2012.04.12 Thursday

路線バス乗りつぶし 都営バス編 その16

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    ●東京都交通局 波01出入 品川駅東口→東京テレポート駅前


     JR各線と京急線が乗り入れるターミナル駅「品川駅東口」から、りんかい線「東京テレポート駅」とを結んでいるのが都営バスの「波01出入」系統です。あたかも本線系統として走っていそうな区間であり、実際に2002年3月31日までは「虹02(二代目)・品川駅東口〜東京テレポート駅前」線として運行され、各種路線図等にも載っていたのですが、りんかい線大崎開業時の路線見直しによって、わずか2年で廃止されてしまいました。その後、2006年4月1日に出入庫系統として復活したものが、現在の「波01出入」系統で、運行回数は平日7往復と、土祝日(日曜日のみ全便運休)3.5往復(品川方向が4便)となっています。いずれも本線運用の送り込みのため、朝夕通勤時間帯の前後に設定されていますが、出入庫線ゆえに都営バス路線図「みんくるガイド」や、市販の「東京都内乗合バス・ルートあんない」にも載っていないマイナー路線となっています。
     
     今回乗車したのは平日の品川駅東口14時19分発の便で、7便設定されているうちの4便目、午後の出庫便では最初のものとなります。乗り場は品川インターシティ脇の「7番乗り場」からで、都営バスではこれ以外にも「田99・田町駅東口〜品川駅東口」線と、その出入庫系統となる「品川駅東口〜港南四丁目」線、さらに成田空港とを結ぶ東京空港交通のリムジンバス、平和交通が運行する大網・五井方面への深夜急行バスが共用。ポールも一本しかないため、それらの乗車案内がギッシリと書かれています。ちなみに行先表示にはJRハイウェイバス「ドリーム大阪号」も名を連ねていますが、すでに2010年10月から乗り入れを取りやめており、表示だけが放置されているようです。

     発車時刻の1分前に大型の日野ブルーリボン・ノンステップ車が担当する品川営業所から回送されてきて、すぐに乗車が始まりましたが、私が乗り場にやってきた15分前の時点ではバスを待つ人は他にいなかったものの、発車時刻までにはパラパラと集まってきて、最終的には私を含め9名の乗車がありました。
     
     発車すると、途中「海岸通り」バス停までは乗り場を共用している「田99」系統と同じ経路で、方向転換を兼ねて突き当たりを右折し、JR品川イーストビルの下をくぐった先の丁字路をまた右折。旧海岸通りと交わる港南二丁目交差点ではクランク状に進み、御楯橋で天王洲運河を渡ります。
     
     その橋を渡って、今度は東京海洋大学前交差点を左折。最初の途中バス停「御楯橋」で3名の乗車があり、出入庫便とは言うものの品川地区からお台場地区に直通する唯一の交通手段であるため、時間に合わせて利用する方々がそれなりにあるようです。このバス停の周辺も再開発によって大きく変貌した地域で、私が都営バスの乗り歩きを始めた今から35年前は、この周辺は完全な倉庫街で、休日に来ると人の姿もほとんどないような無機質な雰囲気の場所でした。今でも「浜路橋」バス停付近には運送会社の倉庫がいくつか残っていて、当時の記憶が蘇ってきます。

     突き当たりの浜路橋交差点を右折する際、真上を跨いでいるのは東海道新幹線大井車両基地への回送線で、その隣りには現在休止線となっている東海道貨物線が並行しています。
     五色橋交差点で首都高速羽田線が上を並行する海岸通りへ左折。曲がってすぐの「港南三丁目」バス停で2名がバスを降りていきました。
     続いて高浜西運河を渡り、「五色橋」バス停で1名下車。このあと車内に残っていた乗客はすべてお台場地区までの乗車でした。

