2011.06.28 Tuesday

路線バス乗りつぶし 西武バス編 その9

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    ●西武バス 狭山26 狭山市駅西口→飯能駅北口


     西武新宿線「狭山市駅西口」から西武池袋線「飯能駅北口」とを結ぶ路線には2系統あり、ひとつは当ブログ「西武バス編その6」で乗車した「下川崎」経由と呼ばれる「狭山25」系統、もうひとつは今回乗車した「笹井」経由と呼ばれる「狭山26」系統です。運行回数では後者の方がやや多く、乗車日時点での運行回数は平日6往復・土休日5往復でした。しかし、2011年7月1日のダイヤ改正により、両系統ともさらに減便となり、改正後の運行回数は、「狭山26」系統が平日3往復・土休日2往復となるほか、「狭山25」系統に至っては土休日1往復のみとなってしまいます。今回はダイヤ改正直前の「狭山26」系統に乗ってみました。

    ↓6月30日までの時刻表(左)と大幅に削減された改正後の時刻表
     
     乗車したのは日曜日の狭山市駅西口7時45分発の便で、土休日ダイヤでは5便中の1便目です。乗り場は近年完成した西口バスロータリーの「3番乗り場」からです。やってきたのは大型の日産ディーゼルUA・西工ノンステップ車で、ここからは私を含め8名の乗車がありました。実はこの時間帯の便は今回のダイヤ改正で廃止されることになっており、この便に乗り込んでいる利用者は、途中の「根岸新道」バス停まで並行している「狭山20・狭山市駅西口〜狭山グリーンハイツ」線も同時にダイヤ改正され、今後はそれが対応することになるようです。とりあえず7時45分にバスは定刻通り発車しました。
     
     前回「狭山25」系統に乗車したときは、駅周辺の再開発工事が完了しておらず、乗り場と一部の運行経路も一時的に変更されていましたが、今回は所定の経路に戻った様子で、駅前ロータリーを左に出て、七夕通りへ向かいます。そして、「七夕橋」バス停付近で国道16号線と交差し、県道・日高狭山線へ直進。すぐに入間川を渡り、「河原宿」バス停でまず1名が下車。ここまでだと他にも並行する系統などで高頻度にバスが通っているため、特にこの「狭山26」系統の利用者というわけではないようです。さらに国道299号線とぶつかる「根岸新道」バス停で4名下車すると、車内に残ったのは私を含め3名となりました。また、ここで先述の「狭山20」系統が左に分かれ、「下川崎」経由の「狭山25」系統も右に分かれるため、これ以降はしばらく当系統の単独経路となります。

     根岸交差点より国道299号線を飯能駅の手前まで走行。狭山市から入間市に入ります。ダイヤ改正後は特にこの先の区間が運行回数極少区間になるわけですが、沿線は過疎地かといえばそんなことはなく、むしろそこまでバスを利用されないことの方に疑問を感じます。やはり一度運行回数を減らすと、負のスパイラルに陥ってしまうということなのでしょうか。
     
     沿線の特徴的な停留所名に「笹井ダム」というのがあるのですが、「ダム」というと湖を連想しますが、これはそうではなく、入間川に設けられた農業用水のための「笹井堰」のことです。先ほどから進行方向左手を入間川が沿っていますが、残念ながら車窓からはその堰を見ることができませんでした。

     そして、残っていた乗客は「西武入間病院前」バス停と、その先の「野田」バス停でそれぞれ下車し、あとは貸切状態になってしまいました。この区間は「狭山26」系統の単独部分であることから、減便後の利用者はどのように対応するのでしょうか。ちなみに「野田中郷」バス停の手前で同社の「ぶし01・仏子駅〜西武ぶしニュータウン」線と交差していて、そもそもこの周辺の住民はそちらを利用しているのかもしれません。

     「双柳入口」バス停手前の六道交差点から、これまたマイナー路線の国際興業「飯80・車庫前〜双柳市営住宅」線と並走区間になるのですが、同系統も早朝・夜間の出入庫1往復のみの運行で、時間的に両社のバスがこの区間で行き違うことはまずないようです。

     そして「狭山26」系統ではJR八高線と西武池袋線が接続する「東飯能駅東口」に立ち寄ります。かつては小さな乗換駅だった同駅も、八高線電化による利便性向上と、以前西武鉄道が計画していた飯能駅でのスイッチバック解消のための短絡線建設に伴って、飯能駅に代わるターミナルとして再開発が行われましたが、あいにく西武鉄道の計画は頓挫してしまい、長引く景気低迷の影響もあって、せっかくの駅前広場もあまり活気がなく、ここに乗り入れている西武・国際興業のバス路線はとりあえず乗り入れの権利を維持するために残してある、といった状況に過ぎません。この日も乗降はなく、ロータリーを静かに一周し、再び国道299号線に戻りました。

