2012.01.13 Friday

路線バス乗りつぶし 相鉄バス編 その4

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    ●相鉄バス (初詣臨時) 寒川神社→海老名駅


     「相模國一之宮・寒川神社」には、当ブログ「神奈中バス編その8」で乗車したルートのほかに、小田急線・相鉄線「海老名駅」からも相鉄バスによって毎年大晦日から三が日にかけて臨時の直通バスが運行されています。もともと寒川神社には神奈中バスと同様に、相鉄バスにおいても一般系統の「綾14・海老名駅〜五反田橋〜寒川神社」線が通年運行されていましたが、1999年10月11日に廃止され、以後このような臨時系統のみの運行となってしまいました。

     この臨時バスは2011年12月31日の海老名駅22時50分発から、大晦日に終夜運転を行ない、2012年1月3日の16時00分発まで運行され、特に三が日の7時〜16時台には10〜20分間隔の高頻度運行を行ないます。また、今回は乗車していませんが、大晦日の深夜8便については、元旦初詣客の帰宅の足として、海老名駅を経由して「大和駅」まで運行されるものも設定されています(注:2013年以降、大和駅行きの運行は行われていません)。

     私が乗車したのは元日の寒川神社9時40分発の便です。乗り場は寒川神社参集殿前に設けられた臨時バス停で、位置的には神奈中バスの乗降場所よりも境内に近い便利な場所にあります。発車時刻の10分ほど前に大勢の参拝客を乗せてやってきた大型のいすゞLV・富士7Eボディのワンステップ車が、参集殿の敷地内で降車を済ませたあと、すぐに乗り場に据え付けられました。
     

     当線には海老名駅まで途中バス停はないため、運賃は前払い方式となっており、300円をPASMOにて支払いました。すでに参拝を済ませ帰宅や買い物に出かける人も多く、発車時刻までに約40名が乗り込みました。この時間帯はまだ定刻通りの発車ができていましたが、乗り場にいた係員のやり取りを漏れ聞いたところでは、徐々に道路混雑が発生してきており、折り返す時間がシビアになり始めてきたとのことでした。

     この臨時バスのルートは、かつて運行されていた「綾14」系統の経路とは後述の「五反田橋」バス停付近まで異なります。
     発車するとそのまま道なりに進み、目久尻川を渡る寒川大橋までは一般車両の乗り入れが規制されており、車道にあふれる歩行者へバスの接近を知らせるためにアラームを鳴らしながらゆっくり進みます。
     

     そして、規制のバリケードを過ぎると一般車の通行規制も解除され、それらと交じっての走行となります。この道の途中にJR相模線の宮山駅があり、鉄道利用の場合はそこが最寄り駅となりますが、同線は単線のため線路の容量にも限界があり、多客時でも臨時列車を増発させる余地もほとんどないため、この時ばかりはたとえルートが鉄道と並行していても、バスにも多くの利用者があります。また、寒川神社の前に直接乗り入れることや、海老名駅では市街地側に入る点でもバスは優位性があります。

     中里交差点を左折して、ここからは県道・相模原茅ヶ崎線を走行しますが、このルートはもともと神奈中バス「(旧)茅33・茅ヶ崎駅北口〜寒川神社〜門沢橋〜本厚木駅南口」線が通っていたルート(1984年頃のバス路線図によれば、相鉄バスにもこのルートを通る系統があったようです)で、やはりこの路線も不採算により廃止されてしまいました。沿線はそれなりに宅地化しているものの、日常の公共交通機関としては相模線だけで事足りてしまうということでしょうか。この日は元日ということもあり、寒川神社の周辺を除いて道路は空いていましたが、日頃は道路混雑が激しく、バスにとっては厳しい環境なのかもしれません。
     
     新幹線の駅ができるという噂もある倉見駅付近で、その東海道新幹線と交差し、バスルートはこの付近のみ往路と復路が分かれており、海老名駅方向はそのまま直進しますが、寒川方向では東側の十二天交差点を経由します。これはかつての一般系統時代の名残りなのか、それとも渋滞ピーク時の回避のためなのか、私が乗車した時間帯はまだ道路が空いていたため、その理由はよく分からず仕舞いでした。
     当便は左手に相模線の線路が寄り添い始めたところで、道路が二又に分かれ、バスはこれを右方向に進み、続いて東河内交差点で県道・横浜伊勢原線へ右折。この交差点を西に向かったところが「門沢橋」で、当ブログ「相鉄バス編その1」で乗車し、その後廃止された「綾44・海老名駅〜本郷工業団地」線はかつてはここまで路線が延びていました。