     この「波01出入」系統は、つい先日の2012年4月2日の運行から一部経路が変更になっており、それまでは「田99」系統の田町方向とともに港栄橋交差点を右折して、「海岸通り裏」バス停を経由してレインボーブリッジに向かっていたものを、当ブログ「都営バス編その3」で乗車した「虹01出入」系統と同様にそのまま海岸通りを直進し、潮路橋交差点を右折するものになりました。確かに以前、並行する「田99」系統に乗車したとき、その途中で渋滞に遭遇したことがあり、それを避ける意図で変更したものでしょうか。この経路変更により、従来は「虹01出入」系統でしか停まらなかった「海岸通り(浜松町方向)」バス停にも「波01出入」系統が停まることになりましたが、いずれも路線図非掲載の運行系統であり、路線図上ではこのバス停は「田99」系統の品川方向にしか存在しないことになっています。ちなみにこのバス停の真後ろにそびえている高層マンション群が「芝浦アイランド」で、もともと交通局・芝浦車両工場があった場所です。そのたもとにある乗船場からはお台場・豊洲とを結ぶ「アーバンランチ」という乗合コミューター船が出ており、このバスを乗り終えたあと、船に乗って戻ってくるという楽しみ方もあります。

     そして首都高速芝浦ランプの脇を過ぎ、潮路橋交差点で右折しますが、ここでは右折のための車列が延び、交差点通過に少し時間を要してしまいました。

     続いて、旧経路とも合流し、芝浦埠頭の倉庫街の突き当たりを臨港道路へ右折。すぐに高い位置を通るレインボーブリッジへと上るため、ループ状のスロープ部分を時計回りに進みます。
     
     レインボーブリッジを渡る区間は、当ブログ「都営バス編その11」で乗車した臨時急行「国展03」系統や、定期路線の「虹01」系統と同じですが、そのときご紹介できなかった車窓からの眺めは下の画像のような感じで、都営バス路線のなかでも屈指の絶景ポイントです。
     
     東京港を跨ぎ、首都高速台場線の台場出口と臨海副都心交差点で合流し、「国展03」系統ではそのままアンダーパスをくぐっていきましたが、「波01出入」系統と「虹01」系統はともに台場・東八潮・青海地区を経由するため、左車線へ進路変更。レインボー入口交差点で右折し、お台場地区へと入っていきます。このあとは門前仲町からやってくる「海01」系統と同じルートです。台場地区最初のバス停「お台場海浜公園駅前」で4名が下車。続く「台場二丁目」バス停でも2名が降りていきました。
     そして、その先の台場交差点を左折すれば終点の「東京テレポート駅前」もすぐそこで、土休日のみ運行の「都05」系統であればその最短ルートを使って同駅に向かいますが、当便の場合は出入庫系統であるにもかかわらず、ルートをショートカットせずに台場・東八潮・青海地区へ大回りするのが特徴です。先述のように、品川からお台場地区を直接結ぶ路線なので、一定の利用が見込まれそうですが、それでも路線図に載らないマイナー路線の扱いになっているのは、出入庫系統は本線運行のいわば副産物的なものであり、本線系統がダイヤを変更すれば、そのつど出入庫便の変更も余儀なくされるケースが多く、必要以上に利用者が定着してしまうことを避けているからではないでしょうか。

     球体展望台で有名な「フジテレビ前」バス停では乗降なく通過。ちょうど広場内には水陸両用バスが多くの人を乗せて停まっていましたが、どうやら招待イベントのようです。


     
     左にカーブを曲がって、今はリニューアル準備の名目で長期休館となってしまった船の科学館前を通過。以前、当ブログ「京急バス編その3」のときにはまだ公開されていた元青函連絡船「羊蹄丸」は、結局研究団体に譲渡されたため、つい先日愛媛の新居浜港に運ばれてしまい、このあたりはすっかり寂しい雰囲気になってしまいました。
     「東京港湾合同庁舎前」バス停で1名がバスを降りてしまうと、車内に残ったのは私だけになっていました。
     そして、さらにその先で左に大きくカーブしますが、その真正面にある和風の建造物が温浴レクリエーション施設の「大江戸温泉物語」です。

     テレコムセンター前交差点を左折すると、この青海地区には海上コンテナのターミナルがあるため、この日は積込み待ちの海コントレーラーが中央車線側で大行列となっていましたが、毎日通っている人たちには暗黙のルールがあるのか、バスは特に進路を塞がれることもなく通ることができました。

