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2010.11.29 Monday

路線バス乗りつぶし 関東バス編 その4

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    ●関東バス (出入庫) 第五小学校前→花小金井駅


     先日の当ブログ「関東バス編その3」では、関東バス武蔵野営業所で担当しているいくつかの出入庫系統や、本数極少系統をご紹介しましたが、今回もその続きで、武蔵野営業所から回送で出庫し、ひとつ隣りのバス停「第五中学校前」から、西武新宿線の「花小金井駅」とを結んでいる無番の出入庫系統に乗車してみました。同社の『系統番号のない出入庫系統』は、同社の運行系統図や路線図、市販の「東京都内乗合バス・ルートあんない」にはルートが掲載されていませんが、やはりこの出入庫系統もそれらの印刷物にルート記載のない「知る人ぞ知る」マイナールートです。運行回数は原則として土曜・休日の朝1便(復路は花小金井駅南口→武蔵野営業所として運行)だけですが、「原則として・・・・・」と表現したのは、当系統は後述する「花09」系統への送り込み運用のため、土休日であったとしても、「多摩六都科学館」の休館日の場合は運休となり、反面平日であっても、春夏冬の小中学校の長期休校期間の場合は運行される場合もあるからです。

     前回でも触れましたが、出庫時の始発停留所が「武蔵野営業所」ではなく、次の「第五小学校前」となっているのは、同営業所の車庫が2か所に分かれており、いわゆる「第二車庫」の方は、この「第五小学校前」バス停のすぐ脇にあり、車両収容場所の関係で「第二車庫」から出庫する場合も想定しているからではないかと思われます。

     乗車したのは、とある土曜日で、第五中学校前7時32分発の「花小金井駅」行きは、営業所の建物がある「第一車庫」から出庫して、一区間回送でやってきました。当バス停は五日市街道沿いの路上バス停のため、発車時刻にやってきて、客扱いを終えるとすぐさま発車となります。乗車したのは大型の日産ディーゼルスペースランナーRA・ノンステップ車で、ここからの乗車は私だけでした。運賃は一部で都区内均一区間から外れるため、乗車時に行き先を申告して運賃を支払う方式。終点の「花小金井駅」までは230円でした。

     発車すると五日市街道を西へしばらく進みます。次の「関前三丁目」バス停のすぐ脇には「グリーンパーク遊歩道」が横切っていますが、これはかつての国鉄武蔵野競技場線の廃線跡です。

     そして、武蔵野大学前交差点では突き当たりが同大学になっているので、道路は左に曲がりますが、路線としてはこれが「道なり」でそのまま五日市街道です。ここから「境橋」までが片側二車線で上下が分離していますが、その間には千川上水が流れています。

     境橋交差点で、「武蔵境駅」と「花小金井駅南口」を結ぶ関東バス「境16」系統が合流し、以後花小金井駅手前までが同一経路。また当ブログ「小田急バス編その4」でご紹介した土休日1便のみ運行の「境21・武蔵境駅北口→くぬぎ橋循環→武蔵境駅入口」線とも短区間ながら並走となります。
     千川上水はここで玉川上水から分かれたもので、境橋から先で五日市街道の左端に沿っているのは玉川上水の流れです。

     桜堤三丁目交差点で、当便は右折して五日市街道から分かれます。すぐに左手一帯には立派な林があり、その奥にはいくつものテニスコートがありますが、これは都立小金井公園の東端部です。また沿線には農地も見られるようになります。「小金井公園東口」バス停で1名の乗車がありました。

     先ほどの「境橋」からは一般系統の「境16」系統と同一ルートを辿っていますが、2010年11月16日のダイヤ改正から、並行する同系統が、毎時1〜2便の運行頻度から、一日わずか5〜6往復になってしまうという大幅な減便を行ないました。「花09」系統の出入庫便である当便は今回のダイヤ改正では無関係だったのですが、この沿線から花小金井へ向かうとき、土休日ダイヤの場合は実質的にこの便が「始発便」ということになってしまいました。

    ↓11月15日までの時刻表(左)→11月16日以降の時刻表(右)
     
     ちなみに三鷹からここまでの区間であれば、今回のダイヤ改正で新設された「鷹35/境17・三鷹駅・武蔵境駅〜ヴィーガーデン西東京」線や「境12・武蔵境駅〜向台町五丁目」線、「吉73・吉祥寺駅〜向台町五丁目」線などが並行しており、全体的にはバスの運行回数には恵まれた区間でした。
     そして、向台町五丁目交差点で鈴木街道へ左折しますが、ここから花小金井駅までの区間が今回の減便によって運行回数極少区間になってしまいました。
     