     その県道を東に進むと、右手前方に見えてくるのが「富士ゼロックス海老名事業所」で、現在も従業員・用務客向けの路線バス「急行・海老名駅〜富士ゼロックス」線が運行されており、海老名駅までの運行経路は当便と同じようです。また、その富士ゼロックスのすぐ近くに廃止された「本郷工業団地」の終点停留所がありました。
     バスはこの道の途中にかつて「五反田橋」というバス停があり、廃止された「綾14」系統のルートとはここで合流しており、あとは同じ経路で海老名駅を目指していました。ホームセンター「ケーヨーデイツー海老名店」前の交差点で海老名市道8号線へ左折し、海老名駅に向かって北上。道幅は少し狭くなりますが、沿線にはいちご栽培の農園が多く、ちょうどこの時季から4月にかけて土休日を中心にいちご狩り園がオープンするようですが、普段この道を通るバス路線は「急行・海老名駅〜富士ゼロックス」線か、海老名市コミュニティバス「本郷ルート」(運行受託:相鉄バス)しかないため、公共交通を利用してのいちご狩りはなかなか難しいものがあります。
     
     そして、昨年までの運行では「上河内」バス停(現在は神奈中バス「長16」系統が通るのみ)から県道・藤沢厚木線へ右折し、「新道」バス停の手前から相鉄バス「綾31・海老名駅〜農大前」線と同じルートで海老名駅に向かっていましたが、本年の運行から2011年3月30日に開通した南伸道路を使って海老名駅に向かうように変更され、海老名駅まで一本道になりました。通ってみると確かにまだ舗装が黒っぽく、開通して日が浅いことを感じさせる道で、これによって所要時間がわずかに短縮されたようです。途中で東名高速道路をくぐりますが、その工事には特殊な2つの工法を使って、東名高速の通行を遮断せずに完成させたということが「広報えびな」に書かれていました。
     

     新規に開通した区間は、周囲はまだ田園地帯で、乳牛を飼育している農場なども見えましたが、すぐ先には海老名の市街地が迫ってきており、この先数分で景色が急変します。
     
     海老名市役所付近から急速に市街化し、国分関免交差点を過ぎると右手にイオンやビナウォークといった大型商業施設が並んでいて、厚木よりも市街化が遅れた分だけ大規模な開発が進んだ結果、今では厚木を凌ぐ勢いの街並みになってきました。そして、バスは順調に運行され、所要20分で終点「海老名駅」に到着し、このように渋滞などがなければ相模線を利用した場合と時間的にほぼ互角、むしろ乗り場の面まで考えればバスの方が便利ではないかと思います。


    運行形態:D、路線図掲載:×、乗車難易度:★★★☆


    ●相鉄バス 旭5 保土ヶ谷駅西口→二俣川駅北口


     JR東海道(横須賀)線の「保土ヶ谷駅」から相鉄線「二俣川駅」との間には、「保土ヶ谷駅東口」発着の「旭4」系統と、「岩崎町・桜ヶ丘」経由で「保土ヶ谷駅西口」を発着する「旭5」系統とがあり、前者は曜日にかかわらず毎時1〜2便程度運行していますが、後者は平日に2往復しか運行されないマイナー系統となっています。そもそも保土ヶ谷駅「西口」に乗り入れている相鉄バスはこれ以外に「旭4・保土ヶ谷駅西口〜星川駅〜美立橋」線があるだけで、それも運行は平日が中心であり、日中には3時間もの空白時間帯があるほか、土休日になると下の画像のとおり、わずか3〜4便しかやってきません。

     今回乗車したのは保土ヶ谷駅西口10時25分発の「二俣川駅北口」行きで、2便あるうちの1便目です。乗り場は当ブログ「横浜市営バス編その3」で乗車した「22・保土ヶ谷駅西口〜和田町駅前」線と共用の「2番乗り場」で、発車時刻の7分前に二俣川駅から「旭5」系統としてやってきた大型のいすゞエルガ・ワンステップ車が到着。それがそのまま折り返しの「二俣川駅北口」行きとなります。ここからの乗車は私を含め7名で、運賃は全線が横浜市内均一区間のため前払い方式の210円でした。
     
