2012.02.21 Tuesday

路線バス乗りつぶし 箱根登山バス編 その7

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    ●箱根登山バス 栢山駅→コロナワールド

     
     小田急線の「栢山駅」から、小田原市前川の巡礼街道沿いにある娯楽施設「コロナワールド」とを結ぶ路線があります。当線は2011年3月1日に運行を始めたまだ新しいルートですが、今のところ一日の運行回数は2.5往復(栢山方向が3便)で、曜日にかかわらず同じダイヤで運行されています。

     今回乗車したのは平日の栢山駅10時45分発の便で、2便あるうちの2便目、まだ昼前の早い時間帯ですが、コロナワールド方向の便はこれが「終便」です。乗り場は当ブログ「富士急行編その1」で乗車した「栢98・栢山駅→大井高校」線と同じ東口駅前広場からで、今でも2社のポールが並んでいますが、2012年に入ってから富士急湘南バスで路線の改廃が行なわれたため、同駅を発車する富士急バスは「栢98」系統の平日朝の片方向2便だけとなりました。
     
     発車時刻が近づき、私以外に2名の乗客もバスの到着を待っていましたが、結局やってきたのは発車時刻になってからで、中型の日野レインボーHR・9m車が回送されてきました。わずかの乗客を乗せてすぐに発車となります。
     
     ルートは途中「飯田岡入口」まで同社の「小田原駅〜栢山駅」線と同じで、県道・怒田開成小田原線を小田原市街方向に進みます。次のバス停が「東栢山」ですが、このバス停は道路が用水路に沿っていて、ポールを立てる余地がないため、実際のバスの停車位置から用水路をはさんだ場所にポールが立てられていました。

     そして「尊徳記念館前」バス停で1名乗車。車内の客層は私以外は女性の方々でした。
     堀之内交差点で当ブログ「箱根登山バス編その4」で乗車した「小田原駅→富水駅入口→関本」線のルートが重なり「飯田岡入口」まで並行、当便はその逆方向へ進みます。
     また、同じ堀之内交差点を左に向かう道は県道・沼田国府津線ですが、当便はそこでは曲がらずに、その先の「飯田岡入口」バス停手前の交差点を左折して、県道・沼田国府津線(新道)を経由します。途中の「中曽根」バス停でも1名乗車がありました。
     特に交差点名は付いてませんでしたが、まだ開通して日も浅い県道・沼田国府津線(新道)へ曲がり、当線の単独区間に入ります。「飯田岡入口」バス停で2名、2011年6月1日に増設されたバス停「小田原アリーナ前」でも5名の乗車があり、限られた運行回数ですが、着実に利用者を増やしていきます。
     
     そして、富士見大橋で酒匂川を渡り、富士見大橋東側交差点から国道255号線と交わる成田南交差点の間は、「富士急行編その2」で乗車した「鴨01」系統との並行区間でしたが、あいにく同系統は小田原駅発着の「小20」系統に振り替えられ廃止されてしまいました。また、その途中に「朝ドレファーミ前」というバス停がありますが、それはJAかながわ西湘が運営する農産物直売所の名称でした。

     当線は開通して一年に満たない新しい路線ですが、その後も経路変更やバス停増設が頻繁に行なわれており、以前は「成田公園前」バス停先の石神交差点から「鴨宮駅→中堀→小田原駅」線や「鴨宮駅〜西成田循環」線と同じように旧道を経由していましたが、2011年12月3日からはそのまま直進して、2011年5月に開通した新道(都市計画道路・穴部国府津線)を通るように変更されました。小田原厚木道路と交差するこの真新しい区間は、バスが通るようになってまだ2ヶ月ほどしか経っていません。

     そして、高田浄水場西側交差点で右折。曲がったあとにある「南原」バス停は2012年2月11日に新設されたもので、その右側には2011年11月にオープンしたショッピングモール「ロピアモール」があり、ここへの利便をはかったものと思われます。

     この先は工場跡地に次々と造られた大型商業施設の集まる地域に入ります。
     高田入口交差点を右折して、「鴨宮駅〜矢作〜国府津駅」線などと同じ道を進み、「川東タウンセンター入口」交差点を左折すれば、大型複合商業施設「ダイナシティ」があり、バスはロビンソン百貨店が入る「ダイナシティ・ウエスト」の敷地に乗り入れ、場内通路の中に「ダイナシティ」バス停があります。
     