     曲がるとすぐにセンターラインもない狭隘区間となり、対向車とのすれ違いも苦しくなりますが、それは2区間ほどで終わり、小平市となる「花小金井南三丁目」付近から先は、区画整理され道幅も広くなります。短い区間でしたが、その狭隘区間の部分だけは西東京市に属し、それぞれの自治体によって道路行政の違いが垣間見えた気がします。
     沿道には武蔵野の面影が色濃く残り、特に秋は木々が赤や黄色に色づき鮮やかでした。
     
     花小金井南町交差点でせいぶ通りへ右折。間もなく終点も近づいてきましたが、「境16」系統では花小金井南町二丁目交差点で左折して「花小金井駅南口」に向かいますが、この出入庫便では次の運用の「花09」系統が北口発着のため、そのまま直進。西武新宿線の踏切を渡って反対側に出ますが、一応この短い区間が関東バスでは免許維持区間になっており、この出庫時の朝1便と、入庫時は「花10・多摩六都科学館→花小金井駅南口」線として夕方の1便がそれぞれ通るだけになっています。歴史的に見ると、かつて花小金井駅には南北ともにバスロータリーがなく、関東バスは花小金井駅を通り過ぎて「小平合同庁舎」まで運行していました。この踏切を渡る区間はその頃の名残りであり、南北で駅前広場が整備された現在も、同駅に乗り入れる3社(関東・西武・立川)のバスはいずれも少数ですがこの踏切区間を通っています。
     
     そして北口駅前広場の脇に出てきて、終点の「花小金井駅」に到着となります。ここまでの所要時間は21分、乗客は私を含め2名でした。


    運行形態:A+B、路線図掲載:×、乗車難易度:★★★☆


    ●関東バス 花09 花小金井駅→多摩六都科学館


     次に乗車したのは前述の出入庫便で送り込まれた運用、すなわち「本番」運行である「花09」系統です。系統番号が設定されている通り、これは路線図等にも記載されています。当線の各バス停時刻表には、曜日ではなく「指定日運行」と表示されていますが、それは上記の出入庫系統でも述べた通り、基本は土休日の運行ですが、多摩六都科学館の休館日は全便運休、その反面、平日でも運行される場合があるからです。その「指定日」は乗り場のポールにも「運行カレンダー」が掲出されており、それを見ると今後長期休校期間などで平日に走る日も設定されているようです。
      
     先ほどの出入庫便に乗車した後、朝食を摂ったり、駅周辺を散策するなどして過ごし、花小金井駅9時54分発の便、18便設定されるうちの4便目に乗車しました。乗り場は北口「1番乗り場」からで、立川バスの「寺51・国分寺駅〜昭和病院前」線、「寺56・国分寺駅〜大沼団地」線と共用。関東バスと立川バスが顔を合わせるのも、花小金井周辺だけのことです。

     車両はこれも先ほどと同じもので、当然のことながら乗務員氏も同じでした。科学館の開館時間は9時30分であるため、この時間帯ではパラパラと来館者があり、私を含め8名、うち半分は小学生のグループでした。運賃は前払い方式で、運賃エリア的には全線キロ制運賃適用区間ですが、路線が短く運賃区界停留所を跨がないため、初乗りの170円区間しか存在しません。運行系統別でいけば、同社では最も運賃の安い系統ということになります。

     発車すると駅前をまっすぐ北に向かい、青梅街道とぶつかる小平合同庁舎交差点をいったん左折、ここで都内最長路線である都営バス「梅70・青梅車庫〜柳沢駅前」線とも並行し、4者ものバス事業者が一時的に集まりますが、関東バスはすぐ次の花小金井交差点で小金井街道へ右折します。

     一応途中バス停が数か所設けられていますが、実態は六都科学館へのシャトルバスであり、運行日も限られていることもあって、地元の客は西武バスなど多頻度に走っている方を利用し、この系統での途中乗降はほとんどないようです。
     小金井街道を走るのもごくわずかで、次の北野中交差点で東京街道へ右折します。現在は土休日を中心に運行される「花09/10」系統ですが、多摩六都科学館が開館する頃まで、この東京街道を行く関東バスの路線は、長年一日1往復程度の免許維持路線となっており、私が初めてこの道を走る同社の路線を知った当時は、出入庫系統として「武蔵野営業所〜小平合同庁舎前」間の運行だったと記憶しています。そんなマイナー路線が後に同科学館の開館によって、運行日限定ながら一般系統として活用されることになったものです。
     