     そして出会い橋をくぐり、テレポート駅前交差点を右折すれば、間もなく終点の「東京テレポート駅前」に到着となります。ここまでの所要時間は37分、運賃は都区内均一の200円でした。到着後は本線系統の「波01・東京テレポート駅〜中央防波堤」線の運用に入るだけでなく、青海地区の送迎バスの運用に入るものとがあるそうですが、回送となって駅を去っていったバスは果たしてどこへ向かったのでしょうか。


    運行形態:B、路線図掲載:×、乗車難易度:★★☆☆


    ●東京都交通局 錦13折返 豊洲駅前→東陽町駅前


     都営バスの「錦13」系統はJR総武線・東京メトロ半蔵門線の「錦糸町駅前」から「晴海埠頭」を結ぶ「甲」系統と、「辰巳団地」を経由して「深川車庫前」とを結ぶ「乙」系統とがありますが、2012年4月2日より、東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲駅前」から東京メトロ東西線の「東陽町駅前」とを結ぶ「錦13折返」系統というものが平日朝夕7往復の運行を開始しました。この新系統は運行回数が少なく、一部に独自の新規区間があるため、早速乗車してみることにしました。

     今回乗車したのは豊洲駅前16時41分発の便で、7便設定されているうちの6便目。まだ明るい時間帯ですが、東陽町駅からやってきた大型のいすゞエルガ・ノンステップ・CNG車には早くも「終前」を示す緑色の枠が行先表示に付いていました。乗り場は豊洲駅前交通広場内の「3番乗り場」からで、当系統のほか、早朝のみ運行の「都05出入・東京駅丸の内南口」行きが使用しているだけです。発車時刻までに乗車したのは私を含め2名だけ。本来豊洲駅からは「錦13甲」系統の本線系統もあり、途中「塩浜東」まで並行していますが、本線と折返系統とでは、乗り場が晴海通りを挟んでかなり離れていて、発車後も次の「豊洲四丁目」バス停までの経路が異なるため、本線系統が停車する9番乗り場を通ることができず、その利用者を拾えない点でやや不利な状況にありますが、ららぽーとへの買い物客には便利なものかもしれません。
     
     発車すると、交通広場は晴海通りを晴海方向にしか出られないため、バスはいったん東陽町とは逆の方角に進み、ららぽーと豊洲前の交差点で右折。かつての東京都港湾局専用線跡地を活用した道路に入り、スーパービバホーム豊洲店手前の十字路を右折。さらにその先の突き当たりを左折することによって、本来目指すべき東陽町方向に向きが変わります。
     
     また、ここから「塩浜東」までが先述の「錦13甲」本線系統との並走区間となります。本線合流後、最初のバス停となるスーパービバホーム真ん前の「豊洲四丁目」で6名の乗車がありましたが、この日は乗車があったのはここまでで、朝夕のみの運行とはいっても、特に夕方の便に関しては決して通勤向けというわけでもなさそうで、実際のところ、どういった客層を当て込んだものなのか不明確な面もあります。当便の時間帯もまだ会社から帰宅するようなタイミングでもないため、利用者が増えるとしてももう一時間あとの「終車」ではないかと思います。
     朝凪橋で豊洲運河を渡り、その先の枝川一丁目交差点を右折。豊洲の高層マンション群からは離れ、今でも現役の銭湯が残る下町的な街並みに変わります。

     そして、唯一途中降車があったのは「枝川二丁目」バス停で、あとは全員が終点まで乗車。首都高速深川線が真上を並行する三ツ目通りへ左折し、「深川車庫前」からの「錦13乙」系統のルートとも合流します。汐枝橋で汐見運河を渡りますが、かつてはこの橋の先に東京都港湾局専用線の踏切があり、その線路は晴海から豊洲を経て越中島(貨物)駅へと到達していました。現在もこの道路の右手には線路の残る廃線跡があり、それはバスの車窓からも確認できます。現在はこの地下をJR京葉線が通っています。

    ↓専用線の踏切があった地点

     塩浜二丁目交差点で右折して「業10・とうきょうスカイツリー駅前〜新橋」線のルートと分かれ、以前は「中央自動車学校裏」と呼ばれていた「塩浜東」バス停で、「錦13甲・乙」系統ともルートが分かれ、「折返」系統の新規単独区間となります。
     