     ここで私以外の10名がバスを降りてしまいましたが、当線のダイヤ設定を見ても、ここへの買い物客の利用を当て込んだものと見られ、その目論見はそれなりに当たっているようです。

     3分ほど時間調整を行ないましたが、乗車はなく再び発車。場内通路を通り、高田入口交差点まで同じ経路で戻りますが、重複経路上の2つのバス停は通過扱いで、次の停車バス停は「小田原東郵便局前」で、イトーヨーカドーが入る「ダイナシティ・イースト」の最寄バス停です。
     打越跨線橋入口交差点で前回ブログでも通った巡礼街道へ左折し、すぐに「食品センター」バス停がありますが、当線ではそこには停まらずに貨物駅入口交差点で右折して、コロナワールドの場内通路に入ります。
     
     交差点名の通り、もともとは西湘貨物駅の出入り通路でしたが、駅業務の縮小により、その敷地の一部を活用してできたのが、複合型娯楽施設「小田原コロナワールド」です。中に入っていくと、今でも貨物上屋が残っており、貨物駅現役当時の面影が色濃く残っていますが、その先に大きな建物が建っており、日帰り温泉、ボウリング、パチンコ、カラオケ、ネットカフェ、シネコン・・・・・・これらが楽しめる「コロナワールド」に到着となります。ここまでの所要時間は32分、運賃は410円で、ここまで乗り通したのは私だけでした。


    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●箱根登山バス 小田原駅→城東車庫前


     小田原駅から箱根登山バス小田原営業所のある「城東車庫前」までを結ぶ路線には、最も高頻度に運行しているのが「小田原駅〜芦子橋〜城東車庫前」線ですが、そのほかにも国道1号線を経由する「小田原駅〜山王〜城東車庫前」線と、井細田旧道を経由する「小田原駅〜東原〜城東車庫前」線があり、今回乗車したのは3つめの「井細田旧道」経由便です。「芦子橋」経由は小田原駅発着路線の出入庫とともに、沿線住宅地から小田原駅とを結ぶ通勤・生活路線となっており、毎時3〜5便の運行頻度となっていますが、一方の「井細田旧道」経由便は、平日朝の「小田原駅→城東車庫前」と、夕方反対方向の「東原→小田原駅」がそれぞれ1便が運行されるだけとなっており、私が所有するバス路線図で最も古い1984年発行の「神奈川県バスルートマップ」(編集:神奈川県バス協会)を見ても、このルートは当時から1回しか運行されてなかったようです。

     乗り場は当ブログ「箱根登山バス編その4」で乗車した「小田原駅→富水駅入口→関本」線と同じく「1番乗り場」からで、「芦子橋経由・城東車庫前」行きも使用しており、時刻表に白ヌキで示された「7時52分」発の1便が「井細田旧道経由・城東車庫前」行きです。ちょうど通勤時間帯にあたり、当便の2分前に通勤直行便の「カネボウ小田原工場」行きが多数の乗客を乗せて出ていったばかりですが、続く当便にも17名の乗車がありました。車両は中型のいすゞエルガミオ・ノンステップ車でした。
     
     定刻通り小田原駅をあとにすると、途中「井細田中央」までは「小田原駅→関本」線や、新松田駅とを結んでいる富士急湘南バスと同じ経路です。例のごとく、神奈中バスのマイナーバス停「小田原町」バス停の脇を通りすぎ、銀座通り交差点から一方通行路となっている国道255号線へ左折。このあたりでは特に乗降もなく、ただ坦々と進んでいきます。

     そして、連続する郵便局前交差点を右、広小路交差点を左へとクランク状に曲がって、上下のルートが合流。東海道線と新幹線の架道橋をくぐって、寺町交差点で右折すると経由地名となっている「井細田旧道」に入ります。

     最初に降車があったのは「富士フイルム小田原工場前」バス停で、ここで3名。バス停のすぐ右手に同工場があり、そこへの通勤者の方々と思われます。

     「井細田中央」バス停では乗降がなく、すぐ先の同名の交差点で右へ鋭角に曲がり、ここから「カネボウ前」バス停のある寿町五丁目交差点までが当系統の単独区間となっており、その途中の「東原」バス停が唯一の単独バス停となっています。位置的には「富士フイルム小田原工場前」バス停から同工場を挟んだ反対側にあたり、こちらにも工場出入口があります。
     ちなみに平日夕方に運行される小田原駅方向の便は、この「東原」バス停から営業となるため、このマイナールートを完乗するには朝の城東車庫前行きに乗らないと「東原〜カネボウ前」間が乗り残しになってしまいます。

