2010.05.20 Thursday

路線バス乗りつぶし 小田急バス編 その5

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    ●小田急バス 歳22 千歳船橋駅→温水プール循環→千歳船橋駅


     小田急バス「歳22」系統は小田急小田原線の「千歳船橋駅」から「希望ヶ丘団地」を経て再び「千歳船橋駅」へと戻ってくる循環路線ですが、2009年8月31日のダイヤ改正より、毎日6便運行されていたものが、休日1便のみの運行へと大幅に減便されてしまい、とうとう事実上の免許維持路線ということになってしまいました。この路線には一日6便運行していた当時に一度乗車しているのですが、今回は減便後あらためて乗ってみることにしました。

     乗車したのは祝日で、一回しかないその便は夕刻の16時08分に出ます。千歳船橋駅の乗り場は本線とも言える「梅01/経01・梅ヶ丘駅〜経堂駅〜千歳船橋駅」線と同じですが、「歳22」系統の発車2分前に「経01・経堂駅」行きが出るため、それが出発したあとの据付けとなります。やってきたのは小田急バス若林営業所々属の中型バス、いすゞエルガミオ・ノンステップ車でした(運行は小田急シティバス世田谷営業所へ委託)。「歳22」系統は当日最初で最後の便なわけですが、律儀にも前面の行先表示には「終車」を示す赤枠が点灯していました。
     
     この「歳22」系統は「経01」系統と途中「朝日新聞社前」まで同一経路であり、わずか2分後の続行で果たしてどれほどの乗客がいるものか気になりますが、一応こちらのバスにも私を含め4名の乗客がありました。しかし、さすがに週に1便程度の設定では地元の客でも馴染みが薄いらしく、そのつど行き先を確認したり、乗り間違いに気付いて慌てて降りていく人もおりました。

     「千歳船橋駅」を出るとバスはいったん向かうべき方角とは逆方向に乗り場が置かれているため、方向転換を兼ねて小田急線の線路に沿って進み、砧二丁目交差点で環八通りに出ます。この間に「桜丘五丁目」というバス停がありますが、ここは並行する京王バスと東急バスのみが停車し、小田急バスだけは通過扱いとなっており、あくまでも方向転換のためだけの運行経路になっているようです。そして、環八通り外回り線へ右折して、この途中にも「水道局前」というバス停がありましたが、これも京王バスだけが停車で、「歳22/歳24/経01/梅01」系統では千歳船橋方向だけが停車するものでした。「歳22」系統で初めに停車するバス停は「成城警察前」でしたが、特に乗降もなくこの便は通過となりました。
     成城警察署北交差点で左折して環八通りから分かれ、「廻沢」バス停を過ぎた信号の無い丁字路で廻沢通りへ右折。沿線は幹線道路から近いものの、一部に農地も残り穏やかな印象のある住宅地です。
     「希望ヶ丘記念公園」バス停を通過して、その先の十字路を右折。「千歳台四丁目」バス停で2名が降りていかれました。今度は環八通りを真横に交差して、「希望ヶ丘団地」で1名下車。しかし、団地のバスターミナルには人影はなく乗車はゼロでした。
     希望ヶ丘中学交差点を左折すると、ここからしばらく「歳22」系統の単独経路、すなわち通常週に1回しか路線バスの通らない区間ということになり(乗車した日は連休中だったので複数回走ったようですが・・・・・)、この途中にある「区立温水プール前」と「千歳台五丁目」の2か所のバス停もそのときだけ活きるものです。それが別の意味で活きたのかどうか分かりませんが、ごく最近、あるテレビドラマを観ていたところ、路線バスを使ったロケでこの「区立温水プール前」が出演(?)したことがあり、このときの撮影では停留所名もそのまま使われていて、ドラマの内容以上に興奮してしまったことがあります(笑)。

     千歳台交差点でまたまた環八通りと交差し、車窓右手には巨大なガスタンクが見えてきますが、これは当ブログ「小田急バス編その2」でご紹介した「粕谷のガスタンク」で、現在もCNGバスがここまで天然ガスの充填に営業運行扱いでやってきます。その天然ガス充填所前の丁字路を左折すると往路で通った廻沢通りになり、すぐに「粕谷一丁目」バス停があります。ここは「歳22」系統の他、ガス充填のためにやってくる「無番・仙川駅→粕谷一丁目」線と「無番・千歳烏山駅→粕谷一丁目」線の降車場としても使われており、減便の結果、現状では週1回の「歳22」系統よりも、一応毎日運行されている2系統の方が使用頻度が高くなってしまいましたが、どちらにしてもマイナー路線だけが通るバス停なので、ここを利用するのはバスファンの方、特に路線マニアの方々だけでしょう・・・・・・。

