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2010.08.29 Sunday

路線バス乗りつぶし 西東京バス編 その3

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    ●西東京バス (直通) 京王八王子駅→サマーランド


     通常「京王八王子駅」及び「JR八王子駅」から「サマーランド」へ行くには、「秋11・京王八王子駅〜サマーランド」線、または「八30/33・京王八王子駅〜サマーランド〜秋川駅〜武蔵五日市駅」線の3系統がありますが、毎年入場者が集中する夏休み期間(2010年度は7月17日〜8月31日)については、途中JR八王子駅以外は無停車の直通バスが運行されています。運行回数は7月中は一日2往復のみの運行でしたが、8月になるとサマーランド方向が午前〜昼過ぎにかけて、八王子駅方向が昼過ぎ〜閉園時間にかけて多数の便が設定されます。今回乗車したのは京王八王子駅12時50分発の便で、当日の運行回数29便のうちの26便目でした。

     乗り場は駅ビル内バスターミナルの「3番乗り場」からで、ここからは通常路線のサマーランド・秋川駅方面や、楢原町・上川霊園・武蔵五日市駅方面などのバスが使用しており、直通バスもそれら多数の便の間に入線してきます。構内は思ったよりも手狭で、長時間の客扱いができないため、基本的に発車時刻にならないとバスはやってきません。発車時刻の1分前に大型のいすゞエルガ・ノンステップ車がターミナル裏手の待機場所から到着。すぐに乗車が開始され、私を含め6名の客を乗せて即座に発車しました。

     もう昼を過ぎてしまったため、これからプールに向かう者も少ないのか、と思っていたところ、多方面からのJR線が集まる次の「JR八王子駅北口」からは大量乗車。恐らく40名近くは乗車したでしょうか。乗客のほとんどは大学生と思われる年代層で、カレンダー上では平日ということで、家族連れなどはほとんど見受けられませんでしたが、車内はかなり賑やかになりました。ちなみに臨時の直通バスとは言っても、途中停車するバス停であれば乗降も可能で、京王八王子駅から乗ってJR八王子駅で降りることもでき、車内放送でも案内があります。

     多数の乗客を乗せてJR八王子駅を出ると駅を背に都道瑞穂あきる野八王子線を走行、国道20号線(甲州街道)と交差する八王子駅入口交差点では通常系統の「秋11」系統では左折して甲州街道沿いの市街地を経由していきますが、直通バスの場合は市街地区間は関係ないうえに、多数のバスが輻輳してしまうので、ここでは直進してあえて別ルートを進みます。そして浅川大橋南交差点を北大通りへ左折。この先、元本郷町交差点まで進みます。現在この道を定期的に通っている路線は平日朝に片道2便のみ運行される「急行・中野団地→京王八王子駅」線だけ、それも急行運転のため、北大通りの区間内ではバス停は一か所も設けられていませんが、途中区間には路面のバス停標示を消した痕があり、かつては「八26・京王八王子駅〜保健センター〜八王子市役所〜楢原町」線が通っていたようです。

    ↓北大通り

     元本郷町交差点を右折して都道・八王子五日市線(秋川街道)を進みます。再び通常便の「秋11」系統とは同一経路となりますが、こちらはこの先もノンストップです。浅川を渡る萩原橋で道路は片側一車線となり、ちょうど当便の前を他系統のバスが走っていますが、その道幅ゆえこれを追い抜くことはできず、しばらく追従することになります。

     ここも紛れもない東京都内ですが、街の雰囲気は同じ多摩地区でも立川などとは明らかに違う、むしろ山梨の風を感じるような街並みに見えます。郊外型の大規模商業施設も増え、日中の買い物などはマイカー依存型になりつつあり、この影響で八王子駅周辺の市内中心部が空洞化しつつあるということは、日本各地で起きていることと同じ現象です。

    ↓秋川街道(左)、楢原営業所(右)
     
     この便を担当している楢原営業所の前を通り、楢原町交差点で都道・八王子あきる野線(高尾街道)へ右折。住宅が徐々に減って、沿線には緑が増えてきます。特に「谷戸」バス停から先は山の中を走っているような風景に変わり、道の両側には2つのゴルフ場があります。地図を見るとこのあたりからはっきりとした等高線が描かれはじめ、東京もここから西に向かって徐々に山間部となっていくのです。

     間もなく国道411号線(滝山街道)とぶつかる戸吹町交差点を目前に直通バスは手前の新滝山街道へ左折。片側二車線の堂々たる新道ですが、開通しているのはごくわずかの区間で、ここから戸吹トンネルを抜けて滝山街道とぶつかる東京サマーランド前交差点までしか完成しておらず、今のところこの区間を通る路線バスも臨時直通バスだけで、通常系統は今まで通り滝山街道の方を通っています。

