2011.10.08 Saturday

路線バス乗りつぶし 大利根交通編 その2

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    ●大利根交通自動車 立崎→取手駅東口


     前回の当ブログでは取手駅から立崎まで来たところで終わりましたが、今回はその続きとして「立崎」から「取手駅東口」へ折返しの便で戻ることにしました。帰りの「取手駅東口」行きは往路のようなショートカットルートではなく、「もえぎ野台〜北方車庫〜羽根野台」を立ち寄っていくもので、この経路による便は立崎方向が平日・土休日ともに4便、取手駅方向が平日8便・土休日3便(もえぎ野台非経由便がこのほかに2便あり)それぞれ設定されています。

     乗車したのは立崎9時02分発の便で8便あるうちの4便目、午前中に出るものとしてはこれが最後となっていて、このあとは6時間以上も立崎にバスはやってきません。バス停は単なる路上にあるため、発車時刻になって車庫で小休止していたいすゞエルガ・ノンステップ車がやってきましたが、ここから乗り込んだのは私だけで、結局、往路も復路も立崎での利用者はなかったことになります。運賃は前払い方式により、これも往路と同じく600円でした。

     発車すると、県道・立崎羽根野線を途中「もえぎ野台入口」までは往路とは逆に辿り、「大房」というバス停で若い女性客1名の乗車がありました。

     そして、北方交差点の少し手前にある信号の無い丁字路が新興住宅地「もえぎ野台」の入口で、当便ではこれを左に曲がります。

     坂を上っていくとまだ新しい分譲住宅地が現われますが、住宅地内にある「もえぎ野台」バス停からこのバスに乗ってくる者はいませんでした。このもえぎ野台に路線バスが乗り入れるようになったのはまだ一年半ほど前のことで、すでに居住人口はあるものの、土地柄日中などは買い物もマイカーによる移動になってしまう様子で、歩いている人の姿もあまり見かけません。せっかくバス路線を誘致し、毎時1便程度の運行を確保したにもかかわらず、人が住み始めたあとからのバス路線参入は、なかなか難しい面もあるようです。

     もえぎ野台団地をコの字形に一巡して、県道・千葉竜ヶ崎線を通って北方交差点から従来のルートに戻ります。そして、今度は北方中央交差点を左折して、北方車庫と早尾台・羽根野台団地を経由しますが、その途中は大型バスが通るにはかなり狭いもので、ほとんどの大利根バス車両を収容している「北方車庫」はそんな道の途中に存在しています。
     
     バスはいったんその敷地に入って、その中で客扱いを行ないますが、ここで1名乗車がありました。この北方車庫は営業所ではなく、車庫機能と乗務員の休憩やバスへの給油のための設備があるだけで、定期券発売などの営業関係の窓口はここにはありません。で、事務所は?というと、それはこの先の「戸田井」バス停前に、本社を含め営業関係の窓口はそこにあるのです。

     再び発車してもう少し狭隘路を進んで、信号のない丁字路を右折すると道幅も広くなり、これより先が早尾台団地となります。「団地」とはいっても集合住宅ではなく、一戸建てが建ち並ぶ分譲住宅地です。
     
     現在ここから先の区間が同社のメイン営業区間で、平日朝の通勤時間帯では7時台で9便、日中や休日でも毎時3便は確保される高頻度区間となっています。このあたりは取手に出てしまえば都心へ電車一本で行けるだけに、東京のベッドタウンとして充分機能しているようです。それだけにPASMOやSuicaが使えない点について不便だと指摘される向きもあるようですが、現状では茨城県内のバス会社ではほとんど導入しておらず、費用対効果の問題もあるので、それについては今後を見守ることにしたいと思います。
     もうラッシュ時間からは外れているので、利用者の数も落ち着き、羽根野台団地を出るまでに3名が乗ってくるだけでした。
     羽根野台団地入口交差点で県道・立崎羽根野線に戻り、あとは取手駅発着の全運行系統と同じルートで終点を目指します。最終的には途中からも乗車があって、終点「取手駅東口」には私を含め12名の乗客がありました。所要時間は往路よりも11分長い37分で到着となりました。


    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●大利根交通自動車 しらさぎ団地→布佐駅


     今回最後に乗車したのは、前回「早井→取手駅」線でも通った「しらさぎ団地」から、JR成田線「布佐駅」までを結ぶ系統です。布佐駅発着の大利根バスで毎日運行しているのは「布佐駅〜利根ニュータウン東」間の系統ですが、土曜・休日の1往復に限って「利根ニュータウン東」からさらに「〜布川神社前〜しらさぎ団地」間を延長運行しているものがあります。もともとこの路線も開設当初は毎日運行されていたものと思われますが、利根町布川地区が布佐駅から利根川を隔てただけの至近距離だったことや、通勤時間帯における栄橋付近の道路混雑などによって敬遠され、現状ではここも免許維持的な運行になってしまったようです。

     乗車当日は早井線訪問の一週間後の土曜日で、今回も駅に向かう便に乗らなければならないので、しらさぎ団地までの交通手段を検討した結果、先述の通り、布佐駅から歩ける距離と判断し、実際に駅から20分ほどで到着しました。

     始発の「しらさぎ団地」バス停は、利根町「布川」と「四季の丘」の境目にあり、まだ新しめの一戸建て住宅がポツポツと建っていましたが、バス停の周囲だけはまだ空き地のままとなっており、その傍らにひっそりとポールが立っていました。時刻表には2つの便の発車時刻が書かれており、9時33分発がこれから乗車する「布佐駅」行きで、もう一本は前回乗車した早井からの取手駅行きです。いずれも土曜と休日にそれぞれ1回ずつしかありませんが、30分ほどの間にそのどちらもここを発車していきます。