    ↓当ブログでは三度目の登場の「粕谷一丁目」バス停

     次の「千歳台五丁目」も「歳22」系統の単独バス停ですが、免許維持区間では特に乗客の動向は変わらず、このままその先の十字路で往路と合流し、短いマイナー区間も終わりますが、バス停単体で見ると、さらに次の「希望ヶ丘記念公園」千歳船橋方向のバス停も「歳22」系統でしか使用しません(「経01」系統などの千歳船橋方向はこの区間では環八通りを通る上下経路違いのため、ここを通らない)。
     そして次の「廻沢」から先は「歳20・千歳船橋駅〜成城学園駅北口」線も並走するので、以後終点までは運行頻度も高くなりますが、付近を京王バス「歳23・千歳船橋駅〜千歳烏山駅(南水無)」線がかなり高頻度に運行しているせいか、当線の利用はやや少ないようです。

     成城警察署北交差点で環八通り内回り線へ右折し、環八船橋交差点から千歳通りへ左折すれば間もなく終点の「千歳船橋駅」へ到着となります。一周したのは私だけ、と思ったら、何故か後ろにもう1名高齢者の方が・・・・・。まさか乗りつぶし目的にも思えないので、乗り間違えと気付かずに戻ってきてしまったのか、はたまた時間潰しの散歩目的か・・・・。ということでここまで2名の乗客がありました。一周22分、運賃は都区内均一の210円でしたが、やや遅れ気味だったのか、降車後すぐに乗車バス停に移動して、今度は「梅01・梅ヶ丘駅」行きの運用に入り、すぐさま発車していきました。


    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●小田急バス 読02 生田営業所→稲田堤


     小田急小田原線「読売ランド前駅」にほど近い小田急バス「生田営業所」から、JR南武線「稲田堤駅」を経て多摩川土手際の終点「稲田堤」とを結ぶ路線には「城下」経由の「読04」系統と、「塚戸」経由と称する「読02」系統の2ルートがありますが、今回は後者の「読02」系統に乗車してみました。
     この路線の運行回数は平日・土曜が8往復・休日9往復というややマイナー度が高いものになっており、当ブログでは運行回数の面で乗車基準をクリアしています(笑)。

     乗車したのは前述の「歳22」系統と同じ祝日で、生田営業所17時22分発の便は9便中の8便目でした。生田営業所の敷地は小田急線読売ランド前〜生田間の線路沿いにありますが、車両留置場所が分散しているため、乗り場は読売ランド前駅側の車庫の端にポツンと立てられています。営業のメインは次の「読売ランド前駅」からで、一区間は出入庫を兼ねた都県道・世田谷町田線(津久井道)の免許維持的な存在のため、このバス停からの利用者はごく限られているようです。バス停の周囲にもたくさんのバスが留置してありましたが、「読02」系統のバスは離れた生田駅側の車庫から出てきたいすゞエルガ・ノンステップ車でした。一応手を挙げて乗車の意思を伝えます。

     発車すると津久井道を小田急線沿いに西に進み、読売ランド駅入口交差点を右鋭角方向へ大きく曲がると、「読売ランド前駅」バス停で、ここで3名と無賃扱いの幼児1名乗車がありました。営業的にはここからが「本番」ですが、曜日と時間帯から利用者は少なめだったようです。
     この先は丘陵地帯の複雑な地形のため起伏に富んでおり、坂道を上下しますが、これが起因して高齢者の短区間利用があり、早速すぐ次の「日本女子大学前」と、もう一つ先の「女子大東門」とでそれぞれ1名バスを降りていかれ、さらに続いて「馬場南」で母子一組の乗車がありました。

     西菅団地入口交差点で「城下」経由の「読04」系統が分かれ、こちらはそのまま直進し「読02」系統の単独経路になります。少ない運行回数にも関わらず沿線は結構密集した住宅地ですが、日頃の通勤通学はどのような方法を選択されているのか気になるところではあります。

     「塚戸」バス停で駅からの親子連れが下車し、これで私以外の客はすべて入れ替わりました。
     バス停先の塚戸交差点で府中街道へ左折。二区間ほど川崎市営バス「登14・登戸駅・向ヶ丘遊園駅東口〜西菅団地」線と並走し、JR稲田堤駅入口交差点で小田急バスのみ右折。同時に「城下」経由の「読04」系統もここで合流し、あとはそのまま終点を目指します。

