が「7・南行徳線」です。
     今まで東京ベイシティ交通の一般路線は、基本的に浦安市内のみという限られたエリアでの運行で、他社との競合等もほとんどなく、仮に競合路線があったとしても京成バスや京成トランジットバスといったグループ会社であったため、事業エリア確保のためのいわゆる免許維持路線というものは存在しませんでした。しかし、2009年3月28日の同社ダイヤ改正に伴って運行系統が大幅に見直され、一部に新規の免許区間があった他は基本的には従来他の系統で運行していた既設の免許区間を活用しながら経路を見直すような路線変更を行ないましたが、そこから外れた一部の旧経路についても、数便程度の運行を残して路線免許を完全に放棄しないように存置されました。今回乗車したのもそんな免許維持路線とも言えるもので、運行されるのは平日のみ、しかも運行回数は南行徳方向に早朝2便、浦安方向に夜1便しかなく、ここにきて同社にも晴れて(?)マイナー路線が誕生したので、早速訪れてみることにしました。

     乗車したのはダイヤ改正して日も浅いとある平日で、朝2便設定されているうちの2便目、浦安駅7時15分発のバスでした。
     浦安駅のバス乗り場は、専用のターミナルも無く、ほとんどの路線がやなぎ通り(都内の葛西橋通りから続く道)沿いの「浦安駅入口」バス停が発着場所になっていますが、この「7番」系統は県道市川浦安線沿いの、ズバリ「浦安駅」という名称のバス停から出ており、他には同社「1・浦安高校線」の浦安駅入口方向と、京成トランジットバスの「浦安駅〜相の川〜本八幡駅」線が停車しますが、行徳橋方向の乗り場を使用しているのは、この朝2便の南行徳駅行きだけであり、そこにはひっそりと一本のポールが立っています。改正前の3月27日までは「新浦安駅〜市役所前〜豊受神社〜浦安駅〜市民病院入口〜南行徳駅」という経路で運行されており、ここはその途中バス停でした。
     
     やってきたバスは小型の日野ポンチョで、どうやらここまではディズニーランドに近い千鳥車庫から回送でやってきたようです。ここから乗車したのは私一人だけでした。
     ベイシティバスでは全線ゾーン運賃制(距離に関らず、区界停留所を跨ぐと運賃が上がる方式)となっていますが、降車促進のため、あらかじめ行先を申告する前払い方式を採用しており、私も乗車時にPASMOで160円を支払いました。浦安市内での初乗り運賃は現在も140円ですから、首都圏の一般路線としては賃率はかなり低く設定されています。

     7時15分、定刻に発車します。
     発車後はそのまま道なりに県道・市川浦安線を進み、次の「当代島」バス停は「7番」系統の浦安駅便でしか通らない、ベイシティバス全体でも最もマイナーなバス停ということになりました。

    ↓マイナー区間になってしまった「当代島」バス停付近

     沿線は住宅地と商業地とが混在しており、そのなかでも特に中古車販売店が多く目立ちます。この時間帯ではクルマの往来が多い以外は、まだ人の動きも見られませんが、仮にここで路線バスを増強しても、この付近だと浦安・南行徳の両駅からではせいぜい自転車圏内であり、医療センターへの通院利用の目的以外では路線バスの必要性もあまりないのかもしれません。
     2009年3月28日以降の「7番」系統は、「新浦安駅〜市役所前〜北栄〜東京ベイ医療センター」間の運行が主体となり、路線名となっている「南行徳駅」にはほとんど乗り入れなくなりました。もともと「7番」系統は「葛南病院(現・東京ベイ医療センター←2009年4月に経営委譲、それまでは浦安市川・市民病院)」を発着していた路線で、ベイシティバスでは唯一、地下鉄東西線より北側の地域を運行しているものでした。結局のところ、路線は旧来の形に戻りつつあるわけですが、南行徳駅周辺は市川市であり、ベイシティバスが市川市内に乗り入れるのもこの周辺だけなのですが、せっかく得たその権利を返上してしまうと、営業的には今後不利になる可能性もあるので、当面は様子見、といったところでしょうか。ただ一方で「東京ディズニーシー」とを結ぶ「37・大三角線」が新設されたので、南行徳駅に乗り入れるベイシティバスは今後はそちらが主体となります。

