2010.11.30 Tuesday

路線バス乗りつぶし 京王バス編 その9

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    ●京王電鉄バス 八南01 京王八王子駅→八王子駅南口

     
     京王線の西のターミナル「京王八王子駅」からJR線の「八王子駅南口」を結ぶ路線が「八南01」系統で、当系統は2010年11月20日に新規に設定されたばかりの運行系統です。もともとJR八王子駅には南北ともにバスロータリーがありましたが、手狭だった南口も駅前再開発の進捗に伴い、本格的なバスターミナルが整備され、従来北口の発着であった一部のバス路線が南口発着に変更されました。これによって路線網が南北に分断されるところでしたが、辛うじて今までの路線免許を維持するために平日1往復だけ設定されたものが当系統です。これと同じような理由で京王バス南が運行している「八91・京王八王子駅〜上大船」線も平日の始発1往復が旧経路のまま残されていて、やはり中央線と交差する前後の区間が免許維持状態になっています。

     乗車したのは運行開始から間もないもちろん平日で、京王八王子駅発の便は早朝の6時23分発の1回しかないので、気合いを入れての訪問となりました。一方の八王子駅南口発の反対便は8時台後半の設定であるため、当系統のみの乗りつぶしが目的であれば、そちらを選んだ方がラクなのですが、当日のそれ以外の日程の都合もあり、あえて早い時間の方に乗車しました。
     乗り場は京王八王子バスターミナルを入ってすぐの「1番乗り場」からで、ここは毎度のことながら発車時刻にならないと入線してきません。やってきたのは大型の日産ディーゼルUA・ノンステップ車で、のんびり写真撮影する間もなく乗り込んだ途端、即発車となります。新規系統で、かつ早朝ということもあり、乗車はいつもの通り(?)私だけでした。

     発車すると同駅発着の他系統同様に、東放射線アイロードを走行し、次は「JR八王子駅北口」ですが、まだ夜も明けきらないバスターミナルには人影は少なく、乗車もありませんでした。

     そして、八王子駅入口交差点で国道20号線(甲州街道)へ左折。「横山町三丁目」バス停を過ぎて、八日町交差点を左折して国道16号線(東京環状)を走ります。
     ここからが今回新たに免許維持区間になったところで、八王子駅北口を発着し、中央線の南側に向かっていたバス路線は途中に存在する中央線との踏切通過を敬遠し、朝のこの1往復を除いて、すべて南口を発着するように変更されました。同時に同じルートを使っていた神奈中バス「八71/72・八王子駅〜片倉台/橋本駅北口」線も南口発着に変更されたため、神奈中バスではこの区間については廃止になってしまいました。京王バスがこの区間の路線免許を放棄しなかったのは、異常時の経路確保のためでしょうか。
     この日はまだ電車の本数も少ない時間帯だったため、踏切待ちもなくスムーズに通過。

     免許維持区間には「南町」と「万町」の2つのバス停がありますが、いずれもこのバスが通ったあとは、その日のバスはもうありません。
     当ブログの「京王バス編その8」でご紹介した「八99」系統が通っているを横切ると、ここから神奈中バスのルートと並走しますが、京王バスではもう少し先までが免許維持区間です。

     そして「万町一丁目」バス停の先の万町交差点までが免許維持区間で、それを左折して子安公園通りと、とちの木通りを走り、ほどなくすれば終点の「八王子駅南口」に到着。所要時間は意外と大回りをしたため13分を要し、運賃は170円(後払い)。乗客は終始1名だけでした。前回の訪問からわずかの期間に南口は見違えるほどの変貌を遂げておりました。
     このあと再び京王八王子駅まで歩いたのですが、バスで13分かかったところ、わずか7分で戻れてしまいました。


    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●京王電鉄バス 高31 高幡不動駅→桜ヶ丘車庫

     
     京王線「高幡不動駅」を発着しているバス路線はそのほとんどが京王電鉄バス桜ヶ丘営業所で担当していますが、同駅からその営業所へ営業運行となっている出入庫便は、実は入庫便として9時台のわずか1便しか設定されていません。今回はその片道1便だけの「高31」系統に乗車してみました。

     乗車したのは前述の「八南01」系統に乗車した同じ、とある平日でした。この「高31」系統は京王バスが発行している「KEIOバス路線図」や「東京都内乗合バス・ルートあんない」にも掲載されていない(注:古い版には掲載されていた時期もありました)という、同社グループの中でも数少ないマイナー系統ですが、同社のWeb時刻検索システム「バスナビ・ドットコム」では調べることはできます。
     乗り場は当ブログ「京王バス編その1」でご紹介した「高12・高幡不動駅〜多摩テック」線(現在は多摩テック閉園のため路線短縮され多摩動物公園駅までの運行)と同じ「3番乗り場」からで、そのほかに日野市コミュニティバスなどが使用しています。
     
     やってきたのは日産ディーゼルの中型ロング、スペースランナーJP・ノンステップ車で、終点の「桜ヶ丘車庫」へは日野市コミュニティバスでも行けるのですが、この「高31」系統では単純に川崎街道をまっすぐ辿るだけの極めてシンプルなルートです。また完全に京王線の真横を並走する形になるため、そもそも利用者があるような区間ではなく、乗り込んだのはまたまた私一人だけでした。

