2012.03.03 Saturday

路線バス乗りつぶし 千葉海浜交通編 その3

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    ●千葉海浜交通 ベイタウン北循環線 検見川浜駅→海浜幕張駅


     千葉海浜交通の「ベイタウン北循環線」は、平日朝夕の通勤時間帯に、JR京葉線の「海浜幕張駅」から、高層マンション街となっている幕張ベイタウンの北側を一巡して、再び「海浜幕張駅」に戻ってくる循環路線ですが、このうちの一部に出入庫も含め「海浜幕張駅〜検見川浜駅」間を結ぶ往復運行のものが6.5往復(海浜幕張方向が7便)設定されています。この系統は海浜幕張駅方向では京葉線に沿ったルートを運行する一方、検見川浜駅方向ではベイタウン内の「白帆通り」という道を経由しているのですが、同社のHPに掲載されている同線の時刻表を見たところでは、朝の初便となる検見川浜駅7時00分発の便に限っては、本来は海浜幕張発着の循環便か、往復便の検見川浜方向でしか通らないはずの「白帆通り」と、「京葉線沿い」のルートの両方を経由することになっており、それが一体どのような順路で運行しているのかを調べるべく、実際に乗ってみることにしました。
     
     冒頭の通り「ベイタウン北循環線」は住宅地と駅とを結ぶ目的に特化しており、運行は平日の通勤時間帯だけで、通勤客の減る年末年始や旧盆期間も全便運休となります。

     乗車したのは検見川浜駅7時00分発の「海浜幕張駅」行きで、「ベイタウン北循環線」全体でもその日最初の便となります。乗り場は駅北側のバスロータリー「2番乗り場」で、同じ乗り場を当ブログ「千葉海浜交通編その1」で乗車した「美浜線:千葉駅〜海浜病院間」や、「その2」で乗車した「高洲二街区線:検見川浜駅〜高浜車庫間」、高頻度運行となっている「検見川線:検見川駅〜真砂二丁目〜検見川浜駅間」、そしてごく最近になって経路変更が行なわれ、平日2往復に運行回数の増えた、ちばシティバス「プラウドシティ線(旧・公務員住宅線)稲50/51:JR稲毛駅〜プラウドシティ〜検見川浜駅間」が共用しており、このブログでは何度か登場している乗り場です。
     ポールに掲示された時刻表には7便が表示されていますが、特に7時00分発の便がそれ以外の便と途中経路が異なるという旨の記号等もありませんでした。

     発車時刻の2分前に小型の日野ポンチョが高浜車庫から回送されてきました。これが当線の専用車となっていますが、着席位置が低いため、客席から前方視界が得られず、車窓を眺めたい私的にはあまり好きな車種ではありません。乗り場には私以外にもバスを待つ人がありましたが、当便の3分後に出る「検見川駅」行きの利用者のようで、「ベイタウン北循環線」に乗り込んだのは私だけでした。運賃は前払い方式で、全区間乗り通した場合は160円です。
     
     発車すると、まずロータリーを左に出て、真砂くすのき通りを進み、次の検見川浜駅北側交差点を左折し、あとは海浜幕張に向かってほぼ道なりに進んでいきます。「ベイタウン北循環線」としてはこの区間が最も運行回数の少ない区間ですが、並行系統としては同社の「マリンスタジアム線:稲毛駅〜検見川浜駅〜海浜幕張駅〜QVCマリンフィールド間」や、あすか交通の「稲毛海岸駅〜幕張ベイタウン循環」線、さらに羽田・成田への空港リムジンバスが通っています。

     車内放送によると、検見川浜駅の次のバス停は「ファーストウィング」となっているのですが、路線図を見ると、このまま行けば本来最初に停まるのは「エリスト」バス停のはずですが、結論を先に言うと、『同じ道を二回通る』変則的なループ状の運行経路になっています。
     そのまま道なりに進んでいくと、京葉線の高架橋が現われますが、道路は線路を挟んで両側に分かれていて、それぞれが二車線ずつの一方通行路になっています。

     若葉第二号橋で花見川を渡り、その先の交差点を過ぎると「エリスト」というバス停が立っているのですが、ここから「ファーストウィング(京葉線側)」バス停までが『二回通る区間』で、一回目で通る際はその間にある3か所のバス停はいったんすべて通過します。
     そして、みはま病院前の交差点を左折して、ベイタウンの住宅街へと入っていくのですが、この便以外の「検見川浜駅→海浜幕張駅」便は、この交差点を曲がらないで、ベイタウン内を循環せずにまっすぐ海浜幕張駅へと向かっていきます。
     続いて、次の十字路を左折すると、海浜幕張駅発着の「ベイタウン北循環」便と、「海浜幕張駅→検見川浜駅」方向の便が通る「白帆通り」という道で、これより先は海浜幕張発着の循環便と同じルートを辿ります。当便が検見川浜駅を出て最初に停車するバス停「ファーストウィング(白帆通り側)」で4名の乗車がありました。
     