     さて、相之川交差点で県道・東京市川線へ右折。ここから終点まで京成バス「瑞75・江戸川スポーツセンター〜新浦安駅」線が並走しますが、その区間もごくわずかで、目の前に東西線の高架橋が見えたところで左折すると終点「南行徳駅」に着きます。ここまで所要時間はわずか9分、途中での乗降もなく、終始私一人だけでした。

    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●東京ベイシティ交通 7・南行徳線 南行徳駅→新浦安駅


     続いて乗車したのは同じく「7番」系統のうち、「南行徳駅」とJR京葉線「新浦安駅」とを結ぶ系統です。これも前述の「浦安駅〜南行徳駅」便と同様に平日のみの運行で、運行回数も新浦安方向に2便、南行徳方向に1便というマイナー路線になっており、察する通り、前述の浦安駅便とは連続した一体の運用になっています。
     
     乗車したのは、これも2便目の南行徳駅7時30分発の便で、車両も乗務員氏もまったく同じでした。
     この駅から新浦安駅へは京成バスの「瑞75」系統もあり、ルート的にもそちらの方がダイレクトで早く、利用者も多いのですが、こちらの便にもその京成便に乗り遅れた人がわずかに流れてきて、結局私を含め3名の客で出発となりました。
     発車後のルートは、途中の「東京ベイ医療センター入口」バス停までは浦安便と同じで、先ほど乗ってきた区間をまた少し戻ります。そして、市川市から浦安市に入り、市民病院入口交差点で左折。これより先は「7番」系統の本線とも言うべき「東京ベイ医療センター〜新浦安駅」便と同一ルートとなりますが、ここから「消防本部前」までの区間は今回のダイヤ改正により新設された区間です。

     早速、新規区間の途中バス停である「北栄北(きたさかえきた)」で1名、その先の「北栄二丁目」でも1名乗車があり、日が浅いわりにはまずまずの状況ではないかと思います。
     また、この路線の特徴として、「北栄三丁目〜砂田橋」間にある5か所のバス停は、バス車内に掲示された路線図では同じ道を単純に往復しているような経路で表示されていますが、実際には一方通行路を運行している関係で、往路と復路が分かれています。また、「1・浦安高校線」も並行していますが、それも往路と復路とで道路が分かれており、当線と合わせ3本の一方通行路を次のように通行しています。
    1本目の一方通行路・・・・「7番系統の新浦安駅方向」
    2本目の一方通行路・・・・「1番系統の浦安駅方向」と「7番系統の南行徳駅方向」
    3本目の一方通行路・・・・「1番系統の新浦安駅方向」
     そして、これら三本の道路はそれぞれ200mずつ離れているのですが、各道路に並行して設置されている停留所がすべて同じ名称で統一されているため、路線図上ではそれが簡略化されて表示されているのです(ごく一般的には上下で大きく離れたバス停では別々の停留所名を与える場合が多い)。走行ルートが分かれているのはこの日乗車して初めて分かったことでした。

     一方通行路の区間は、そもそもバスの通行自体考慮されてないような完全な生活道路で、道幅も狭いものですが、マイカーなどのスピードを抑制するために車道はワザと蛇行させてあり、バスもそれに従ってクネクネ進みます。「7番」系統全体でもこの区間が最も狭隘なルートのため、これが小型バスを使用している理由の一つになっています。

     その後も途中乗車が続き、やなぎ通りに出てすぐの「消防本部前」バス停では立ち客が出るほどに。これ以降は終点まで他系統も並行し、大型バスも頻繁に通っている区間ですが、そこに突然現れる小型バスを見て、コミュニティバスと勘違いしているのか、はたまた窮屈さを嫌って敬遠しているのか、各バス停で待っている客の中には、このバスに乗ってこない人も結構いました。ちなみに、この「消防本部前」バス停も「7番」系統で通るのは、浦安市役所が開庁していない時間帯の数便だけが通るもので、それ以外の便は「市役所前」を経由しています。

     「海楽〜美浜東団地」間で国道357号線と首都高速湾岸線を跨ぐと、沿線には高層マンションが建ち並びはじめます。そして、JR京葉線をくぐり、新浦安駅前交差点を右折すると、終点「新浦安駅」に到着となります。所要時間は23分、運賃はこれも申告前払い方式で、全線乗ると190円でした。


    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●東京ベイシティ交通 1・浦安高校線 新浦安駅→浦安駅入口