     発車すると駅西口を発着する各路線と同様に県道・保土ヶ谷停車場線を進み、次の「帷子町会館前」バス停で2名乗車。そして大門通り交差点で星川方向に左折します。この先も「星川町」バス停まで市営バス「22」系統と同じで、各バス停も共用となっています。右手に横浜ビジネスパークのある「神明社前」バス停で1名が降りていき、たまたま市営バスルートに並行している当便に乗ってこられたようです。狭い道の途中で突如現われる近代的な建物とのミスマッチ感が印象的な区間です。

     そして次の「星川町」バス停でも1名下車。続いてそのバス停の先にある星川町交差点で左折し、ここから国道1号線とぶつかる岩崎ガード下交差点まで「旭5」系統の単独区間で、平日に2往復しか通らないマイナー区間となります。星川町交差点は曲がる際に車体をやや大きく振らないと曲がれないような小さな曲がり角でした。

     曲がるとすぐにあるバス停が「保土ヶ谷区役所入口」でここで1名乗車。平日2往復しか運行されないこの区間は保土ヶ谷区役所への交通対策という意味合いで走っていると言われていますが、現状のダイヤではすぐに折り返しの便が来てしまうので、実際に役所へ用を足しに行くにはちょっと苦しい設定のように感じます。
     
     そこを過ぎると徐々に上り坂となっていき、さらに奥へ進むとその坂の斜度は道の先が全く見通せないほど急なものになります。その頂上にある十字路が桜台小学校前交差点で、そこを市営バスの路線がクロスしていますが、同名のバス停はなく、相鉄バスでは「桜ヶ丘」、市営バスなら「栄養大学前」か「桜台小学校前」というバス停になります。その「桜ヶ丘」バス停も急勾配の途中にあり、安全上坂道発進を避けるために両方向のバス停は交差点に前後してそれぞれが下り坂になる位置に設けられています。交差点を過ぎると今度は急な下り坂となり、下るときの斜度もこれまた少しスリルを感じるレベルでした。

     沿線は密集した住宅地ですが、このような急峻な地形のため、自転車の利用や高齢者の移動は困難なものがあると思いますが、利用者のほとんどは高台の上を走る市営バスを利用されているのでしょうか。
     そんな急坂を下って一気に高度を下げると、主な経由地として表示されている「岩崎町」バス停があり、ここで1名下車。その前方には東海道線のガードがありますが、高さ制限3.0m(!)という路線バス車両ではクーラーの出っ張りも考慮しなければならないようなギリギリのもので、これを無事に抜ければ「旭5」系統の単独区間は終わり、これより先は保土ヶ谷駅東口を発着する「旭4」系統と同じ経路で二俣川駅を目指します。平日2往復しか通らない区間は、急勾配や頭をすくみたくなるような低いガードを通ったりと、短い区間ながらなかなか特徴のあるものでした。

     そのガードをくぐると国道1号線とぶつかる丁字路、岩崎ガード下交差点があり、ここを右折。およそ100mだけ国道を走り、続いて保土ヶ谷二丁目交差点を右折して、今度も大型バスでは少し狭く感じる道に向かいますが、実はこれは旧東海道で、現在その道を通っている路線バスは相鉄バスだけです。複数の系統が並行する区間となるため、全般的に運行回数も多くなり利用者も増えてきて、長い歴史を持つ街道筋には今でも多くの民家が建ち並んでいます。

     「元町橋」バス停を過ぎ、元町ガード交差点を右折。ここで旧東海道を離れ、もう一度東海道線をくぐり、線路の西側を並走します。私個人も東海道線は比較的よく利用し、このあたりの沿線風景にも馴染みがありますが、その脇を通る相鉄バスにはあまり乗ったことがなく、バスから眺める沿線風景もなかなか新鮮味があります。「うぐいす橋」バス停の先を跨いでいるのは有料道路の横浜横須賀道路です。

     「法泉下」バス停付近で東海道線から離れ、「今井橋」バス停の先で跨いでいるのが国道1号線のバイパス・横浜新道で、当ブログ「相鉄バス編その1」で乗車した「旭16・東戸塚駅西口〜星川ランプ(循環)」線が通っていて、本線上に「今井町」というバス停がありますが、当系統の「今井町」バス停とは別の地点です。