     幕張ベイタウンには多くの高層住宅が建ち並んでおり、停留所名となっているカタカナの名称は沿線のマンション名そのままです。現在ベイタウン内には千葉海浜交通のほか、京成バス、平和交通、あすか交通が乗り入れ、大変きめ細かくバス路線を張り巡らせていますが、どちらかと言えば後発の千葉海浜交通はベイタウンの中心部までは乗り入れず、「白帆通り」と「メッセ大通り」にわずかに運行しているだけです。
     次の「シティズフォート(白帆通り側)」と、続く「グランエクシア」の両バス停では乗降なし。信号のない突き当たりを左折し、花見川通りに出ると「グランアクシブ」バス停があり、ここでは9名乗車。再び京葉線沿いの道へ左折すると『二回通る区間』の二回目となり、その途中にある3つのバス停には二回目で通ったときにすべて停車します。先ほど素通りした「エリスト」バス停で3名が乗車し、バスが小さく座席も少ないので、立ち客が出始めましたが、乗車があったのはここまでで、このあと白帆通り側と同じ名称の「シティズフォート」と「ファーストウィング」の両バス停では乗降はなく通過となりました。
     
     市販もしくは千葉県バス協会で配布している「千葉県内乗合バス・ルートあんない」によれば、この先のルートは「マリンスタジアム線」と同じ道を通るように図示されていますが、実際にはそれは誤りで、当線は突き当たりまで進んで、京成・平和交通の路線が通る公園大通りへ右折。「県立幕張高校入口」バス停手前の交差点を左折して、再び「マリンスタジアム線」と同じ道となります。以前は「カルフール」という停留所名だった「イオン幕張店」バス停で1名下車。テクノガーデン交差点で国際大通りへ左折すれば、間もなく終点の「海浜幕張駅」に到着となります。震災復旧の関係なのか、駅前広場全体がダートのようになっていました。ここまで所要時間は18分、乗客は私を含め16名ありました。
     到着後は当駅発着の「ベイタウン北循環線」運用に入りますが、少ない配車台数で頻繁運行を行なうため、客を降ろし終えると、すぐにベイタウンに向かって発車していきました。

    ※2016年2月8日より、「ベイタウン北循環線」は全運行系統が平日午前のみの運行へ減便されました。

    運行形態:B、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●千葉海浜交通 アクアリンク線 稲毛海岸駅→稲毛駅


     京葉線で2駅移動して、次に乗車したのは、「稲毛海岸駅」から千葉市美浜区新港にある「アクアリンクちば」を経由して、JR総武線の「稲毛駅」とを結ぶ「アクアリンク線」です。この路線は「稲毛駅〜こじま公園〜稲毛海岸駅〜アクアリンクちば」間で既に運行されていましたが、2011年4月6日に「アクアリンクちば〜(黒砂陸橋)〜稲毛駅」間を延長、同時にその延長区間において、同じ京成グループのちばシティバス(同社は「自動車団地線」と呼称)も参入して、二社で運行区間は異なるものの、一応共同運行という形として共通定期券も設定されました。

     乗車したのは稲毛海岸駅7時31分発の便で、これは5便設定されている「稲毛駅」行きのうちの1便目です。従来から運行されている「アクアリンクちば」行きは平日日中と土休日も運行していますが、それ以遠の区間は平日朝夕のみの運行(年末年始は運休)で、運行回数も限られています。
     乗り場は「2番乗り場」からで、2012年2月10日に開業したばかりの、ちばシティバス「プラウドシティ線:JR稲毛駅〜プラウドシティ〜稲毛海岸駅間」などと共用ですが、同線はまだ開業して日も浅いため、共用路線の前後の発車時刻を把握していなかった様子で、当便よりも4分あとの発車であるプラウドシティ線が先に据え付けてしまったため、その脇に二重に停めて乗車扱いとなりました。ここから乗車したのは私を含め3名だけで、単に稲毛駅に向かうだけなら大回りなうえ、ポールにもこの新ルートの「稲毛駅」行きの行先表示がなく、それもあってか知名度としては今ひとつといった印象です。車両は中型の日野レインボーHR・9m車で、稲毛駅までの運賃160円はPASMOにて乗車時に支払いました。
     