     周囲は工場地帯で車窓風景はいたってドライな印象で、新幹線・東海道線の線路をくぐり、寿町五丁目交差点で芦子橋経由のルートが合流すれば、1便しか通らないマイナー区間もあっという間に終わってしまいます。合流後最初のバス停「カネボウ前」で5名下車があり、ちょうど目の前に割り込んだ芦子橋経由の便でも多数の下車客があったので、朝方の利用者の多くは通勤専用便も設定されている「カネボウ小田原工場」への通勤利用が目的のようです。

     あとは前回の当ブログでもやってきた小田原大橋交番前交差点を通過し、そのまままっすぐ進めば、終点の「城東車庫前」に到着となります。所要時間は15分、運賃は芦子橋経由と同額の200円(後払い)、私を含め8名の乗客が残っていました。

    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●箱根登山バス 小田原駅→飯泉入口循環→小田原駅


     次に乗車したのは、通年運行の系統の中でも、年間の運行日数では最も少ないものとなる、「土曜のみ1便」という「飯泉入口循環」線です。当系統は小田原駅(東口)を毎週土曜日の朝、7時50分に出る1便のみの設定ですが、もしその土曜日が祝祭日や年末年始などに重なった場合は、通例だと休日ダイヤが適用されてしまう一方で、土曜ダイヤが他の曜日のダイヤから変更適用されるケースはほとんどないため、実際の年間通しての運行回数はカレンダー上の土曜の日数よりも少ないことになり、同社の定期運行のバス路線の中では最も乗車難易度が高いものと言えます。

     今回乗車したのは、盆でも正月でもないごく普通の土曜日で、通常では週1便しか運行のない「飯泉入口循環」線は、小田原駅東口ターミナルの「1番乗り場」から。過去このブログでも平日各1便しかない「関本」行きや、前述の「井細田旧道経由・城東車庫前」行き、「いこいの森」行きでも利用した乗り場です。ポールにはそれらの行先案内が表示されていますが、週1便しかない「飯泉入口循環」は時刻表のみでの表示で、土曜日の「栢山駅」行きの欄に紛れています。また運賃表も省略されていました。

     発車時刻の5分ほど前に中型の三菱エアロミディ・ワンステップ車が入ってきましたが、平日と違って利用者は少なく、発車時刻までに乗車したのは、私を含め2名だけでした。
     
     定刻通りに発車すると、経路としては途中の「井細田中央」までは前述の「小田原駅→東原→城東車庫前」線と、その先の「飯泉入口」までは「箱根登山バス編その4」で乗車した「小田原駅→富水駅入口→関本」線と同じです。今回も栄町一丁目交差点を左折して、続く銀座通り交差点で国道255号線へ左折するのも全く同じです。
     そして、郵便局前交差点と広小路交差点で右→左とクランク状に続けて曲がり、寺町交差点でいわゆる井細田旧道へ右折します。小田原駅から乗車していたもう1名の乗客は「富士フイルム小田原工場」バス停で下車し、この日はそのあとも乗降はなく、終点まで私一人だけの状態が続きました。

     再び国道255号線とぶつかる飯泉入口交差点で当便は左折。ここからが箱根登山バスでは週1便しか通らないマイナー区間となりますが、他社便としては当ブログ「富士急行編その2」で乗車した「小18・小田原駅〜富士霊園」間の特急バスが通っています。

     箱根登山バスではこの間に「多古」「井細田」「中井細田」「池上」の4つのバス停が設けられていますが、往路の井細田旧道とは距離がそれほど離れていないうえに、西側には伊豆箱根鉄道大雄山線がすぐそばを並行していることもあり、さすがに土曜1便だけでは利用者がつくことはなく、すべて通過。このルートも迂回経路確保的な意味合いのものだと思いますが、私が所持している古いバス路線図には、かつてはこれ以外にも運行系統が通っていたようです。
     また、当便は循環路線であるため、制度上は「小田原駅→小田原駅」という一周乗車も可能(というより、小田原駅発車時点で「循環・小田原駅」行きの表示になっている)のはずですが、なぜか車内の運賃表示器では「多古」以遠の運賃表示が空欄になってしまい、そもそもそういった利用には対応していない様子でした(※同社HPの運賃検索でも検索不可となっています)。