     それをくぐると先ほど「星川町」で分かれた保土ヶ谷駅西口を発着するもうひとつの路線「旭4」系統が合流し、「美立橋」まで同一経路になります。
     この付近は相鉄バスの独占地域で、当便においても乗降が頻繁にあったのもこのあたりです。
     そして「美立橋」には休憩施設も備わった相鉄バスの大きな折返場があり、横浜駅や保土ヶ谷駅からの多数の便がここまでの運行となっています。

     ここで2名乗車があったほかに、誘導員氏が1名乗車。その理由はこのあとで分かります。
     沿線には緑が増えてきて、いったん人家も減りますが、途中左手には横浜カントリークラブという大きなゴルフ場があり、かつてはそのゴルフ場にも相鉄バスの路線がありました。

     横浜市保土ヶ谷区から旭区に変わり、再び沿線は住宅地に。「本宿会館〜左近山入口」間では二俣川駅南口発着の路線も加わって、多彩な運行系統が集まっています。
     
     そして、前方に見える高架橋は国道16号線の保土ヶ谷バイパスで、通行料金無料の自動車専用道路になっており、相鉄バスの朝夕ラッシュ時の便や、旭営業所からの出入庫回送ではそこを通ってきます。当便ではバイパスには入らずに、そのまま直進していくとバス同士の対向が困難な狭隘路となり、先ほど美立橋から乗車してきた誘導員氏はこの区間での安全確保のために配置されている添乗の方でした。すれ違うバスなどがなければ問題はありませんが、この狭隘路の先に相鉄線の踏切があり、それによってバス同士がすれ違うタイミングが合わせにくく、場合によっては鉢合わせになってしまうことがあるからではないかと思います。朝夕のみバイパス経由としているのは、列車頻度の高い時間帯の踏切回避策と考えられますが、この狭隘区間には利用者も多く、すべてをバイパス経由にすることが困難なのでしょう。
     

     「二俣川橋」バス停で3名乗車し、車内は座席がほぼ埋まるような乗車率となり、その先が鬼門の踏切で、この日は一本だけ電車の通過を待ちました。私の微かな記憶では、一度ここを通ったことがあるはずですが、そのときに比べ踏切の道幅は広くなったかもしれません。

     それを過ぎて、本村インター交差点から県道・横浜厚木線(厚木街道)に入り、二俣川駅ビル・相鉄ライフ真下にあるバスターミナルが終点の「二俣川駅北口」です。ここまで30名ほどのなかなか高い乗車率で到着。所要時間は44分でした。誘導員氏は次に添乗するバスまで余裕がないらしく、慌しく次のバスへと乗り換えていかれました。
     スリルを感じるような急坂に始まり、屋根スレスレのガード下、そして誘導員付きの狭隘路走行など、なかなか乗りごたえの感じられるバスルートでした。


    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●相鉄バス 綾71 大和駅→綾瀬車庫


     相鉄線で4駅移動して、次に乗車したのは相鉄線と小田急江ノ島線が接続する「大和駅」から相鉄バス綾瀬営業所のある「綾瀬車庫」とを結ぶ「綾71」系統です。現在の運行回数は平日・休日が3往復、土曜だけが2.5往復(大和駅方向が3便)ですが、それぞれのダイヤによって運行される時間帯は異なっています。これは同じく「大和駅」から出ている「綾1・大和駅〜ニュータウン南瀬谷」線の出入庫線として運行している関係で、日中時間帯の便を免許維持を兼ねて営業運行としているものです。このため「綾1」系統のダイヤが変更された場合には、それに付随して当系統も変更となるようで、運行回数はそのつど変動し、以前は一日1往復しかない時期もありました。

     乗車したのは大和駅12時05分発の便で、3便中の2便目です。乗車予定のバスは20分ほど前に「綾1」系統として到着して、すぐには発車せずに入れ替わりに出庫してきたバスを見送ってから発車となります。車両は大型の日産ディーゼルスペースランナーUA・ワンステップ車で、乗客は私を含め3名があり、運賃は多区間式ながら行き先申告による前払い方式で、それによると乗り合わせた方々はすべて終点までの利用されるようです。実は、この日は直前に相鉄線で停電トラブルがあり、一時列車の運行を見合わせていて、次の「相模大塚駅」へは当系統が並行しているため、鉄道の代行手段として当便に列が延びかけたのですが、それはすぐに復旧したため、結局それらの人々はバスには乗らずに終わりました。
     