     道路の右側には多数の東西線車両が並んでいますが、ここが東京メトロ深川検車区で、その途中に新規区間唯一の途中バス停「深川八中南」があります。

     そして、特に交差点名のない丁字交差点で左折して、東陽橋で汐浜運河を渡ると、街並みには活気が出てきて、永代通りとぶつかる東陽町駅前交差点を左折すれば、終点の「東陽町駅前」に到着。ここまでの所要時間は20分、運賃は都区内均一の200円で、私を含め7名の乗車がありました。
     今まで「錦13」本線系統の場合、この東陽町駅から最も近い停留所は「東陽三丁目」でしたが、この新路線の開通により、豊洲駅と東陽町駅とが直接結ばれることになりました。バス路線開設の理由として、将来建設が計画されている地下鉄8号線(現・有楽町線)の住吉延長線の建設促進という説もあるようですが、今後も江東区内では宅地化のさらなる進展で人口の増加も見込まれているため、このバスルートが定着することによって、その動きも加速していくかもしれません。


    運行形態:C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●東京都交通局 反90 五反田駅前→三田駅前


     JR山手線・東急池上線・都営浅草線が乗り入れる「五反田駅前」から、都営浅草・三田線との接続駅「三田駅前」とを結ぶ路線が「反90」系統です。現在は全線で11か所しか停留所がない比較的短い路線ですが、歴史的には1951年に東急バスとの相互乗り入れ路線として開設された「112・東京駅八重洲口〜久が原」線にまで遡ります。その後幾多の変遷を経て、現在のルートになりましたが、近年になってから港区コミュニティバス「ちぃばす・高輪ルート」(運行受託:フジエクスプレス)の開設によって、徐々にその立場を追われ、つい先日の2012年4月1日のダイヤ改正では、日中を含め一日15往復運行していたものが、朝夕のみ8往復へと大幅に減便。とうとうこのブログでもマイナー路線としてご紹介することになりました。

    ↓3/31までの時刻表(左)と、大幅に減便された4/1以降の時刻表
     
     乗車したのはダイヤ改正からまだ日も浅い、とある平日で、五反田駅前15時40分発の便は8便中の5便目。午後に運行される最初の便となります。乗り場は五反田駅東口ロータリーの「5番乗り場」からで、当ブログ「都営バス編その2」で乗車した「反94・五反田駅前〜赤羽橋駅前」線と共用。両系統ともに現在は朝夕のみ7〜8往復ほどしか走らない都心のローカル線となってしまいました。
     午後最初の便であったため、発車時刻の10分ほど前に担当する港南支所から中型ロングの日野レインボーHRが回送されてきましたが、乗り場に据え付けられたのは2分ほど前になってからです。私が乗り場にやってきた時点ですでに2名の方がバス停のベンチに腰かけておられたのですが、いずれも当便の乗客ではなく、ただの待ち合わせの方々でした。しかし、私が乗り込んだあとにパラパラと乗客が集まり、発車までに総勢5名が乗車しました。
     
     発車すると、まず目の前を通る国道1号線(桜田通り)へ右折。片側3〜4車線の大変広い道で、すぐに下大崎坂を上ります。ちょうどこの道路の真下を都営浅草線が通っているのですが、この「反90」系統はそのルートともほぼ並行しています。起点から終点まで乗り通す人は、階段の昇り降りを嫌う高齢者か、趣味人の方々くらいのものかもしれませんが、周辺の地形にはそれなりに高低差があり、バスにはバスなりの存在意義がありました。

     五反田駅を出て最初のバス停が「高輪台駅前」で、早速ここで1名下車。この間は停留所間の距離が長く、バスに乗っても地下鉄に乗ってもどちらも一区間ですが、バスは運行回数が少ないうえに、運賃も30円高いので、あえてバスを利用されるのはそのどちらもが自在に乗ることができるシルバーパスの方々です。
     ここから先は港区となり、高輪台交差点で当便は右折。「反94」系統のルートと分かれます。
     道幅は一気に狭くなり、真正面に衆議院高輪議員宿舎がある高輪三丁目交差点で、二本榎通りへ左折し、都営バス「品93・目黒駅前〜品川駅前〜大井競馬場」線と、「品97・品川駅前〜新宿駅西口」線の品川方向(この周辺ではループ状経路となっている)が並走。また、当線を追い込んでいった「ちぃばす・高輪ルート」も並走し、バス停もほぼ同じところに停車します。
     
