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2009.04.10 Friday

路線バス乗りつぶし 小田急バス編 その3

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    ●小田急バス 渋54 希望ヶ丘団地→渋谷駅


     小田急バスで運行している「渋54」系統は、渋谷駅(西口)から、淡島通りと梅丘通りを経由して、小田急線「梅ヶ丘駅北口」とを結んでいる路線ですが、日中の8往復のみ、本来は「梅01」系統として別系統となっている「希望ヶ丘団地」までを直通運転している便が存在します。今回はその便に希望ヶ丘団地の方から乗車してみました。

     乗車したのは平日で、当ブログ「小田急バス編その2」で掲載した「無番・仙川駅→粕谷一丁目」線に乗車後、徒歩で「渋54」系統の始発地である「希望ヶ丘団地」までやってきました。この間、乗り継ぎに要する時間は短く、少し早足で乗り場へ向かいましたが、すでに希望ヶ丘団地の発着所には2台の小田急バスが停車しており、そのうちの1台が千歳船橋駅から少し遅れてやってきた「梅01・梅ヶ丘駅北口」行きで、その後方に今回乗車する「渋谷駅」行きのバスが待機していました。先に出発していった「梅01」系統とは、途中の「梅ヶ丘駅北口」まで全く同一経路ですが、そのわずか2分後に連続してこの「渋谷駅」行きが発車します。前車もそれなりの乗車率で出て行きましたが、それには乗らずに、こちらのバスにも私を含め10名の乗車があり、恐らく梅ヶ丘以遠まで乗車する目的の客だと思われます。
     
     乗車したバスは、9時53分発で、その日の最初の渋谷駅行きとなります。車両は管理委託されている小田急シティバス世田谷営業所の中型バス、いすゞエルガミオ・ノンステップ車でした。運賃は都区内均一のため210円をPASMOにて支払いました。

     まず、発車すると希望ヶ丘中学交差点を赤堤通りへ右折。途中の「梅ヶ丘駅北口」までは基本的にこの道をひたすら進みます。
     直前を「梅01」系統が走っているのですが、それでも途中バス停からこちらに乗ってくる客も多く、かなり渋谷方向へ向かう客が多いことが判ります。確かに希望ヶ丘団地やその周辺部から渋谷方面に向かうには、小田急線の千歳船橋駅か経堂駅もしくは梅ヶ丘駅、または京王線の八幡山駅を利用して、あとは鉄道利用ということになりますが、それらに乗ったところで、新宿なり下北沢・明大前なりでさらに他線へ乗り継ぐ必要があり、運賃面を見ても、210円支払えばあとは乗り換えの必要が無い、このバスの有用性はうなずけるところだと思います。

     沿線は全線に亘ってかなり密集した住宅地で、路線もその中を縫うように進んでいくものですが、日中であればそれほど道路混雑することもなく、案外スムーズに走っていきます。
     「赤堤小前」のところで、いったん赤堤通りから離れ、「経堂」に立ち寄ります。以前は手狭な印象だった同駅ですが、現在は高架化事業の完成と、それに伴う区画整理によってだいぶ走りやすくなったようです。今は全便中型バスにて運行されていますが、私がかなり前に「梅01」系統でこの地に訪れた頃は、その狭い駅前を大型バスで入っていった記憶があります。
     その「経堂」バス停で2名下車、入れ替わりに2名乗車してきましたが、すでに途中からの客をパラパラと拾ってきており、ここで立ち客が出るまで混雑してきました。
     赤堤交番前交差点で右折し、再び赤堤通りに戻ります。
     「六所神社前」バス停手前では、この路線で唯一の踏切を渡りますが、これは東急世田谷線です。

     そして、梅ヶ丘駅北口前の交差点を右折して、「梅ヶ丘駅北口」に立ち寄ります。現在ここが「梅01」「渋54」両系統の接点となっていますが、これも高架化完成前までは「梅01」系統が北口発着、「渋54」系統が南口発着となっており、高架化事業完成の際に乗り場が統合され、2003年10月に今回乗車している希望ヶ丘団地直通便が設定されました。
     やはり直通利用の乗客が多く、この「梅ヶ丘駅北口」では降車客はなく、乗車客が5名あるだけでした。中型バスゆえ、車内はかなりの混雑になっていましたが、この先、もともとの「渋54」系統の本線区間においても沿線客が多数乗ってきました。

     梅丘通りに入り、環七通りと平面交差する宮前橋交差点では、交通量の多い環七優先の信号設定のため、ここを通過するのに少々時間を要しました。

     そして、東急バス淡島営業所がある淡島交差点から淡島通りへと左折し、ここから終点までは東急バスの営業エリアに入る形になります。そのため、この区間では東急バスが高頻度に運行しており、途中のバス停では混雑した小田急便には乗らずに、すぐにやってくる東急便を待つ人が多く、途中乗降はほとんどありませんでした。
     ちなみに「駒場〜青葉台四丁目」間は目黒区内にあり、小田急バスが目黒区内を通っているのはここにきて初めて知りました。
     