     「井細田」バス停付近からは伊豆箱根バス「小田原フラワーガーデン・ミクニ前→井細田駅前→小田原駅」線(平日の小田原駅方向2便のみ)も加わり、小田原駅に発着する3社のバス路線が競合する区間となっていますが、どの系統も運行回数はごく限られており、いずれも免許維持的な区間になっています。そして、寺町交差点で往路の経路といったん合流します。

     往路でクランク状に曲がった広小路交差点では、復路ではそのまま直進。一方通行路の新栄通りを行きます。

     あとは大工町通り交差点を右折し、銀座通り交差点から往路の逆ルートを進み、栄町一丁目交差点を右折すれば、間もなく終点の「小田原駅」に到着となります。一周の所要時間は16分、乗客は私だけでしたが、運賃の方は結局営業所に無線連絡の上、最遠運賃となる「190円」で良い、ということになり、その金額をPASMOにて支払い、バスを降りましたが、あまりこのような利用例がない、と仰っていたので、実際には趣味人でさえほとんど利用されることのない、そんなマイナー路線だったのでした。


    運行形態:A、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★★☆


    ●箱根登山バス (臨時) 小田原駅→幕山公園


     4つ目に乗車したのは、2012年2月20日〜3月2日の平日(計10日)に、片方向1便のみ運行される「小田原駅」から「幕山公園(湯河原梅林)」へ向かう臨時直通バスです。この運行は私が情報を知る限りでは昨年、さらにそれ以前からも運行していたようですが、昨年は運行情報を知りながらもその機会を逃し、ようやく本年の運行に乗車することができました。
     
     1便しか設定のない「幕山公園」行きは、小田原駅8時40分の発車で、乗り場は一般系統の「小田原駅〜真鶴駅〜湯河原駅」線、「小田原駅〜石名坂」線、そして「ビジネス高校」通学専用便が使用している「8番乗り場」からですが、ポールには臨時便運行に関する時刻掲示等は一切なく、情報源としては同社のHPか、湯河原梅林「梅の宴」のチラシ程度でしか得られなかったので、運行に関してはかなり地味な扱いです。8時30分発のスクール便が出たあとに、乗車券を発売する女性係員の方が乗り場にやってきて、それからほどなくして大型の三菱エアロスター・ワンステップ車が回送されてきました。
     
     バスには行先表示も準備されておらず前側面ともに社名の表示だけで、音声合成による案内放送も用意されていません。また、運賃は通常系統で「小田原駅〜湯河原駅」間を利用した場合は780円かかるところ、当便ではワンコインの500円という割安な特殊運賃になっているため、専用の乗車券を係員から買い求めることになっており、PASMO・Suicaでの支払いはできず、箱根フリーパスでも乗車はできないようです(もしかしたら、小田原駅〜湯河原駅間は貸切免許による会員バスのような扱いかもしれませんが、深く追求しないことにします)。

     運行告知が限られていたので、発車時刻までに乗車したのは私を含め2名だけでした。
     この臨時便は、例年多くの観光客で混雑する湯河原梅林への交通手段となっている「湯河原駅〜幕山公園」線を観梅期間中に大増発し、これには地元湯河原営業所のほか、小田原営業所でも担当するため、その車両の送り込みを兼ねて、一部既存路線のルートを通って営業運行されるものです。平日にしか運行されない理由は、恐らく途中経路となっている国道135号線の渋滞が影響し、定時運行も儘ならないからではないかと思われます。

     発車すると、ルートのほとんどは「小田原駅〜湯河原駅」線、当ブログ「箱根登山バス編その2」で乗車した「小田原駅〜真鶴駅」線と同様に、国道1号線と国道135号線を辿っていくものです。早川口交差点で左折して、箱根方面の路線と分かれるのも通常時と同じです。
     
     この日は天候に恵まれ、早川駅から先、相模湾沿いに出ると、大変美しい海岸線が広がります。
     
     土休日には必ずと言っていいほど渋滞の発生する西湘バイパスとの合流点・石橋インターも、平日の朝方は交通量にも余裕があって大変走りやすく、車窓から見るキラキラと輝いた大海原も印象的ですが、関東ではこんな風光明媚な場所ほど「路線バス過疎地」になっていることが多いのもまた事実です。
     