     そして、「高輪警察署前」バス停で親子連れが1組乗車。他にも数名バスを待つ人々がいましたが、いずれも目黒駅方面の利用者のようです。

     沿線は密集した住宅街・・・・・・「高輪」「三田」と言えば、今では外車や黒塗りのクルマがお似合いの大豪邸や高級マンションが建ち並ぶハイソな街並みというイメージですが、江戸時代の古地図で見ると、多くの寺院が集まる寺町でもあります。古くからの民家や商店も残っていて、山の手の雰囲気と下町の雰囲気を併せ持つという、一種独特な沿線風景と言えます。バス停脇に都営住宅がある「高輪二丁目」バス停で2名がバスを降りていきました。

     交差点名に旧町名が残る伊皿子交差点で「品97」系統のルートが分かれ、この先は都営バスでは「反90」系統の単独区間ですが、「ちぃばす」は相変わらず並走。「ちぃばす」には東京都発行のシルバーパスでは利用できませんが、代わりに港区では高齢者などに無料乗車証を発行しているため、結果として高齢者はどちらのバスでも自在に利用することができるわけですが、それ以外の利用者であっても、都営バスが運賃200円のところ、「ちぃばす」なら100円という半額で乗車でき、運行回数についても「ちぃばす」が圧倒的に優位であるため、もはやこのあたりまで来ると都営バスを目的とした利用者はほとんどなく、かなり苦しい状況に置かれているものと思いますが、今回運行回数を大幅に削減したことで、今後利用者がさらに逸走してしまうことが懸念されます。
     

     急な聖坂を下り、三田三丁目交差点で都道・白山祝田田町線を横切るとき、東京タワーがそびえ立っているのがちらりと見えますが、このアングルは映画「ALWAYS三丁目の夕日」に登場するワンシーンとほぼ同じで、実際に昭和30年代の港区界隈がモデルとなっていました。当時この眺めは日本の高度成長期を象徴する情景だったのではないでしょうか。

     そして、歩行者が行き交うオフィス街の裏道を抜け、田町駅西口交差点で国道15号線(第一京浜)へ左折。その道路上の「田町駅前」バス停で2名がバスを降りてしまうと、私以外に乗客はいなくなってしまいました。実際に「反90」系統はここまでの区間がメインの営業区間で、路線の末端部分は方向転換のついでに営業を行なっているようなものです。

     日比谷通りと分かれる芝5丁目交差点からループ状の経路となっており、当便はいったん直進。ループ区間の途中にある「東京港口」バス停で2名の乗車がありました。本来はここは単なる途中バス停でしたが、このあとの終点「三田駅前」には、現在はちぃばすがバス停を共用するようになり、時間調整のための長時間停車が困難になったため、今は他系統が使用しない「東京港口」で時間調整を行なっているそうで、ここでも何となく都バスが追い出されてしまった形になっています。ちなみに「東京港口」という停留所名は、この地に都電が通っていた時代から使われている名称で、短い国道として知られる国道130号線(旧海岸通り)を突き当たりまで進むと、日の出桟橋があります。

     5分ほど停車した後、再び発車となり、芝4丁目交差点を左折。オフィス街となっているこの区間は、かつて「虹02(一代目)・東京駅丸の内南口〜レインボーブリッジ」線という急行バスが通っていました。

     続いて、芝3丁目交差点で日比谷通りへ左折。第一京浜とぶつかる芝5丁目交差点の直前、独特な形をしたNEC本社ビルが目を引く、「三田駅前」に到着となります。ここまでの所要時間は30分でした。末端区間はループ状の経路となっているため、循環路線の扱いになっており、引き続き五反田方面へ乗車することも可能で、東京港口で乗られたお二人はそのまま五反田方面に向かわれましたが、今回は循環経路が小さく、運行系統上は終点となっているこの「三田駅前」で私は下車することにしました。