     かなり立派な戸吹トンネルを抜け、東京サマーランド前交差点を左折、圏央道の下をくぐれば間もなく終点の「サマーランド」に到着。所要時間はちょうど30分、運賃は490円(後払い)でした。
     今年の夏の猛暑はなかなか治まらず、涼を求める人々でこれら各地のプール施設は大盛況のようですが、特に今年のサマーランドは新アトラクションができたこともあって、場内はまさに芋を洗うような賑わいになっていたようです。


    ※この「直通」系統は、現在は土休日のサマーランド方向1便のみ通年運行となり、運行経路も「ひよどり山トンネル〜新滝山街道」経由となっています。

    運行形態:D、路線図掲載:×、乗車難易度:★☆☆☆


    ●西東京バス (急行・ショッピングライナー) サマーランド→河辺駅南口


     続いて乗車したのは「サマーランド」から大型ショッピングモール「イオンモール日の出」を経由して、JR青梅線の「河辺駅南口」とを結んでいる急行バス「ショッピングライナー(系統番号なし)」です。当系統はすでに2007年12月から期間限定の臨時急行バスとして土休日のみ運行しており、当初は「河辺駅〜イオンモール」間の運行でしたが、2010年3月6日より「サマーランド」まで延長されました。通常期は土休日のみの運行ですが、当線でも夏休み期間に限って毎日運行されたことから、私もようやく乗車する機会を得ました。運行回数は土休日ダイヤではサマーランド方向6便・河辺駅方向8便ですが、平日は河辺駅方向2便減の6往復が運行されます。急行バスなので、途中停車するバス停は「秋川駅」「イオンモール日の出」と「友田南〜河辺駅南口」間の各停留所で、開設当初はイオンモールへの輸送に特化していたため、途中バス停の乗降にも制限がありましたが、現在は停車バス停であれば途中区間のみの利用も可能になりました。ちなみに現在のところ「東京都内乗合バス・ルートあんない」ではこの系統は路線図上には記載されていません。

     乗車したのはサマーランド14時40分発の便で、この日6便中の2便目です。車両は旧多摩バスカラーの日産ディーゼルスペースランナーRA・ワンステップ車で、ここからは私を含め3名の乗車がありました。
     
     発車すると東京サマーランド前交差点まで前述の八王子駅便と同じ経路で、今度はそれを左折して国道411号線(滝山街道)を進みます。すぐに秋留橋で浅川を渡り、圏央道あきる野インター前を通過。そして酒造り資料館の前を通って、JR五日市線を横切り、秋川交差点を左折して、いったん「秋川駅」に立ち寄ります。乗客は私以外はここで入れ替わり、2名下車、3名の乗車がありました。この段階で私以外にサマーランドから河辺駅までの通し利用はないことになりましたが、通常は土休日でしか走らない系統で、今までの経緯からサマーランドへの足というよりも、河辺駅側からイオンモ−ルへの買物バスとしての性格が強いため、今も客の流れは分断しているようです。たまたまこのあと夕方の便の状況も秋川駅で見れたのですが、サマーランドから秋川駅まで多数の乗客を乗せてきたものの、そこで全員下車してしまい、秋川駅からイオンモールの間は空っぽ・・・・・という状態でした。

    ↓大勢の客を乗せてきた便も秋川駅で全員下車(左・他便)、イオンモール日の出(右)
     
     秋川駅から乗ってきた客も「イオンモール日の出」で私以外は全員下車し、またもやここでも乗客が入れ替わる形で6名の乗車がありました。今まではここから河辺駅までが先に運行を始めており、土休日であればこれ以降に一定の利用者があるものと思いますが、この手のショッピングモールに共通していることは、開業時の「特需」ともいうべき期間を過ぎてしまうと、来場者のほとんどがマイカーを利用して自由な時間に来場し、一度に沢山の買い物をして、自由な時間に帰るというパターンが定着してしまうことが多いようです。路線バスではそういったフレキシブルな需要に広く応えられず、恐らく、イオンモールだけではバス利用者の絶対数も限られてしまうため、サマーランドにも乗り入れることによってレジャー客にも需要喚起することにしたのが路線延長の理由ではないかと思われます。

     さて、バスは滝山街道に戻り、再び青梅方向へ向かいますが、この区間は当ブログ「西東京バス編その2」で採り上げた菅生高校関係のバス路線が通っており、菅生高校入口交差点を過ぎて、新満地トンネルをくぐるのも同じですが、国道411号線が「滝山街道」から「吉野街道」と名を変える友田交差点では、他の系統が小作駅方向に向かって右左折するところ、このショッピングライナーだけは国道をそのまま道なりに進みます。また、次の「友田南」バス停から終点までは全バス停に停車し乗降扱いします。