     そして、神泉町交差点で国道246号線(玉川通り)に入り、南平台の坂道を下っていくと、間もなく終点「渋谷駅」に到着。この日の所要時間は47分で、やや道路混雑する区間はあったものの、この程度の時間で走りきれれば、他の交通機関にも対抗できる要素は充分備わっていると思います。

    ※当系統は小田急シティバス管理委託路線です。

    ※2009年8月31日より「渋54」系統の希望ヶ丘団地発着便は廃止になりました(経堂駅を境に系統分割)。

    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★☆☆☆(現在は廃止)


    ●小田急バス 調40 調布駅北口→調布飛行場


     伊豆諸島への航空路線が運航されている調布飛行場へのアクセス案内を見ると、「調布駅または武蔵境駅よりバス20分+徒歩10分、またはタクシー利用」という案内になっており、その「+徒歩10分」とは、飛行場の最寄バス停として案内している「大沢コミュニティセンター」から歩くことを示しているのだと思うのですが、実は本数は少ないながらも直接「調布飛行場」に乗り入れているバス路線があります。このうち「三鷹駅」からやってくるのが「鷹58」系統で、これについては、当ブログの「小田急バス編その2」でも採り上げていますが、今回乗車したのは「調布駅北口」からやってくる「調40」系統です。ただ、こちらも運行回数は一日わずか2往復だけで、飛行機に乗り継ぐための手段としてはなかなか使いにくいようですが、朝7〜8時台に調布駅を出る2便なら何とか使えそう・・・・、ということで、先日の伊豆大島訪問の際、飛行場へのアクセスとして乗ってみることにしました。

     乗車したのは平日の調布駅北口7時50分発のバスで、これは2便あるうちの1便目になります。ちょうど朝の通勤時間帯と重なっており、同じ乗り場からは7時48分に「境91・武蔵境駅」行きが、さらに7時49分には「鷹51・三鷹駅」行きが発車することになっており、たまたま続けて1分ごとにバスが出ていくのですが、どの便にも多数の乗客が乗っておりました。その連続する3分の間で最後に出るのが「調布飛行場」行きですが、こちらにも私を含め17名が乗車しました。客扱い時間がほとんどないので、バスの撮影もそこそこにして乗り込みます。乗車したのは大型のいすゞエルガ・ノンステップ車で、この系統を担当しているのは武蔵境営業所でした。
     
     発車するとまず、電通大通りを北上し、調布駅入口交差点で国道20号線(甲州街道)下り線へ左折します。しかし、この道を通るのはごく短い区間で、すぐ先の小島町交差点で右折します。これが鶴川街道の旧道で、この区間では休日のみ運行の「吉07・吉祥寺駅〜よみうりランド」線のよみうりランド方向も通っており、この「調40」系統ではその道を逆方向に進みます。
     
     「富士見町三丁目」バス停で最初の降車客が1名下車。
     中央自動車道の下をくぐり、御塔坂交差点を斜め左に向かい、大沢コミュニティ通りに入ります。

     「大沢四丁目」バス停では4名下車。「大沢コミュニティセンター」バス停で、ここまで同一経路で並行していた「鷹51」系統はここで分かれ、このバスはさらに直進。左手一帯が調布飛行場で、この間が最もバス路線の運行頻度の低い区間ですが、調布駅から乗ってきた客はほとんどが終点まで乗り通す人ばかりで、飛行場周辺には中小の航空会社や航空写真・測量関連の会社事務所が多く、それらの通勤利用が多い様子でした。
     そして、調布駅から12分で終点「調布飛行場」に到着。道路も全般的に空いていたため、案内図に出ていた時間よりも早めに着きました。
     最終的にここまで12名が乗っていましたが、バス停脇にある調布空港ターミナルの建物にも何人か入っていき、私以外にも飛行機への乗継ぎ客がいたようですが、このように航空便との接続が良く使えそうなのはこの1便だけで、実態は飛行機への乗り継ぎ客よりも、周辺企業への通勤輸送が主体、さしずめ「鷹51」系統を補完する区間便という位置づけのようです。
     現在、伊豆大島への航空路は、羽田からの全日空便が1往復に減便されたために、現状では飛行機での日帰りなら、調布空港発着の新中央航空を利用する以外手段がなくなってしまいました。しかし、あいにくこの空港までの交通手段はタクシーに頼る部分が多く、料金的には調布駅まででも1500円近くかかってしまうため、もし叶うならば、航空便発着の時間を合わせ、一部のバス路線が立ち寄ってもらえるようになれば、利便性も向上するのではないかと思います。