    ※「反90」系統は、2015年3月31日限りで廃止となりました。

    ※当系統ははとバス管理委託路線です。

    運行形態:A+C、路線図掲載:◯、乗車難易度:★★☆☆


    ●東京都交通局 劇05 国立劇場→新宿駅西口


     当ブログ「都営バス編その12」と「その14」で、国立劇場からJR線各駅とを結ぶ「劇場バス」に乗車していますが、今回は4ルートあるうちの3つめ、「新宿駅西口」行きの「劇05」系統に乗車しました。
     この日も大歌舞伎終演後に4方面に5台のバスが配車されていましたが、すでに場内から観客が出てきて、各バスともにぎっしりと乗客が乗り込んでいました。乗車した「劇05」系統は2台運行で、1台目は早稲田営業所の担当。2台目が渋谷営業所の担当で、私が乗車したのは2台目の日野ブルーリボン・ノンステップ車でした。

     劇場バスの客層は全般的に高齢者が多いという印象でしたが、有名な若手役者さんが出演する大舞台では若い女性ファンの姿も多く見られ、今回は車内の平均年齢も幾分「若め」でした。運賃は一般系統同様の都区内均一200円、定期券類や一日乗車券でも乗車可能ですが、毎回乗車時に見られるのは「このバスは運賃が必要なのか?」というやり取り。やはりこの手の催事輸送は無料送迎と思われてしまうのでしょうか。

     発車すると、国立劇場前交差点を国道20号線(内堀通り)へ左折。途中「四谷二丁目」(津之守坂入口交差点)までは「宿75・新宿駅西口〜東京女子医大〜三宅坂」線と同じ経路です。お堀端に咲き誇るサクラを眺めながら、半蔵門交差点で左折します。国道20号線としては道なりですが、道路名称は新宿通りとなります。途中区間は並行する一般系統と同じバス停に停車(但し降車専用)することになっていますが、「半蔵門」「麹町二丁目」と「麹町五丁目」の3か所だけは通過扱いとなっています。

     最初に停車するバス停が東京メトロ有楽町線と接続する「麹町四丁目」ですが、降車はなく通過となりました。
     そして次に停車するのがJR中央線と東京メトロ丸ノ内線・南北線が接続する「四谷駅前」で、上智大学前の「宿75」系統と同じバス停に停車。ここで11名がバスを降りました。

     さらに新宿通りを進んで、このあとはすべてのバス停に停車することになっていますが、この日は四谷地区各バス停での降車はなく、いずれも通過となりました。

     「四谷二丁目」を過ぎ、津之守坂入口交差点で「宿75」系統は右に分かれ、次の「四谷三丁目」バス停までは、2000年に「都03」系統が路線短縮されて以降、今は一般系統のバス路線が通らなくなった区間です。新宿通り上の「四谷三丁目」バス停も現状では「劇05」系統の降車専用バス停として使用されていますが、関東バスが運行している深夜中距離バス「銀座→三鷹駅」線も深夜の時間帯のみ使用しています(※深夜中距離バスには開設当初、都営バスも参入していましたが、現在は関東バスの単独運行です)。

     四谷三丁目交差点から終点までは「品97・新宿駅西口〜品川駅前(品川車庫)」線と共通のルートで、停車するバス停も同じです。
     四谷四丁目交差点で国道20号線は、甲州街道と道路名称を変えて(歴史上の起点は今でも日本橋です)新宿御苑トンネルに向かっていきますが、新宿通りは斜め右方向に分岐。新宿御苑最寄の「新宿二丁目」バス停で1名、次の「新宿三丁目」バス停で3名、明治通りと交差し、新宿伊勢丹脇の「新宿追分」バス停でも4名と、繁華街に入り、買い物などに立ち寄るため乗客は次々とバスを降りていきます。週末や夜には混雑する新宿通りも、この日は比較的順調に通り抜けることができました。
     

     そして、アルタ前のスクランブル交差点を過ぎて、「新宿駅東口」バス停で7名が下車。新宿大ガード東交差点で靖国通りへ左折し、JR線とアンダークロス。新宿大ガード西交差点を左折すれば、間もなく終点の「新宿駅西口」に到着となります。降車場所はバスターミナル内の3番乗り場付近でした。ここまでの所要時間は26分、25名ほどがここまでの乗車でした。普段は新宿駅には入ってくることのない渋谷営業所のバスは客を降ろし終えると、すぐさま車庫へと回送されていきました。


    運行形態:D、路線図掲載:×、乗車難易度:★★★★(不定期運行)
     

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