     発車時刻の4分ほど前に大型でまだ新しいいすゞエルガ・ノンステップ車が回送でやってきましたが、恐らく往路を「取手駅→利根ニュータウン東」線として営業し、そのあとここにやってきたものと思われます。

     すぐにドアが開き、前払い方式により布佐駅までの運賃210円を支払ってから乗車します。
     定刻通り発車すると、直後にある信号の無い四つ角を右折してすぐに早井線と分かれます。布佐駅行きはこのあと白鷺団地(正式には漢字表記のようです)の中を時計回りに一巡していき、沿線には住宅がかなり密集しているのですが、この日は三連休初日の土曜の朝方ということでまだひっそりとしており、人の姿もほとんど見かけることなく、さすがに週2回しかバスの通らない区間では、その途中バス停もただ素通りしていくばかりでした。

     そして「しらさぎ団地中央」バス停先の小さな四つ角で県道・取手東線へ右折し、「利根町商工会館前」から「布川入口」にかけては大型バスではちょっとスリルを感じるような狭隘区間を走ります。今では土曜・休日の朝と夜に1往復の路線バスが通るだけになっていますが、かつては布佐駅と竜ヶ崎駅を結んでいた関東鉄道のバス路線もこの区間を通っていたと思います。
     
     まだ商業施設の開店前の時間帯ということもあって交通量も少なかったため、この狭隘区間ですれ違うクルマもなくスムーズに通ることができましたが、これに先立ってマイカーで下見をしに来たときは、そこそこ通行量があり、乗用車同士でも狭く感じられました。
     そして、スーパー・ヤオコー利根店前を通り過ぎ、「布川入口」バス停から「利根ニュータウン」バス停までは早井線との並行区間で、その道を早井線とは逆の方向に進みます。
     
     ニュータウンの中には位置していない「利根ニュータウン」バス停を通過し、その先の信号の無い丁字路で左折して早井線ルートと分かれ、当便は利根ニュータウンの中へ入っていきます。

     そのあと「利根ニュータウン東」バス停に停車しますが、当便以外の布佐駅行きと取手駅行きはここが始発となっていて、他の便と乗り場が共通になっているため、折り返しのための転回ルートを一周してバス停に据え付けました。

     これより先の区間が毎日運行される、言うなれば「本線区間」となるため、一応ここで一旦停車しましたが、乗ってくる人もなく、そのまま発車となります。

     今度は利根ニュータウンの住宅街の中をを静かに走行していき、ようやく「ショッピングセンター前」バス停で3名の乗車がありました。あとは住宅地内で何度か進路が変わり、このあとで通る県道・千葉竜ヶ崎線は横切り、バスはもうひとつの住宅地「利根フレッシュタウン」に入ります。この住宅地内では「とねっ子公園前」バス停で2名、「利根フレッシュタウン」バス停で1名乗車があり、この日乗客があったのはそこまででしたが、客層はすべて高齢者の方々でした。

     現在、ここから布佐駅とを結ぶバスの便は、布佐駅方向が平日7便・土休日3便、利根町方向が平日10便・土休日5便しかないのですが、やはり地理的に駅からそれほど距離がないことと、利根川を渡る橋が少ないことによる交通渋滞、そして接続する成田線電車の運転本数の少なさもあって、布佐駅への流動はどうしても弱くなってしまうようです。布佐駅方向よりも利根町方向の便数がやや多いのは、道路混雑の影響を受けやすい「バス→電車」への乗り換えよりも「電車→バス」の方が接続を取りやすく、例えば東京方面から戻ってきた場合、取手駅でバスに乗り換えるよりも、時間的・費用的にもわずかながら優位性があって、実際そういう利用者があるのかもしれません。

     利根フレッシュタウンを通り抜ければ利根川の土手沿いを行く県道・取手東線に突き当たり、これを左折。ここから栄橋交差点までもう一度早井線との並行区間となり、それを逆行。「利根町役場前」バス停を通過し、栄橋交差点を県道・千葉竜ヶ崎線へ右折し、利根川を渡ります。

     先ほど歩いてきた時点では交通量も少なかったのですが、このバスの通る時間帯は対岸の交差点での右折待ちの車列が延び、流れはダラダラ。土曜でこの調子なのですから、平日ともなれば確かに厳しそうな気がします。

     橋を渡りきると千葉県我孫子市に入り、茨城県の事業者である大利根交通はほんのわずかの区間だけですが、千葉県内に乗り入れています。あとは布佐駅の駅前広場が手狭なため、進入経路の都合で往路と復路で経路が分かれており、利根町方向の便が出てくる布佐駅入口交差点は直進し、信号2つ先の交差点を右折し、「都(みやこ)」という一文字バス停を過ぎれば間もなく終点の「布佐駅」に到着となります。ここまで途中で降りる客もなく総勢7名が下車、所要時間は24分でした。しらさぎ団地からだと歩くのと時間的に大差なく、若い人なら自転車を利用すればバスよりも早く着いてしまうため、やはり現状では高齢者の利用が主になってしまいそうな気がします。
     なお、布佐駅からの「しらさぎ団地」行きは土曜・休日の19時00分発となっているため、車窓を眺めるなら朝の布佐駅方向の便に乗るのが良いでしょう。


    運行形態:A+C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆

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