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2008.11.26 Wednesday

路線バス乗りつぶし 東洋バス編 その1

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    ●千葉シーサイドバス 242・幕張線 海浜幕張駅→幕張駅入口


     今回最初は免許維持路線で、平日のしかも片道1便だけしか運行されていない「242・幕張線」に乗車します。
     このルートは、かつて東洋バス時代に開業した「海浜幕張駅〜長作町」線と、利用がふるわずに短期間で撤退となってしまった「幕張駅入口〜幕張ベイタウン」線の路線免許をつないだもので、私も前者の方には一度だけ全区間乗車したことがあります。その当時はJR総武線と京成千葉線を跨ぐ立体交差道路(後述の幕張昆陽地下道)がまだなかったため、複々線で頻繁に電車が通過するJRの線路を一体どのように越えて行くのかを知るために乗ってみたものです。
     そのときの記憶では、「海浜幕張駅」から「ファミールハイツ前」まで、今回の幕張線と同様に進み、国道14号線へ左折していったん東京方向に向かい、幕張インターから京葉道路の穴川方向に進入、幕張PAの脇を通過し、次の武石インターから再び一般道路に戻って「長作町」に向かうというもので、ちょっとした高速バス気分を味わうことができました。そのような奇抜なルートで鉄道線と立体交差してしまうという方法は、度肝を抜かれたというよりも、いかにも苦肉の策という感じでしたが、この一区間だけの通行であれば、本来は有料通行区間内であるものの、実際には通行料金が徴収されない(幕張・武石どちらのインターにも料金所がない)区間というものが存在するということを、このとき初めて知りました。
     
     さて、本題に戻ります。
     定刻では8時35分に「海浜幕張駅」を出ることになっていますが、この日は「花島公園」からの前運行が遅れていたようで、8分遅れの8時43分に発車しました。乗車したのは中型の三菱エアロミディで、私を含め2名乗車しました。
     この路線は、千葉海浜交通も平日のみ運行(同社は両方向とも運行あり)しており、海浜幕張駅の乗り場も、終点「幕張駅入口」までの経路も全く同じですが、共同運行でもなんでもなく、ただ単に免許維持路線が2社共存になっているだけです。そのため「海浜幕張駅」以外の各バス停のポールは、両社別々に設置しているほか、千葉シーサイドバスには終点の1つ手前に「ファミールハイツ前」というバス停が1ヶ所多く設置されている点が異なります。これは冒頭で述べた通り、かつて「長作町」まで結んでいた路線が、この「ファミールハイツ前」バス停の先で国道14号線に左折し、京葉道路へ向かっていた頃の名残りで、その当時はここが「幕張駅」の最寄バス停として機能していたものです(実際に乗り換え利用があったかどうかは不明)。
     現在は国道14号線には曲がらずに、そのまま直進して終点「幕張駅入口」に到着します。ここは数年前まで千葉海浜交通の「幕張駅入口バスターミナル」を共用していましたが、ここを発着する「まともなバス路線」がなくなってしまった現在は閉鎖となり、かつてのターミナル前の路上客扱いとなっています。海浜幕張駅から所要時間はわずか6分、運賃は160円でした。

    ↓バス停脇の柵の中が旧バスターミナルの敷地でした。

     到着後の折返し運行はないので、客を降ろすとそのまままっすぐ進んで、幕張駅北口にある同社営業所へ回送されていきました。

     ちなみに、始発バス停から乗車した乗客のうち、1名は途中の「放送大学」バス停で下車。全区間乗車したのは私一人だけでした。
     
    運行形態:A+B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●千葉シーサイドバス 270・本郷幕張線 JR幕張駅→幕張本郷駅


     次に乗車したのは、JR総武線「JR幕張駅」からすぐお隣の「幕張本郷駅」とを結ぶ「270・本郷幕張線」です。
     この路線はJR京葉線「海浜幕張駅」と「幕張本郷駅」とを結ぶ「本郷海浜線」の出入庫便で、幕張本郷方向へは平日2便・土休日3便と、幕張駅方向に平日2便・土休日5便がそれぞれ運行されているものです。