     「笠縫」バス停を過ぎるとJR線と西武線の踏切が連続してあり、その間には計画中止になった西武短絡線の線路用地があります。
     
     踏切を渡り終えると、やや道幅が狭くなり、「車庫前」というバス停がありますが、この「車庫」とは国際興業バス飯能営業所のことです。
     そして、飯能駅前交差点を左折すれば間もなく終点の「飯能駅北口」に到着となります。ここまでの所要時間は34分、運賃は340円で最後まで乗ったのは私一人だけ。やはり削減される以上はそれなりに理由があるわけです。

    ※「狭山26」系統は2011年11月16日より、飯能営業所から狭山営業所へ移管となりました。

    運行形態:A+C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●西武バス 飯51 飯能駅北口→宮沢湖

     
     続いて乗車したのは「飯能駅北口」から同市のレジャースポット「宮沢湖」とを結んでいる「飯51」系統です。現在の運行回数は土休日の1往復のみというマイナー系統で、当ブログ「西武バス編その6」で「狭山25」系統に乗車した当時は、平日の早朝6時台に1往復の設定という、乗車することが大変困難な時間帯に運行しているという記述をしているのですが、2011年3月4日のダイヤ改正の際、これが土休日の8時台の運行に変更されたため、これならば都内から訪れることも比較的容易になりました。しかし、これも束の間、今度は2011年7月1日のダイヤ改正で、これを土休日の15時台の運行へさらに移動させることになり、この場合、残念ながら現在の私の生活パターンでは再び乗車困難になってしまうため、今回はダイヤが変わる前に乗っておくことにしました。

     乗車したのは前述の「狭山26」系統に乗った日と同じ日曜日です。現状では飯能駅北口を発着する西武バスの便は限られていることから、運用については概ね察しがついていたのですが、その予想通りに8時30分発の「宮沢湖」行きは「狭山26」系統から続いての運用でした。従ってバスも乗務員氏も同じでした。
     飯能駅北口の乗り場は「1番乗り場」から。同じ乗り場を西武バスから移管されたイーグルバスの「ひだか団地」行きや、国際興業バスの「間野黒指」行きなどが共用していますが、そのなかでも今では西武バスの発着回数が最も少なくなってしまいました。
     
     この日ここからの乗車は私を含め3名あり、前回のダイヤ改正までの平日早朝6時台に運行していた頃に比べれば、確実に利用しやすくはなっているはずです。もともと飯能駅から宮沢湖、高麗川駅、ひだか団地方面の路線は、当初から西武バスの路線だった系統と、1995年に国際興業から引き継いだ系統があって、移管時にそれらの運行系統を整理して一時期はすべて西武バスが運行を行なっていました。しかし、2006年4月にはそれら日高方面の路線のほとんどを川越市に本社を持つイーグルバスに再移管。そのうち、この「飯51」系統の1往復だけは、西武グループが開発したレジャー施設「宮沢湖」への路線免許確保を目的に運行が維持されているものです。恐らく、何らかの臨時対応などを考慮してのことと思われますが、今までは移管先のイーグルバスに営業面で配慮したためか、同社の運行時間帯から外れた早朝に細々と運行していました。しかし、バス事業全体の経営環境が厳しさを増し、生活路線さえ次々と切り捨てられる昨今、さすがに経費の無駄遣いと揶揄されかねない『客を乗せない路線バス』の存在には疑問と矛盾が問われかねず、どうせ走らせるなら少しでも利用者のありそうな時間帯へ移すことが望ましいと個人的には思います。そういう意味では現在の運行時間帯は多少なりとも利用できそうな時間帯であり、こうしてこの日3名の乗客が乗り合わせているということではないでしょうか。他系統との関連も含め検討の余地がありそうです。

     さて、発車するとバスは飯能駅を背にして駅前通りを進みます。途中の「中居」バス停までは「狭山25」系統と同じ経路ですが、同系統も7月1日以降は土休日1往復へと減便されるため、もはや飯能駅を出てすぐに西武バスとしては週に数便レベルのマイナー区間になってしまいますが、現在は移管を受けたイーグルバスが主体となって走っているため、地域内の輸送はとりあえず確保されています。
     国道299号線バイパスを横切り、その先の丁字路、中山交差点で右折。沿線は人家と野菜畑が混在しています。

     そして「中居」バス停で「狭山25」系統と、イーグルバスの大多数の便は右の細道に分かれ、「飯51」系統はそのまま道なりに進みます。その途中に「峠口」というバス停があるのですが、現在ここを通る路線バスは西武・イーグルともにかなり少なく、朝・夕のごく一部の便に限られています。

     埼玉西部消防署交差点で左折して、すぐ次の宮沢湖入口交差点を左折すると終点の「宮沢湖」に到着となります。ここまでの所要時間は10分、運賃は170円で、途中での乗降はなく終始乗客は3名のままでした。
     F-1カート場のすぐ隣りに西武バス専用のバス停兼折返場があり、かつての栄華を物語るかのようにしっかりとした上屋も設置されています。ポールには今でもイーグルバス移管前の「高麗川団地」や「ひだか団地」行きの表示が残ったままになっていました。今後は土休日16時台の運行になるため、行楽帰りの人々が利用してくるかもしれませんが、わずか1便とはいえ、せっかく走らせるのなら、掲示類をしっかり整備して利用増につなげておく方が良いのではないかと思うのですが・・・・・。
     