     定刻通りに発車すると、駅の進入経路は一方通行になっているため、いったん本来とは逆方向に進み、大和駅南交差点で右鋭角に曲がって、目指すべき綾瀬方面に進みます。現在は廃止された「綾2・大和駅〜引地台公園」線(当ブログ「相鉄バス編その1」で乗車)は大和駅南入口交差点を左に分かれていましたが、当便では直進。ここから先は県道・横浜厚木線を走りますが、「大和駅」の次は「相模大塚駅」までバス停はありません。一日2〜3往復しか路線バスの通らないマイナー区間ですが、この区間を活用することによって、前述のように大晦日に運行される「寒川神社→大和駅」線のような臨時便を運行することができ、また自社鉄道線とも並行しているため、異常時にはその代行手段として活きることがあるかもしれません。ちなみにかつては相鉄バスきってのマイナー路線「綾13・二俣川駅北口〜本厚木駅」線(1996年5月廃止)もここを通っており、当時私も一度だけそれに乗車したことがあります。

     そして、急に建物が視界から消えると、左側一帯が厚木飛行場となっていて、ちょうど一機の飛行機が飛び立つところでした。この飛行場は米軍と海上自衛隊の共用ですが、金網の向こう側の周回路を走っているクルマはミリタリーカラーだったり、左ハンドル車だったりと、まさに「日本の中のアメリカ」を感じさせる光景でした。
     
     それを過ぎれば再び建物が増えて、相模大塚駅前交差点で右折して、いったん「相模大塚駅」に立ち寄ります。いつ見ても手狭な印象のこの駅からは2名の乗車がありました。

     ここから先は「綾72」系統の相模大塚駅発着便と、「綾52・相模大塚駅〜飛行場正門〜海老名駅」線が加わり、「富士塚」バス停まで並行するため、全般的に運行回数が増加します。
     再び発車して相模大塚駅前交差点に戻りますが、今度は厚木街道には向かわずに、交差点をクランク状に進んで、蓼川方向へ進路を取ります。一部はセンターラインの無い狭路で、入ってすぐに踏切を渡りますが、前回訪れたときと同様に、これは相鉄線から分岐する厚木基地への引込線で、1998年以来使用されていませんが、踏切の警報器などすべての施設が撤去されないのは、何かの折に使用を再開する可能性を残しているからでしょう。
     
     その踏切を通過すると今度は東名高速道路を跨いで綾瀬市に入り、沿線には住宅のほか、倉庫や畑、温室などが見られますが、一見のどかなようで、実は厚木基地を離着陸する航空機の爆音が常に轟いている場所で、残念ながら住環境はお世辞にも良いとは言えません。
     
     そして、左手には高い金網で覆われている敷地がありますが、これは厚木基地内に設けられた米軍のゴルフ場です。「蓼川一丁目」バス停付近で南に向いていたバスルートが西に進路を変えるのですが、かつて厚木街道は厚木基地内を貫いていて、飛行場建設に伴って厚木街道は遮られ、先ほどこのバスで通ってきた滑走路の北側を大きく迂回することとなりました。地図を見てみても、ちょうどこのあたりで東西の厚木街道が一直線で結べることが判ります。

     「飛行場正門」バス停で1名下車し、入れ替わりに1名乗車。バス停の脇にはその名の通り厚木基地の出入口があり、以前運行されていた「綾6・基地内循環」線は警備の物々しいゲートをくぐって場内に乗り入れていました。私自身もこのなかへ相鉄バスに乗って入ったことが一度だけあり、今にして思えば貴重な体験をしたものだと思います。

     再び県道・横浜厚木線を走行し桃並交差点を右折して、2回目の東名高速跨ぎ。トピー工業綾瀬製造所前の丁字路を左折し、緩い坂を下ると、ファーストフード店やレンタルビデオ店、ネットカフェなどが建ち並ぶ商業地となります。
     
     そして、寺尾台交差点で綾瀬市のメインストリートとも言うべき県道・藤沢座間厚木線へ左折し、片側二車線の大通りを走行。東名高速を跨ぐ直前の寺小橋際交差点を右折し、工業地帯の中を進んで行けば間もなく終点の「綾瀬車庫」に到着となります。

     ここまでの所要時間は21分、運賃は350円で、乗客は私を含め4名でした。客を降ろしたバスは右側にある営業所内に入っていき、私はこのあと綾瀬市役所行きのバスを待ちましたが、この間にも上空を頻繁に航空機が通過し、響き渡る爆音もこのあたりでは生活の一部として割り切るしかないのでしょうか。
     

    運行形態:A+B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆

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