     9時05分、定刻に発車し、高幡不動駅入口交差点で川崎街道へ左折すれば、あとはひたすら道なりです。ほとんどの区間で他系統が並走しているのですが、ほんのわずかに空白区間があるために、その区間の免許維持のために当系統が存在しているようです。

     沿線風景には特にこれといった特徴も見当たりませんでしたが、途中右手には京王電鉄が運営している「百草園」があり、2月から3月にかけては梅の名所としても知られているところです。
     実質免許維持区間になっているのは、三沢交差点からこの「百草園駅」バス停の手前、600mほどの間だけです。2010年8月7日までは現在の日野市コミュニティバスに当たる「高51・桜ヶ丘車庫〜高幡不動駅〜日野駅〜豊田駅〜平山城址公園駅」線がこの区間を通っていたのですが、全面的な運行系統の見直しにより、その見直しから漏れた区間がこのような形で生き延びているわけです。

     このようにほんのわずかな区間でも、わざわざ維持させているのは「八南01」系統などと同様に、異常時の対応のために免許区間を途切れないようするためでしょうか。本来ならほとんどのバスが回送により出入庫しているところを営業扱いしているだけなので、そもそも乗ってくるのは趣味人だけではないかと思われます。
     そして所要9分で終点の「桜ヶ丘車庫」に到着。降車場所は営業所構内で、運賃は後払い方式による170円でした。


    ※その後「高31」系統には、高幡不動駅方向の便が、平日2便・休日1便(土曜なし)設定されました。

    運行形態:A+B、路線図掲載:×、乗車難易度:★★★☆


    ●京王バス中央 府52 府中駅→郷土の森総合体育館

     

     聖蹟桜ヶ丘駅から京王線に乗って、今度は「府中駅」に移動しました。3つめに乗車したのは、ここから府中市矢崎町にある「郷土の森総合体育館」とを結ぶ「府52」系統です。当系統の運行回数は曜日にかかわらず3往復の運行です。乗り場は当ブログ「京王バス編その7」でご紹介した「府61・府中駅〜稲城市立病院」線と同じ「3番乗り場」からで、この乗り場はどうやら本数の少ないマイナー系統が集められているようです。発車時刻の2分ほど前に中型の日野レインボー・ノンステップ車がやってきました。
     
     乗車したのは3便中2便目の12時39分発のバスで、ここからは私を含め4名乗り込みました。途中運行経路の大部分が府中市コミュニティバス「ちゅうバス南町・四谷循環」ルートと重なっており、利用者もシルバーパスを持った高齢者主体ということを考えても、時間によって使い分けられているのかもしれません。
     発車すると府中駅北口交差点を左折して国道20号線(甲州街道)に出ます。それを少しだけ走って、寿町三丁目交差点で都道・川崎府中線(府中街道)へ左折すれば、早くも一般系統ではこの「府52」か「府61」の2系統でしか通らないマイナー区間になります。

     沿線には府中市役所といった行政中心部を通っているものの、そのような区間であっても路線バスとしては厳しい環境下にあるのでしょうか。それでも「府中市役所」バス停では2名の乗車がありました。
     そして府中本町駅入口交差点で当便は都道・府中町田線(鎌倉街道)へ右折して、「府61」系統とはここでお別れ。こちらの方はまさに府中本町駅の真ん前を通り、バスが入れるほどの駅前広場もあるものの、そこにバス停はなく、JR線を越えたところに「本町二丁目」バス停があって、ここで1名がバスを降りました。それと同時に対向車線を府中駅に向かう「府52」系統とすれ違いましたが、つまりこの便と入れ替わりに入庫していったものでした。

     税務署前交差点を右折して、JR南武線の踏切の直前を左折すれば「分倍河原駅」に到着。当線はここから先が営業的にはメインの区間であり、これまでの区間は出入庫を兼ねた免許維持区間だったわけです。
     以後は毎時2〜3往復程度の運行頻度となり、府中駅から出庫したバスは「分52」系統として「分倍河原駅〜郷土の森総合体育館」の間を数往復したあと、再び「府52」系統で入庫するのです。
     「分倍河原駅」で2名乗車し、再び発車。税務署前交差点まで同じ道(かえで通り)を戻り、今度はそのまま直進。文字通り「中央道下」バス停付近で中央自動車道をくぐります。ここで3名下車。
     沿線は住宅地であるとともに、所々畑も見られるような穏やかな風景で、道幅も中型バスでちょうど良い感じの狭さでした。

     郷土の森入口交差点を左折すると道の両側は付近一帯が郷土の森で、府中市博物館や、健康センターなどがあります。
     そして総合体育館前交差点を左に曲がれば終点の「郷土の森総合体育館」に到着となります。ここまでの所要時間は18分、運賃は後払いの200円で、ここまでに5名の乗客がありました。

     バス停のすぐ脇には交通公園があり、そこには京王電鉄バスから寄贈されたいすゞキュービックが静態保存されていたほか、都電6000形や蒸気機関車D51、さらにはかつて田端機関区に配置され、須賀貨物線で活躍していたEB10形電気機関車など、なかなか興味深い車両たちが並んでいました。
     

    ※「府52」系統は2012年7月16日のダイヤ改正により、7月17日以降は平日の運行が取りやめとなりました。

    運行形態:A+B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆

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