     大型バスが走る道としてはやや狭い東京街道を通り、多摩六都科学館前交差点を左折。生活道路のようなさらに狭い道に入っていき、右に科学館、道路を挟んでその向かい側にある駐車場内にバス停があって、そこが終点の「多摩六都科学館」となります。乗客は終始変わらず8名のまま。所要時間もわずか8分で到着となりました。
     なお、当系統はほとんどが「花09」系統として「花小金井駅(北口)〜多摩六都科学館」間の運行ですが、最終の駅方向1便だけは入庫系統(花小金井駅南口→武蔵野営業所間)へつなぐ関係で西武新宿線の踏切を越えた「花小金井駅南口」行きとなり、系統番号も「花10」系統となっています。ちなみに2006年に北口駅前広場が整備されるまでは、全ての便が南口発着の「花10」系統として運行していました。


    運行形態:F、路線図掲載:◯、乗車難易度:★☆☆☆


    ●関東バス (出入庫) 多摩六都科学館→武蔵野営業所


     今回最後に乗車したのは前述の「花09」系統の出入庫系統で、これは「多摩六都科学館」から直接「武蔵野営業所」へ向かうもので、これもやはり路線図等への記載がないマイナールートです。運行回数はこれも指定日の4往復のみという設定です。

     乗車したのは4便設定されているうちの1便目、多摩六都科学館10時48分発で、これまた前述の2系統と同じバス・乗務員氏による運行で、つまり出庫から入庫まで追いかけてしまったわけです。
     発車時刻の5分ほど前に「花09」系統として到着した便が、行先表示を変えて「武蔵野営業所」行きとなります。この便の到着の直前にもう一台の関東バスがやってきましたが、それはこの便との入れ替わりでやってきた出庫車でした。
     
     花小金井駅から到着した便には小学生の団体を乗せてきたため、かなりの乗車率でやってきましたが、このあと入庫便に乗車したのは私一人だけでした。運賃は当便も行き先申告による前払い方式で、終点までは220円です。

     発車すると多摩六都科学館前交差点に戻り、ここで東京街道へ左折。ここから青梅街道とぶつかる「田無橋場」までの区間は、この出入庫系統と休日のみ運行の「鷹04・三鷹駅〜多摩六都科学館」線だけが通る区間で、当日は土曜日だったため「鷹04」系統の運行はなく、4往復の出入庫系統だけが通ります。歴史を辿ってみれば、東京街道→青梅街道→新青梅街道の順で古い歴史を有し、沿線には人家も多数あるのですが、道幅が狭く、近くを青梅街道が並行しているせいか、以前から東京街道には免許維持程度のバス運行しか行なわれていません。しかし、当日はわずか4便しかバスが運行されない日でしたが、途中の「芝久保五丁目」から1名乗車があり、こうしてしっかりバスの時刻に合わせて行動される方がおられました。
     
     「田無橋場」からは「鷹03・三鷹駅〜田無橋場」線があり、これは毎時2〜3便運行されているため、これ以降は終点まで何らかの並行系統があります。田無駅付近では青梅街道もそれほど広い道ではないため、各交差点では右折車があるたびに流れが滞り、今でもバスが走りやすい環境とは言いがたいものがあります。「田無駅入口」バス停で「芝久保五丁目」からの乗客が降りてしまい、再び車内は私だけ。それ以後途中から誰も乗ってくることはありませんでした。

     田無町一丁目交差点で右折しますが、青梅街道としてはこれが道なりで、この先は片側二車線の幹線道路になります。
     そしてこのバスでは東伏見交差点で伏見通りへ右折するのですが、「多摩六都科学館」と「田無橋場」から並行してきた「鷹03/04」系統はもうしばらく青梅街道を直進していくため、ここで経路が分かれます。あとは前回の「関東バス編その3」でご紹介した出入庫系統「東伏見駅北口→武蔵野営業所」線と同じ経路で終点を目指します。

    ↓東伏見交差点を右折するのは、出入庫線だけです(左)、伏見通り・武蔵野北高校付近(右)
     
     「武蔵北高校前」バス停から武蔵野市に入り、八幡町交差点で右折。「武蔵野グリーンパーク球場」跡地にできた「武蔵野中央公園」の前を通り、「武蔵野住宅」から西久保三丁目交差点を左折して五日市街道に出れば終点「武蔵野営業所」に到着となります。ここまでの所要時間は25分でした。

     なお、当系統の出庫便は、やはり二か所に分かれた車庫との位置関係の都合で、一つ隣りの「武蔵野住宅」バス停が始発となっています。

    運行形態:B、路線図掲載:×、乗車難易度:★★☆☆

    ※今回紹介した上記3系統は、2012年5月27日の運行をもって、土休日の運行から、長期学休期間を中心とした季節運行に変更されましたが、実際にはそれらの期間でも運行された実績が無く、事実上休止路線となっているようです。

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