     JR総武線の幕張駅には、古くから東洋バスが八千代方面へのバス路線を持ち、当時は狭い幕張駅南口から発着していたそうですが、その後は国鉄総武線が快速線と緩行線とで複々線になり、さらには車両基地への出入庫線も加わるなどして、踏切の通過や南口商店街のバス通行が困難になってきたため、北口の本社用地にバス乗り場を移転したそうです。これが現在の「JR幕張駅」バス停です。
     その後も南口は相変わらず狭隘なため、現在に至るまで路線バスが直接駅前に乗り入れることができず、1973年に稲毛海岸地区への路線展開をはじめた千葉海浜交通では、駅からかなり離れた地点に「幕張駅入口」というバスターミナルを設けて対応し、これが前述の幕張線の終点となっている場所というわけです。
     今回乗車した千葉シーサイドバス「本郷幕張線」は、その東洋バス本社用地内にある「JR幕張駅」バス停から出ています。
     
     乗り場は幕張駅北口を出て、総武線の線路沿いを1〜2分ほど歩いた場所にあり、雨の日は傘がなければ辛いものがありますが、かといってそんなに不便なほど遠いわけでもありません。そこは完全なバス営業所の敷地であり、裏口から構内に入ったところにバス乗り場があります。背後にJRの電車が頻繁に行きかっていますが、自社用地ということもあって、マイカーやタクシーで混雑しがちな他の駅前とは違い、大変のんびりした雰囲気があります。

     乗車当日は土曜日で、これから乗車する「幕張本郷駅」行きはこの日は3便のみの運行。そのうち一番早い8時50分発の便に乗車しました。
     
     やってきたバスは三菱エアロスター・ノンステップ車で、海をイメージしたポップなカラーリングのものです。
     千葉シーサイドバスの管轄路線は、基本的に中型バスでないと通行困難な区間を持っているため、ほぼ中型バスの配置ですが、「海浜幕張駅〜幕張本郷駅」線については道路幅員も広く、多くの買物・通勤客に対応できるよう大型バスが運用されています。このため、その出入庫運用である「本郷幕張線」も大型バスとなっており、JR幕張駅から出る路線としては唯一大型バスが運用されています。

     路線自体は出入庫が目的であり、総武線にほとんど並行しているため、ここから乗車したのは私一人だけでした。
     発車するといったん他路線と同様に北の方角へ進み、住宅地内の少し狭い道を進んでいきます。
     そして「三代王神社」バス停を過ぎて幕張東小学校入口交差点を左折し、八千代方面の路線と分岐。「幕張中学校西〜幕張四丁目」間にある幕張昆陽地下道で総武線と京成千葉線の線路をくぐり抜けますが、この地下道は2004年8月の開通で、これにより幕張駅付近にあった「開かずの踏切」が解消。バス路線も運行経路が変更され、幕張線の項で述べた通り、それまでは京葉道路を使って大きく迂回していたバス路線も、この地下道経由となって、所要時間の短縮や、JR幕張駅へすべてのバスが経由することにより、区間によっては実質増発となるなど利便性が向上したようです。

     さて、その立体交差を過ぎた幕張町4丁目交差点で国道14号線旧道(千葉街道)へ右折。ここからは本線と合流し、あとは「幕張本郷駅」まで同一経路となります。
     もともとこの区間は、千葉シーサイドバスより先に平和交通が「海浜幕張駅〜幕張本郷駅」間において「買い物バス」としてバス路線を持っていましたが、そちらは平日日中のみの運行で、その後千葉シーサイドバスが平和交通の走らない時間帯である、平日の朝夕と土休日の運行を開始し、以後2社による重複路線となっています。一応お互い運行時間帯で棲み分けはあるものの、共通乗車の取り扱いが無いほか、運賃も平和交通が150〜160円の二区間運賃となっているのに対し、千葉シーサイドバスが160円の均一運賃となっているなど、両社により微妙に営業面での差もあります。それと平和交通と後述の京成バスではPASMOにも対応しているのも、サービス面で弱い部分でもあります。

     旧道は片側一車線ですが、比較的道幅は広く、大型バスでも走りやすいものです。この間、途中「下八坂橋」と「幕張一丁目」の2ヵ所で各1名乗車があり、あとはこのまま終点を目指します。
     「ウィンダムヒル」バス停を過ぎると、だだっ広い国道14号線に出ますが、それもすぐ先の幕張陸橋下交差点で右折。陸橋の側道から海浜幕張から来た道路に合流すれば、間もなく終点「幕張本郷駅」に到着。所要時間は13分で、運賃は160円の均一ですが、支払いは降車時の後払い方式となっていました。