     さて、到着したバスは数分の折り返し待ちの後、再び「調布駅北口」行きとして出て行き、もう一往復して再度ここに戻ってくるようですが、その2便目が調布飛行場に到着後は調布駅には戻らずに、回送で三鷹駅に向かっているようです。
     一方、調布飛行場から調布駅行きの2便目については、18時台(土休日は17時台)の運行となっており、これはこの便のために他方から回送されてくるようです。

    ※2014年7月1日より、「調40」系統は、調布空港へのアクセス改善のため、大幅に増便されました。

    運行形態:A+C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆
     

    ●小田急バス 若11 若葉台駅→黒川


     京王相模原線の「若葉台駅」から、小田急多摩線「黒川駅」最寄の「黒川」バス停間を結んでいるのが「若11」系統です。この二点間だけを見れば、他にも「柿24」系統のうち、「柿生駅北口〜若葉台駅」線と、神奈中バスの「鶴21・鶴川駅〜若葉台駅」線、さらに免許維持路線で休日のみ運行の「鶴22・鶴川駅〜調布駅南口」線、「柿26・若葉台駅〜市が尾駅」線、「柿27・若葉台駅〜柿生駅北口」線と、このように複数存在するのですが、たまたま路線図でその経路を調べてみると、この「若11」系統の経路が『小田急バスとして』は出入庫を兼ねた免許維持路線であることが判りました。

     この系統の運行回数は毎日1往復だけで、若葉台駅方向は早朝6時台に1便、逆に黒川方向は22時台に1便となっており、私としては比較的乗車がラクな夜の黒川行きに乗ってみることにしました。
     
     やってきたバスは大型のいすゞエルガ・ノンステップ車で、ダイヤ的には稲城駅から「稲12」系統として若葉台駅まで営業してきて、続いてこの「若11」系統の運用に入るようです。若葉台駅の乗り場は駅舎から一番離れた「4番乗り場」からですが、この同じ乗り場からは神奈中「鶴21/22」系統と小田急「柿24」系統、さらに稲城市コミュニティバスが使用しており、22時27分発となっている「若11」系統の発車10分前に「黒川」まで同じ経路を走る、神奈中バス「鶴21・鶴川駅」行きの終車が出て行きました。その便には12名の乗客が乗っていきましたが、同経路の後続便となる「若11」系統に乗車したのは私一人だけでした。若葉台駅から黒川まで全区間乗っても停留所はたったの二か所しかありませんが、運賃は次の「下黒川」を境に「武相運賃地区」と「川崎運賃地区」とに跨っているため、次の「下黒川」までなら170円ですが、さらに次の終点「黒川」まで乗ると200円になり、制度上の都合とはいえ、乗車する距離の割には割高感があるのは否めません。また、運賃は前払い方式となっているため、乗車時に降車バス停を申告して支払う必要があります。

     発車すると、まず駅前広場を左に出て、すぐ次の若葉台駅西交差点を左折します。実は、この左折するところから、次の「下黒川」(厳密には若葉台駅入口交差点)までが小田急バスとしての免許維持区間になります。「若葉台駅〜下黒川」間では他に「柿24」系統(こちらも本数極少)もありますが、これは「稲城台病院入口」や「はるひ野駅入口」を経由するやや大回りのもので、それをショートカットする「若11」系統とは途中経路が異なっているのです。
     そして、駅に沿った坂道を下っていくと、鶴川街道とぶつかる若葉台駅入口交差点となり、これにて免許維持区間があっけなく終了となりますが、その距離はわずか900mでした。ちなみに現在この区間は神奈中バスの運行が主体で、若葉台駅に乗り入れる神奈中バス全系統(鶴21/22、柿26/27系統)が通っているのですが、「下黒川」バス停のポール自体は小田急バスの仕様になっています。しかし、2003年発行の「かながわのバスマップ」(神奈川県バス協会発行)には、当時既にこの区間では神奈中バスが進出していたものの、小田急バスはまだ走っていなかったようなので、「若11」系統開設の際、あとから参入した小田急バスが付け替えたものなのかもしれません。

     あとは鶴川街道へ右折して、小田急多摩線の高架下が終点の「黒川」で、全線の所要時間はたったの4分、距離にして1.3kmというのは小田急バス路線の中でも屈指の短距離系統ですが、小田急バスの全線完乗を目指すには、この路線にも乗っておく必要があります。

     到着後、これより先の鶴川街道では神奈中バスの事業エリアということもあるのか、あえて営業運行は行なっておらず、ここから町田市野津田にある町田営業所まで延々と回送されていきます。


    ※「若11」系統は2013年2月22日のダイヤ改正より、黒川方向の平日のみ運行が取りやめとなりました。

    運行形態:A+B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆

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