     最後の二区間は道幅も狭い上に商店街のような道で、また南武線と京王相模原線の2つの稲田堤駅とは少し離れているものの徒歩連絡は可能で、両駅を往来する歩行者も多く、ややゴチャゴチャした感があります。
     その狭い道を進むと南武線との乗り換えバス停「稲田堤駅前」があり、誰も降車ボタンを押してないのに、一旦停車して降車ドアが開きましたが、私も一緒に乗っていた母子連れもここでは降りず、このまま次の終点まで乗車しましたが、実質この駅前が客の流れでは「終点」で、さらに奥まで行く者はほとんどいないのでしょう。南武線の踏切を通過し、目前に多摩川の土手が迫ってくれば終点「稲田堤」です。大型車はこれ以上先へは進めない突き当たりのような場所で、バスは小さな転向場で向きを変えて、再び「読02・生田営業所」行きとなってすぐに出ていってしまいました。ここまで所要時間は17分、運賃は川崎市内均一の200円でした。
     
     私はこのまま歩いて稲田堤駅へ戻ることにしますが、一緒にバスを降りた母子連れはどうやら散歩がてらにバスに乗られたようです。しかし、この日折り返すバスはこのあと20時台の終車まで二時間以上全く無く、帰りのバスを調べていた母親も時刻表を見て唖然とした様子でしたが、このようにクルマを使わずにちょっと散歩へ出るにも計画性が求められてしまうわけで、利便性とのすり合わせはなかなか難しいところだな、と感じます。

    ※「読02」系統は、2013年6月2日の営業所移転に伴うダイヤ改正により、平日1往復のみの運行となりました。

    運行形態:A+C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●小田急バス (出入庫) 吉祥寺営業所前→吉祥寺駅

     
     「吉祥寺駅」から井の頭通りを都心方向に向かうと右手にあるのが、小田急バスの「吉祥寺営業所」ですが、このわずか500mほどの区間を営業運行する出入庫系統があり、今回はそれを「吉祥寺営業所前」から「吉祥寺駅」に向かう出庫便に乗車してみました。当出入庫系統は、吉祥寺駅を発着する小田急バスのほとんどの系統で設定されているため、それらを合わせるとその運行回数もかなりのものですが、朝方の出庫が集中する時間帯には同一時刻に2便設定されたりする一方で、出入庫の少ない時間帯では一時間に2〜3便しかないなど、両極端なダイヤ設定となるのも出入庫系統にはありがちなことです。
     
     この出入庫系統で他と異なる点は運賃体系で、吉祥寺駅周辺は武蔵野市に属し、この地域のバス路線は「都区内均一運賃区域」であるため、本来ならば大人210円・小児110円となります。しかし、当系統では並行している武蔵野市コミュニティバス「ムーバス」が大人・小児ともに100円で運行しているため、ここではそれに合わせて大人・小児ともに100円という設定になっています。500mという超短距離運行であるため、気軽に乗ってもらうための施策と言えますが、あいにく子供運賃では10円しか安くならずメリットはほとんどありません。また、その特殊な運賃体系ゆえPASMO・Suicaによる運賃支払いも適用外になっています。それとこの二点間には同社が運行している「宿44・新宿駅西口〜武蔵境駅南口」線も通っているのですが、もしバスを待っていた時に「宿44」系統のバスが来てしまった場合、運賃がどのような扱いになるのか、ちょっと気になるところでしたが、後日「宿44」系統の運賃表示板を見たところ、出入庫線と同様に100円運賃を実施していました。ただし、その場合は乗車時の運賃支払いの際に申告が必要のようです。


     乗車したのは平日の15時40分発の便で、かなり多数の設定があるので、何本目の便であるかは省略します。やってきたのは大型のいすゞエルガ・ノンステップ車で、同社では極々標準的なものでした。乗客は私だけですぐに発車しました。
     道はただただ真っ直ぐ井の頭通りを走るだけ。次がもう終点ですが、それでもしっかりと音声合成による車内放送も用意されていました。
     たった500mなので、スムーズに行ってしまえば1分もあれば辿り着いてしまうところですが、この日は夕方で少し混雑気味だったため3分を要しました。中央線のガードをくぐり、丸井吉祥寺店の前が終点「吉祥寺駅」となります。

     ちなみに入庫便にも専用のバス乗り場があり、それは京王井の頭線のガード下にひっそりと立っています。なお、当出入庫系統は車庫に出入りするすべての便が営業を行なっているわけではなく、一部は回送になっているものもあります。これは車庫での休憩時間が関係しているからではないかと思われます。

    運行形態:B、路線図掲載:△、乗車難易度:☆☆☆☆

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