     降車場所はあとから参入したせいか、駅舎からは最も離れた位置となっており、古くから走っている京成バス路線の方は、駅から階段を下りてすぐ。海浜幕張へは京成バスルートの方が距離がわずかに長く、それによって運賃も高い(210円)のですが、道が整っている分京成ルートの方が速く、途中に千葉県の運転免許センターを擁していることもあって、終日混雑している路線です。
     一方で千葉シーサイドバス・平和交通ルートは、同じ区間が160円で済むのですが、全体的な運行回数や両駅前の乗り場が不利な位置にあるなどで、両駅間の輸送よりも途中にあるイトーヨーカドーへの買物客が主体となっているようです。

    ※2011年5月1日より、「本郷幕張線」はJR幕張駅方向への平日片道1便のみに減便されたほか、関連系統の「本郷海浜線」の運行も、幕張本郷方向への平日片道1便のみに大幅に減便され、実質免許維持路線となりました。

    運行形態:B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆(現在は片方向のみ運行)



    ●東洋バス 22・八千代中央村上線 村上団地第一→八千代中央駅


     今回最後は親会社の東洋バスが運行している「22・八千代中央村上線」で、線名が示す通り、東葉高速線「八千代中央駅」と同市内にある「村上団地」とを結ぶ路線です。
     もともとは京成線「八千代台駅」から「勝田台駅」または「村上団地」とを結んでいた路線でしたが、東葉高速線の開業により大幅に路線が見直され、現在は「八千代中央駅〜村上団地」間のみの運行に変更されました。しかし、その後も同線は東葉高速線に並行し、利用者が少ないことから徐々に減便、現在は平日の1往復のみの免許維持路線となっています。

     乗車当日はもちろん平日で、村上団地側からの便に乗車しました。現行のダイヤも村上団地から出発して八千代中央駅へ行き、再び村上団地に戻る単純なものとなっており、勝田台線の間合い運用のような形です。
     始発のバス停は「村上団地第一」で、頻繁に運行されている勝田台駅からの路線もここが起終点となっています。このバス停の先に「村上車庫」があって、折り返しや休憩はそこで行われています。かつては給油・洗車施設もあったようですが、現在は詰所だけとなっているようです。

     やってきたバスは大型の三菱エアロスター・ノンステップ車で、1分前に「勝田台駅」行きが出たばかりで、9時51分発の「八千代中央駅」行きに乗車したのは私一人だけでした。運賃は対キロ制ですが、行き先申告による前払い方式となっており、終点までの運賃200円を支払います。
     
     発車すると1分前に出た勝田台駅行きの真後ろを続行。そちらには各バス停で大勢の客が乗っていきますが、こちらはひたすら私だけ。どちらの路線も同じ東葉高速線の駅に出るのですが、他にも京成線が通っている勝田台駅とでは利便性が違うのでしょうか。

     結局団地内ではこちらに乗ってくることもなく、「村上団地入口」バス停の先で勝田台方面と分かれます。ここから先が単独区間で、他には八千代市コミュニティバス並走区間が一部あるだけです。

     バスはいったん東葉高速線の「村上駅」に立ち寄り。ここには国際興業が開発したショッピングモール「フルルガーデン八千代」がありますが、同駅に乗り入れるバス路線は1往復のこの路線しかありません。駅前広場にはポツンとダルマポールが立っていますが、誰もおらずそのまま素通りします。
     
    ↓「フルルガーデン八千代」と国道16号線を通過

     村上駅を出て再び同じ道に戻り、西へ進みます。村上団地入口交差点で国道16号線を横切り、新川大橋で印旛沼から流れる新川を渡ります。この川はもう少し下流で「花見川」と名を変えます。

     そして「市民会館」バス停を通過。ここはコミュニティバスの運行拠点となっているのか、何台かそれらの小型バスが集まっていましたが、一般路線としてはここもわずか1回のこの路線しか通っていません。
     かつてはここに京成バスの「萱田線:スポーツセンター駅〜大和田駅〜市民会館〜睦中学校〜八千代西高校間」という路線もここを通っていて、ここに来たのはそれ以来、10年以上前のことになります。今でこそ鉄道が開業し宅地化も進んでしまいましたが、京成バスの走っていた市民会館〜八千代西高にかけては昔ながらの田園地帯で、今でも少し裏を行けばそんな風景が残っているのでしょうか。

     「警察入口」バス停の先を右折して、ゆりのき通りを走れば間もなく終点の「八千代中央駅」に到着。終始乗降はなく、乗ってくるのは私のようなマニアくらいのもののようです。この間の所要時間14分でした。


    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆

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