     発車すると、駅前ロータリーを左に出て、海浜松風通りを一区間走行します。

     そして、高浜5-1交差点で左折して、高洲・高浜の団地街の中を進み、高浜4-1交差点で海浜公園通りへ右折します。ルート的には当ブログ「千葉海浜交通編その2」で乗車した「稲毛海浜公園プール臨時急行バス」と似ていますが、それとは一本となりの道を通っています。
     当便の直前を走っていた「高浜車庫」行きのバスは左に曲がって車庫へ入っていき、当便も同バス停に停車し、念のためドアを開けましたが、乗降なし。車庫出入口の先にもうひとつバス停がありますが、それは「高浜線」の「海浜公園入口」バス停で、海浜公園の利用者に分かりやすくするために停留所名を分けてあるもので、実際には「高浜車庫」バス停と同一地点のため、当線ではそこには停車しません。

     それを過ぎると、すぐに海浜大通りとぶつかる公園プール入口交差点で、これを左折。バス停間の距離が少し開いて、次が「アクアリンクちば」となります。その途中には「千葉市中央卸売市場」があり、現在も千葉駅北口から小湊バスが運行を続けている「新港中央市場」とはここのことを指しています。
     
     黒砂水路を跨ぐ海浜橋で海浜大通りはここまでで、バスは交差点を斜め右方向に進路を取りますが、目の前には東京湾が広がっており、沖を航行する貨物船を見ることができます。千葉海浜交通の沿線で海が最も近づいているのは、このあたりだけではないかと思いますが、そんな眺めもすぐに堤防が遮ってしまいます。

     そして、左にアイススケート場と温浴施設を備えた「アクアリンクちば」があり、その敷地内にバス停があるのですが、本来のバス停が東日本大震災での液状化現象により被災したため、現在はその復旧工事のために仮設のバス停となっており、ここで1名が下車しました。

     ここから先が新規開通区間となり、ちばシティバスも運行に加わりますが、同社の担当便では朝がアクアリンク方向、夕方が稲毛駅方向への運行のみとなっているため、それとは逆に朝の稲毛駅方向、夕方のアクアリンク方向へ営業運行を行なっているのはいずれも千葉海浜交通の担当便だけです。
     当線は現在も小湊鐵道が単独で運行している「千71・千葉駅北口〜新港中央市場」線の運行経路の一本南隣りの道を並行しているのですが、2008年3月31日までは千葉海浜交通もその路線を共同運行していたため、新港地区には3年ぶりに復活した形になりました。団地輸送が主体の千葉海浜交通のなかで、当線は工業地域の通勤路線ということで特異な存在と言えるかもしれません。
     
     沿線には運送会社や倉庫、ガスやセメントの積込場などが目立ちましたが、このあたりは「自動車団地」とも呼ばれ、特に自動車関連の事務所や工場が集中しており、千葉運輸支局(車検場)や、千葉県バス協会もこのあたりに所在しています。「新港5番」バス停で1名が降りてしまうと、車内に残ったのは私だけで、以後増えることもありませんでした。
     「新港1番」バス停を過ぎると、次が終点の「稲毛駅」となるのですが、この間かなり距離が離れており、その距離約3キロ、10分ほど無停車となります。
     黒砂水路とぶつかる千葉三菱コルト前の交差点を右折する際、稲毛駅からやってきたちばシティバスの「アクアリンクちば」行きとすれ違いましたが、それには京成バスから移籍した塗装そのままの日野ブルーリボンが使われており、それなりに乗客の姿が見えました。
     
     黒砂水路に沿って進んで、京葉線をアンダークロス。その先にいつの間にか新しい道路が完成しており、これが経由地となっている「黒砂陸橋」で、都市計画道路・新港横戸町線の一部として2010年8月28日に開通したものです。このルートの開通により、新港地区から国道16号線や京葉道路の穴川インターへ一直線に結ばれました。国道14・357号線(千葉街道)とはオーバークロス、京成千葉線とはアンダークロスすると、バスはトンネル内で側道に移り、黒砂台2丁目交差点で左折します。
     
     曲がった先の道はやや狭く、密集した住宅街となっていますが、この付近にはバス停は全く設置されておらず、もう自転車利用などが定着しているのでしょう。

     また、「黒砂」という地名から分かるように、昭和30年代半ばまでは、このあたりが陸と海の境で、稲毛の町もかつては海水浴客や潮干狩りの行楽客で大変賑わったと言われています。当時は京成千葉線の車窓からも海岸線が望め、多くの行楽客を運んでいたというのですから、あれから50年のうちに行楽地から住宅地へと大変貌してしまったのです。