     「新島」バス停を過ぎると、国道135号線は有料道路の「真鶴道路(真鶴ブルーライン)」と、無料開放になった一般国道とに分かれ、普段は路線バスは一般国道の方へ向かうので、当便も路線免許の関係で同じ経路に向かうもの・・・・・・と思っていたら、そんな予想を覆し、有料道路へ進路を取りました。このルートを通る路線バスは、かつて運行されていた「小田原駅〜熱海駅」間の特急便以来でしょうか。
     バスは料金所で回数通行券を手渡して、路線バスでは久々に通る真鶴ブルーラインへ進入します。

     こちらのルートは真鶴町内をトンネルと橋でショートカットしてしまうのですが、以前伊豆箱根バスの車窓から眺めた岩大橋を、今回は逆に橋から海岸を眺めるという、これはこれでいつもと違う景色が展開し、嬉しいサプライズでした。
     
     岩インターを過ぎると全長1565mの真鶴トンネルで真鶴半島の付け根を貫き、それを抜ければ、湯河原海水浴場の砂浜が広がり、冬場でもサーファーさんたちには寒さなど関係なく波乗りに興じられていました。
     
     右手に一般国道が並行し、ちょうど真鶴駅行きのバスと離合。吉浜橋交差点で両道路が合流します。そのあと幕山公園(梅林)入口交差点があり、当ブログ「箱根登山バス編その2」で乗車した「真鶴駅→中央二丁目→湯河原駅」線の経路を使って、当便もそのまま幕山公園へ向かうものと思っていたのですが、それも予想と異なり、そこでは曲がらずに湯河原駅入口交差点を県道・湯河原箱根仙石原線へ右折。通常の「湯河原駅」行きと同じ経路で湯河原駅へと向かいました。
     
     そして、この日は小田原駅からちょうど30分で湯河原駅に到着したのですが、実はこのバスは「湯河原駅〜幕山公園」間を、同路線の増発便である9時25分発として充当することになっていました。しかし、停車時間が長すぎることもあり、当初予定していたダイヤと、他の臨時便のダイヤと振り替え、当便は操車係の指示により、すぐに発車することになりました。もし、ここから乗車する客があった場合は乗せてからの発車となりますが、この日は乗車はなく、2名のまま再び発車となりました。
     
     ここから先は「湯河原駅〜幕山公園」線の一部となって、行先表示と音声合成による案内放送も始まり、運賃も通常設定のものとなるためPASMO・Suicaでの運賃支払いも可能になります。
     本年は寒さが厳しかったために、梅の開花が大幅に遅れており、本来、小田原駅からの臨時便が運行される時期は、最繁忙期であるはずなのですが、この日の開花状況はまだ「咲き始め」とのことで、人出としてはインターネットなどの情報が得られない高齢者の方々が、「とりあえず、出掛けてみよう・・・・」という感じでわずかに見受けられる程度でした。

     「湯河原駅〜幕山公園」間は、一般系統の増発扱いのため、直行便ではなく、途中各停留所で乗降扱い可能の「各停便」として運行されます。「城堀」バス停を過ぎて、その先を左折。湯河原町役場前を通り、中央四丁目交差点を左折して、東海道線の線路をくぐると幕山に向かってひたすら上り坂となります。

     普段運行される「湯河原駅〜幕山公園」線は、途中「森下公園前〜鍛冶屋」間を立ち寄り経路としていますが、増発時はその区間をカットし、まっすぐ幕山公園に向かいます。「森下公園前〜幕山公園」間はかつては観梅シーズンのみの季節運行区間でしたが、沿線にはそれなりに人家もあり、現在はそれ以外の期間でも一日5往復の運行があります。

     奥へ進んでいくと、道幅が徐々に狭くなるため、多客時はマイカーも増えて走りにくくなると思いますが、この日は人もまばらで、対向車もほとんどありませんでした。沿道には地元のみかん農家の人々がみかんの直売を行なっていましたが、あいにく開花の時期が大幅に狂ってしまい、何となく手持ち無沙汰の様子です。
     そして、第三駐車場内に終点の「幕山公園」バス停があり、湯河原駅から11分、小田原駅からは43分で到着となりました。
     あいにくお花見には少し早いようなので、この日私は観梅はせずに、すぐに折り返す「湯河原駅」行きで戻ることにしました。