     それと・・・・・・・
     これは訪問当日まで情報が届いていなかったのですが、今回乗車した「飯51」系統乗り場の後方「2番乗り場」から出ていた、国際興業の季節路線「有間01・飯能駅〜有間渓谷観光つり場」線が、訪問したその日の運行をもって廃止(正式な廃止日は2011年9月1日ですが、7月1日〜8月31日はもともと運休期間で、6月最後の運転日が事実上の最終日)になる旨の掲示が乗り場に貼られ、「宮沢湖」行き発車時刻の1分前に最後の「急行・有間渓谷観光つり場」行きが出ることが分かりました。この路線には私もかつて同社がボンネットバスを走らせていた当時、途中の「さわらびの湯」までしか乗車したことがなく、いずれ乗る機会を考えていた矢先に廃止ということになってしまい残念至極でしたが、それに乗ることは諦め、とりあえずこの日限りで廃止となる「有間01」系統と、翌週の運行から発車時刻が変わってしまう「飯51」系統のツーショットを写真に収めておきました。
     


    ※「飯51」系統は2011年11月16日より、飯能営業所から狭山営業所へ移管し、運行時間帯が再度9時〜10時台の運行に変更されました。

    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●西武バス 健康福祉センター線 入間市駅→健康福祉センター


     今回3つめに乗車したのは、西武池袋線の「入間市駅」から、同市の公共施設「健康福祉センター」とを結んでいる「健康福祉センター線」です。この路線の特徴として、本来は西武バス発行の「西武の乗合バス・ルートマップ」には沿線各自治体受託のコミュニティバスは掲載されないのですが、当系統に限ってはルートが掲載されていることや、運行系統一覧では一般路線として掲載、さらに「埼玉県内乗合バス・ルートあんない」の系統一覧表でも一般路線として扱われています。しかし、その一方で同社のWeb時刻検索では直接運行時刻が掲載されない(リンクを辿れば別サイトで検索可能)というものです。果たしてこれがどのような路線なのか訪問してみることにしました。
     
     これから乗車する「健康福祉センター」行きは、入間市駅バスロータリーの「4番乗り場」から発車します。同じ乗り場からは一般系統の「藤01・武蔵藤沢駅〜入間市駅」線や、入間市コミュニティバス「てぃーろーど(2コース)」が共用していますが、経路的には前者の「藤01」系統とはかなり共通しています。現在の運行回数は曜日にかかわらず12往復の運行で、私が乗車したのは3便目となる9時25分発の便です。乗車口付近には「入間市からの委託運行のため、西武バスの定期券類は使用できない」という掲示がされており、ではなぜ当系統が一般系統として掲載されているのか、ますます疑問が湧くばかりですが、コミュニティバスとは運行主体や運行経費負担などの方法が異なるからでしょうか。ちなみに西武バスが発売しているIC一日乗車券での乗車も適用外でしたが、PASMO・Suicaの使用は可能で、バス特ポイント・特典バスチケットも適用されます。

     発車時刻2分前にやってきたバスは専用塗装の小型バス、日産ディーゼルRN・ノンステップ車で、ここからは私を含め5名の乗車がありました。
     
     ルートは途中「西武グリーンヒル」バス停まで並行する「藤01」系統とほぼ同じですが、停車するバス停は「入間市役所」「入間扇町屋団地」「西武グリーンヒル」の3か所に絞られています。ただし、乗降に関する制限はなく、停車するバス停であれば途中区間のみの利用も可能です。

     発車すると、まず入間市駅入口交差点を左折してけやき通りの坂を上り、向陽台一丁目交差点を右折。「入間市役所」は「藤01」系統では路上バス停ですが、当線ではコミュニティバスとともに市役所構内のバス停に停車します。ここで1名下車し、入れ替わりに2名乗車。
     そのあとは会館通りと花みずき通りを通って、西武バスの折返場のある「入間扇町屋団地」バス停で2名下車しました。沿線は入間市内では特に商業施設が集まっているところで、ショッピングセンターや飲食店などが建ち並んでいます。
     
     そして、「西武グリーンヒル」バス停で2名が降りて1名乗車。イオン入間ショッピングセンターの脇を通り、ほんのわずかに国道463号線(所沢入間バイパス)を走って、上藤沢(北)交差点を右折すると、間もなく終点の「健康福祉センター」に到着します。ここまでの所要時間は16分、運賃は一般系統と同様の運賃体系で170円。乗客は私を含め3名ありました。

     当系統は入間市健康福祉センターのHPでは「直行バス」という案内になっていますが、その利用実態を見る限りでは一般路線とは遜色のないもので、むしろ途中バス停をいくつか通過することで急行バス的に利用されている一面もあるようです。
     なお、健康福祉センターからは「三井アウトレットパーク」も近く、天気が良ければここから歩いて行ってみるのも良いかと思います。

    運行形態:E、路線図掲載:◯、乗車難易度:★☆☆☆

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