     そして稲毛駅西側交差点を右折、ほどなくすれば終点の「稲毛駅」に到着となります。所要時間は26分、結局乗客は私だけでしたが、折返しの「稲毛海岸駅」行きには座席がほぼ埋まるほどの乗車率で発車していき、稲毛駅側から新港への通勤ルートとしては徐々に定着しつつあるようです。


    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●千葉海浜交通 高浜線 稲毛駅→磯辺高校


     「稲毛駅」から京葉線「稲毛海岸駅」を経由して「海浜公園入口」とを結んでいるのが「高浜線」で、「稲毛駅」と「稲毛海岸駅」を結ぶルートの中では最短ルートになっているため、終日に渡って利用者が多く、朝6時台から深夜0時台まで68便(稲毛駅発・平日基準)運行されている路線ですが、平日の通学時間帯には「磯辺高校」へ向かう便がわずかに設定されており、今回はその便に乗車しました。

     平日の7〜8時台に連続する5便がすべて「磯辺高校」行きとなっており、乗車したのはその日の最後の便となる8時08分発です。発車時刻の3分前に中型ロングの日野レインボーHRがやってきて、私を含め約30名の乗車がありましたが、駅間を結ぶ最短経路の路線ということもあり、客層的には高校生だけではなく、一般の通勤客も半数程度を占めていました。運賃は「高浜南団地・海浜公園入口」までなら160円なのですが、「磯辺高校」まで乗車する場合は170円になります。運賃箱の設定はあらかじめ160円になっているため、終点まで乗る場合は支払い時に行き先を申告する必要があります。
     
     発車すると、途中「高洲入口」バス停までは稲毛駅発着の海浜バス各系統(アクアリンク線を除く)と同じ経路を辿り、駅を背にしてそのまままっすぐ進みます。次の「京成稲毛駅入口」バス停で1名乗車がありました。

     そして、稲毛陸橋で国道14・357号線(千葉街道)を跨ぐとともに、長い坂を下るのですが、先述の通り、もともとの陸地はここまでで、その先は昭和30年代に海を埋め立てた住宅地になります。
     高洲1-12交差点でこじま公園通りへ右折しますが、通勤時間帯からは外れつつあるため、途中からの乗車はありませんでした。
     
     続いて、市民プール前交差点で海浜松風通りへ左折。稲毛海岸駅交差点を左折して「稲毛海岸駅」に到着。ここで約15名が降り、一方で9名の乗車がありましたが、いずれも高校生で車内の大半が高校生になりました。

     再び海浜松風通りを進み、前述の「アクアリンク線」では高浜5-1交差点を左に折れていきましたが、当便はさらに直進。「高浜北団地」バス停で2名下車と1名の乗車がありました。続いて「稲浜ショップ」バス停で2名、「高浜南団地」バス停で1名がそれぞれ降りてしまうと、いよいよ私以外は高校生ばかり・・・・と思っていましたが、そんなこともなくわずかに通勤者らしき乗客も残っていました。磯辺高校の周辺には「自動車事故療護センター」や、少し先には「海浜病院」があるため、それらの通勤目的の方々でしょうか。

     「高浜南団地」バス停を過ぎると、管理事務所入口交差点で海浜大通りとぶつかり、当線のほとんどの便はここを左折して「海浜公園入口」を目指しますが、「磯辺高校」行きの場合は右折して、ここから終点までの一区間が「磯辺高校」行きの単独区間になっています。わずかの距離ですが、限られた便数しかなく、乗りつぶし的には外せない区間です。

     海浜大通りには、これ以外にも「QVCマリンフィールド→稲毛駅」間の臨時急行バスが通ることになっていますが、野球開催時であっても観客数などにより必ずしも運行されるわけではないようなので、実際にはなかなか乗車できる機会はなさそうです。
     そして、磯浜大橋で草野水路を渡り、ヨットハーバー交差点でマリーナストリートへ右折。100mほど入ったところが終点の「磯辺高校」となります。ここまでの所要時間は15分、乗客は私を含め約20名あり、そのほとんどは道路の反対側にある高校へと向かっていきましたが、バスも客を降ろし終えると回送となり去っていきました。
     なお、下校時にも「稲毛駅」方向の便が平日のみ4便設定されていますが、夏休みの期間は2便となります。もしそれ以外の時間帯にバスを利用する場合は、「高洲東線」を利用するか、徒歩で海浜松風通りに出て、並行する他系統を利用することになるようです。


    運行形態:E、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆

     

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