    ↓▲印のついた入船北団地経由は一日6便のみです。

     3つ目に乗車した路線は、「新浦安駅」から「浦安駅入口」とを結んでいる路線のうち、そのなかでも特に運行回数の少ない「1番」系統の「入船北団地」経由便です。こちらも今回のダイヤ改正に伴って経路変更が行なわれたものですが、旧経路であった区間についても免許維持的に一日6往復のみ運行が存置されました。その6便は朝夕の通勤時間帯だとか曜日とかにも関係なく、ランダムな設定になっており、何を基準にして経路を変えているのか理由はよく判りません。

     乗車したのは前述の「7番」系統に乗車後、続けて利用したもので、新浦安駅8時12分発のバスに乗りました。
     
     やってきたバスは、これまた「7番」系統と同じく小型の日野ポンチョで、ここからは私を含め7名が乗車しました。
     ベイシティバスの路線は、全体的に大型の長尺車が使われているイメージでしたが、今回の改正では、コミュニティバスのように住宅地の中を小まめに運行する路線を多く設定したため、このような中小型バスにより運行される路線がかなり増えました。ただ一方で、もともと大型バスにより捌いていた区間に、ある日突然小型バスに変わってしまった場所もあり、これについては賛否が分かれるところでもあります。

     発車するとまず、新浦安駅前交差点を右折して、少しだけシンボルロードを走り、すぐ次の入船中央交差点を左折します。これを奥に進んでいくと「入船東団地」があり、ここで1名が乗車。この先でルートが2つに分かれ、左に曲がるのが今回の新ルートで、直進するのが6便だけになった旧ルートで、この便はその旧ルートを進みます。そして、通過回数が少なくなってしまった「入船北団地」バス停では4名が乗ってきましたが、このように本数が減ってしまっても、一応利用者は残っているようでした。
     その先の堤防に突き当たったところで左折して、その堤防沿いに進みますが、この堤防の向こう側は河川ではなく東京湾(三番瀬)で、本来なら広々とした景色が見られるのでしょうが、あいにく高い堤防に遮られ、何も見えませんでした。

     JR京葉線をくぐり、塩見橋の下で左折するのですが、今まではここで曲がらずにそのまままっすぐ「美浜中学校」バス停に向かっていました。
     その塩見橋の側道から浦安警察署の前に出て、すぐ先の交差点を右折。ここで「1番」系統の通常ルートと合流します。路線は住宅地の中を縫うようなルートを進み、「美浜中学校」バス停で経路変更前のルートになります。この間の数ヵ所のバス停では乗車が続き、小さなバスの車内はかなり混雑してきました。さらにバスは猫実川に沿って進んで、消防本部前交差点でいったん、やなぎ通りへ右折します。その「消防本部前」バス停では3名が乗車してきましたが、やなぎ通りをまっすぐ進む他の系統に乗るはずだった客が、どうやら新しい経路になった「1番」系統のことを知らずに乗ってきた様子で、この先を右折して北栄方向に入っていくと、ようやく自分たちの乗り間違いに気付いたようでした。この区間も今回のダイヤ改正により、新たに経路変更したもので、今までならこのまままっすぐやなぎ通りを走っていけば、あとはバス停3つで「浦安駅入口」に着いていたのですが、「1番」系統に乗ってしまうと、裏道に入って9ヵ所もバス停があるため、大回りさせられた気分になるようですし、少なくとも従来の「1番」系統を利用してきた客からすれば、これ以外に選択肢も無く、裏道に入らざるを得ないので、慣れるまで当分はいろいろとご意見も出ることでしょう。

     「砂田橋〜北栄三丁目」間は前述の「7番」系統で触れた通り、一方通行路を走行する関係で、上下で道路が違っており、浦安駅方向では「7番」系統の医療センター方向と同じ道ですが、新浦安駅方向は「1番」系統独自の西隣の道を通ります。このため、完乗を目指す場合には上下すべての便に乗車する必要があります。
     あいにくこの新経路の区間内では全く乗降はなく、地下鉄への乗り換えを急いでいる乗客たちは途中の「浦安駅東口」バス停で私以外全員下車。そして、浦安駅の周辺を一巡して所要25分で、終点の「浦安駅入口」に着きました。運賃は全線乗り通しても140円と、乗車時間のわりには大変安く感じられました。
     ちなみに、今回の経路変更では、「1番」系統では浦安駅周辺の経路も変更され、今までは「浦安駅入口」での方向転換ができなかったため、向きを変えずに済む別の系統にダイヤをつないでいましたが、ラケット状の運行経路とすることで、「1番」系統で来た便は、そのまま「1番」系統で折り返すことが可能になりました。


    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆

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