    ↓満地峠の下をくぐる「新満地トンネル」

     友田から先の沿線は青梅市の多摩川の対岸にある長渕の住宅地で、この間のいくつかのバス停で乗降があり、並行する他系統の運行を補完しつつ、クルマを利用しない人々にはイオンモールへの貴重な交通手段になっているようです。

    ↓吉野街道・青梅市長渕付近(左)、奥多摩街道の区間(右)
     
     長渕郵便局前交差点を右折して都道・奥多摩青梅線を走行。下奥多摩橋で多摩川を渡り、青梅街道とぶつかる千ヶ瀬二丁目交差点でまた右折。ほんのわずかだけ青梅街道を走り、そしてすぐ青梅市役所下交差点を右折して青梅街道の上を跨ぐ都道・立川青梅線(奥多摩街道)に出ます。あとは河辺駅前交差点を左折すれば終点の「河辺駅南口」に到着となります。ここまでの所要時間は46分、運賃は390円(後払い)で、河辺駅までは私を含め9名の乗車がありました。


    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★☆☆☆


    ●西東京バス (直通) サマーランド→拝島駅

     3つ目に乗車したのは、またもや「サマーランド」から、JR3線と西武拝島線が交わる「拝島駅」とを結ぶ、これも夏休み期間限定の臨時急行バスです。これは今年度から運行を開始したもので、7月17日〜8月31日の毎日、拝島駅方向のみ夕方以降4便運行され、サマーランド方向への運行はありません。
     乗車したのはサマーランド18時10分発のバスで、これは4便設定されているうちの最初の便です。乗り場は2つある乗り場のうち「2番乗り場」からで、八王子駅行き以外の路線はこの2番乗り場を使用しています。ちょうど日が暮れはじめ、そろそろ帰宅時間ということで2つの乗り場はどちらも混雑していますが、やはり輸送のメインは八王子駅方面で、それは設定外の臨時便を出すほどの勢いでしたが、それ以外の路線はその八王子行きの混雑を避けるために流れてきたような人たちが多かったようです。

     従って2番乗り場から出る行き先には秋川駅や河辺駅など複数の方面に便があるものの、乗車列が行き先によって分けられているわけでもなく、待っていた乗客もとりあえず来たバスならどれにでも乗ってしまうような状態でした。
     
     乗車したのは旧多摩バスカラーの日産ディーゼルスペースランナーRA・ノンステップ車で、並んでいたほとんどの乗客が乗り込んだため、車内はかなりの混雑となりました。8月も終盤となれば日没も早くなり、発車時刻にはもう外は暗くなり始めていました。
     ルートは前述のショッピングライナーとは途中の油平交差点まで同じで、そこから都道・杉並あきる野線(睦橋通り)を走行するだけの至って単純なものです。西東京バスでは2010年4月1日から「武蔵五日市駅→拝島駅」間で、JR五日市線が走り始めるよりも前の時間帯に早朝バスの運行を始めましたが、その途中経路である油平交差点〜雨間交差点間の路線免許が活用できるため、それらをルートも一部組み合わせて今年度より運行を始めたのが「サマーランド→拝島駅」線ということだと思います。
     「深夜バスがあるなら早朝も・・・・・」という思想は予想以上に好評のようですが、もしこの直通バスの運行までも当初から視野に入れていたのだとしたら、同社の発想はかなり先見性があったのではないかと思います。

    ↓早朝バスと臨時バスのみが通る「西雨間」付近

     その路線免許を活用しているのは睦橋通りの油平交差点から雨間交差点の区間で、このバスでは停車しませんが、途中に一日1回の早朝バスが停車する「西雨間」というバス停があります。そして、雨間交差点から先は以前から運行している「雨01・拝島駅〜杏林大学」線が拝島駅まで同一経路で、あとはほとんど道なりに進んでいくだけです。

     睦橋で多摩川を渡り、奥多摩街道と交差する交番前交差点で少し混雑した以外は概ね順調で、武蔵野橋南交差点で国道16号線と交差すれば間もなく「拝島駅南口」に着きます。

     鉄道への乗り換えはここで降りるのが一番近く、私以外の乗客はすべて降りてしまったのですが、行先表示はあくまでも「拝島駅」であって、車内放送もまだ終点とは案内していません。実はこの先にもう一区間あり、駅の先の右側に小さなバスターミナルがあって、ここが終点の「拝島駅」でした。全線踏破をポリシーとする身分として、ここは外せない部分でしたが、これは当ブログ「西東京バス編その1」で乗車した「左02」系統の時と同様に、当便もそれと同じ運用になっているだろうと思っていたからなのですが、他の客が全員降りてしまうとちょっとばかり肩身が狭くなってしまいます。なお、ここまでの所要時間は32分、運賃は330円(後払い)でした。


    ※2011年度以降の運行では拝島駅→サマーランド方向の運行も設定されました。

    運行形態:D、路線図掲載:×、乗車難易度:★★★★

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