    運行形態:A+D、路線図掲載:×、乗車難易度:★★★★(不定期運行)


    ●箱根登山バス ゆがわらお買いものバス 湯河原駅→エスポットモール


     湯河原駅に戻り、今回最後に乗車したのは、国道135号線沿いにあるショッピングモール「エスポットモール」とを結ぶ「ゆがわらお買いものバス」です。2012年2月1日に湯河原町内の買い物・通院利用を目的として、「湯河原駅〜エスポットモール」線と「鍛冶屋〜エスポットモール」線の2ルートが運行を始めました。今回は新規区間もある「湯河原駅」便を選んでみました。
     
     乗車したのは湯河原駅10時20分発の便で、これは7便設定されているうちの2便目となります。乗り場は当ブログ「伊豆箱根バス編その2」で乗車した「湯河原駅〜真鶴駅」線と同じ「5番乗り場」からです。発車時刻の5分前に中型のいすゞエルガミオ・ノンステップ車が回送され、すぐに乗車することができました。このお買いものバスには湯河原町とのタイアップにより、湯河原町マスコットキャラクター(ゆるキャラ)の「ゆがわら戦隊ゆたぽんファイブ」のうち、「ゆたぽんレッド」があしらわれたマグネット盤が貼り付けられています。ここからは私を含め4名の乗車がありました。
     

     バスは発車すると、いったんエスポットモールのある方角とは逆の奥湯河原方向に進みます。次の「明店街」バス停で1名乗車がありました。

     そして湯河原交番前交差点を左折し、「湯河原駅〜ゆずり葉団地上」線と同じ経路を進みますが、「Aコープ前」バス停を過ぎると、信号のない十字路で左折し、その先の十字路でもう一度左折すると最初の単独バス停「桜木公園」があります。

     さらに信号のある十字路を右折しますが、ここから先の区間は完全な新規区間ではなく、手持ちの「神奈川県バスルートマップ」によると、以前は「小田原駅〜湯河原駅〜熱海駅・熱海海岸」線というバスルートがここを通っていたようなので、厳密には復活です。現在「胃腸病院」という名称のバス停は、以前は単に「病院前」と呼ばれていました。沿線には建物が密集しており、確かにバス路線があっても不思議ではないような区間ですが、マイカーの普及率も高く、今のところこの付近での乗降はありませんでした。

     「土肥三丁目」バス停の先で当便は左に曲がりますが、かつての熱海行きはそのまま直進して温泉入口交差点から国道135号線に出ていました。
     そして、「土肥二丁目」バス停を過ぎると、先ほど「小田原駅〜幕山公園」線で通った県道・湯河原箱根仙石原線とクロスし、「役場下」バス停があります。ここまでの5か所のバス停が当系統の単独区間・バス停でした。

     「役場下」バス停先の交差点を右折すると、湯河原町コミュニティバスと共用の「ヤオハン前」バス停があり、ここで1名下車がありましたが、バス停のすぐ脇にあったのは「ヤオハン」ならぬイオン系の「マックスバリュ」で、これはヤオハンの経営破綻により商号変更されたもので、バス停だけが古い名称のままで残っているものですが、地元では今でもその呼び名の方が分かりやすいのでしょう。

     そして、次の交差点で右折すると「本町通り」バス停がありますが、ここは既存のバス停で、当ブログ「箱根登山バス編その2」で乗車した「真鶴駅→中央二丁目→湯河原駅」線が土休日に片方向1便だけが通っていたもので、このお買いものバスの運行開始により、晴れて毎日路線バスが停まるバス停になりました。

     国道135号線とぶつかる幕山公園(梅林)入口交差点の斜め前にあるのが相模湾をバックにしたショッピングモール「エスポットモール」で、バスはマクドナルドのドライブスルーに入るのと同じようなコース取りで場内へ進入。入ったところが終点の「エスポットモール」です。ここまでの所要時間は12分、運賃は距離が短く途中に運賃区界停留所がなかったため全線一区の160円(後払い)、乗客は私を含め4名でした。到着後は折り返しの「湯河原駅」行きとなりますが、便によっては「鍛冶屋」行きとして折り返すもの(またはその逆)もあります。また、「湯河原駅〜真鶴駅」線の「吉浜郵便局前」バス停も近いので、時間を合わせてそれにも乗り継ぐことができます。
     

    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆
     

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